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根性とは? 根性がある人の特徴と身に着けるコツ

高見綾(心理カウンセラー)

根性のある人の特徴

上述したように「根性」も時には必要だといえます。そこで、根性がある人とはどんな人なのか、具体的な特徴を見ていきましょう。

根性がある人の性格

(1)責任感が強い

根性がある人は責任感が強く、自分が引き受けた仕事は最後までやり抜く強い意志を持っています。そして、言っていることとやっていることに一貫性があるため、周りの人からも信頼されます。

反対に根性がない人は、他人事のような意識を持っていることが多く、任されたことでも嫌になれば途中で放り出してしまうことも。

(2)努力家

根性がある人は、何事も一生懸命に取り組みます。自分のできることは自分でやろうと考えているので、うまくいくようになるための努力を惜しみません。

根性がない人は、嫌だなと思ったり傷ついたりしてしまうと、意欲が低下して頑張ることを止めてしまうことが多いです。

(3)忍耐力がある

根性がある人も失敗すればもちろん落ち込みますが、それでも立ち上がることができるのが特徴です。すぐに成果が出なくても、腐ることなく、前向きにやり続けます。

根性がない人はうまくいかないと、すぐに諦めたり逃げたりする癖があります。

(4)負けず嫌い

勝気で「やればできる」と思っているので、誰かに負けると悔しがります。とはいえ、その悔しさはあまり表に出さないことが多いかもしれません。悔しさを内に秘めて、「次こそは」と頑張ろうとします。

一方根性がない人は、最初から競争する気がないことも多く、本気で頑張ったのにできないと傷つくので、それならば最初から本気で取り組まないというスタンスを取る人が少なくありません。

根性がある人の言動

(1)言い訳をしない

根性がある人は、失敗したりうまくできなかったりした時に余計な言い訳をしません。「私の努力が足りなかった」と認めて、同じことを繰り返さないように粛々と努力します。

根性がない人は、「体調不良だった」「あの人がこう言ったから」などと言い訳をして、自分の非を認めません。

(2)感情をコントロールできる

根性がある人は、自分の機嫌は自分で取ろうと考えているので、気が乗らない時にはストレスを発散させたり、落ち込んだ時は自分を褒めて励ましたりするなどして、感情の扱い方が上手です。故に、安定して頑張り続けることができるのです。

一方根性がない人は、感情に振り回されてしまう傾向があります。

(3)無理なお願いにはNOと言う

自分のできることとできないことをちゃんと把握しているので、無茶なお願いをされた時はきっぱり断ります。根性がある人は、「これはやればできそうだ」ときちんと勝算を持って頑張る傾向があります。

反対に根性がない人は、自分のキャパを超えるものまで引き受けてしまい、結果的にモチベーションを自ら下げてしまうのです。

(4)どうやったらできるかを考える

壁にぶつかった時、根性がある人は「どうすればうまくいくんだろう」と考えますが、根性がない人は「何でうまくいかないんだろう」と考えます。

参考記事はこちら▼

試練にぶつかった時にやり遂げようとする人を
「根性がある」といいます。あなたは根性があるタイプかどうか診断します。

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