今のうちに知っておきたい「結婚後のお財布事情」 #エマちゃんの結婚革命
自由な時間がなくなる、好きな仕事ができなくなる……。「結婚はコスパが悪い」とも言われ、一歩踏み出せない人も多い。だけど実は、時代とともに「結婚生活」の価値観もアップデートされて、自分らしいライフスタイルを選べるようになっているんです! Twitterで人気のエマちゃんが、ご自身やまわりの夫婦の実例から、新しい結婚スタイルを提案します。
結婚後のお財布の分け方はどうしたいですか? また、既に結婚している方たちはどうしていますか?
大まかには3パターンに分かれるかなと思います。
(1)夫がお金を管理して、妻に生活費・お小遣いを渡す
(2)妻がお金を管理して、夫に生活費・お小遣いを渡す
(3)お互いが管理する(あらかじめ支払いの担当を分けている)
ちなみに我が家は、(3)のお互いが管理するタイプです。正直私はどんぶり勘定ですし、お金はあればあるだけ使うので、家計を守らせちゃいけない人(笑)。
私が浪費して、夫がお小遣いで生活するとか想像するだけでかわいそう……。あってはならん。
夫・妻それぞれがお金を管理するメリット
我が家は共働きで、それぞれに収入があります。
他の共働き夫婦のお財布事情を聞くと、光熱費・家賃・車・保険などの毎月かかる費用を、収入に見合った分で、分担して払っている家庭が多いですね。
共働きの夫婦に関しては、このように「払うべきものは分担して払って、あとはそれぞれ自分で管理する」方が良いと思います。
なぜなら自分の収入が増えれば増えるだけ、金銭的な自由も増えて、収入を増やすことへのモチベーションが上がるから……!! そして不満も圧倒的に少ない。
とはいえ、お小遣い制の夫は、自分が使えるへそくりを増やそうと、他の収入源を得ることに画策してる場合も多いから、モチベーションは一応どっちにもあるのかな(笑)。
貯金に関しても、共通の口座に貯める夫婦と、それぞれの口座を作って好きに貯金する夫婦がいるみたい。
例えば家を買うとか、老後に向けて理想の生活がある人たちなら、共通の貯金口座を作った方がうまくいきそう。
我が家は、流されるがまま、ひらめきのままに決めていく的な、将来の計画もないタイプなので、貯金口座もそれぞれです。
心配性な人が家庭に一人もいないとこうなりますね……。これも相性ってことで。
女性が専業主婦なら“お小遣い制”が最適
前述した“お小遣い制”って今はなくなりつつあるけど、いい制度だとも思います。
生活を仕切っている方が、日々の日用品や食事などの買い物、子どもにかかる費用など、生活に何がどれくらい必要かというのをよく分かっているし、内情を理解しているという点でもうまく管理できそう。
結婚相手の男性も一人暮らし経験があって、料理などの家事を自分でしっかりやるタイプなら、そのあたりの事情も理解してくれそうですね。
家計を管理するならお金が好きな人、数字に強い人、倹約家の人の方が向いていそう。
何となくですが、妻が専業主婦で家計をうまく回している家庭は、お小遣い制の旦那さんが多いかもしれない。
私の実家も、夫の実家も、やっぱり家計は専業主婦の母親が管理していました。
夫が妻に自分の収入を全部渡すって、すごいことですよね。その信頼感とか、自分で得てきた大事なものを渡す男性、かっこいいなって思います。
情けなさそうに振る舞うけど、そんなことない。何やかんや男性の方も「今月のお小遣い3万円なんですよ〜」ってうれしそうに話すよね。
働いて分かる、お金を稼ぐことの大変さ
もし私が専業主婦になって、夫に生活費を渡される側になったらどうしよう。
自分の性格的に「これだけじゃ足りな〜い」って言って、いくらでも取ろうとしそう……。
何でこれだけしかないんだろう……とか思っちゃうのかな。こわいこわい。働かないでお金をもらったら、働いてお金をもらうことの大変さを忘れそうです。
私は自分をよく分かっているので、しがなくても働いて、家計の一部にしようと思います。
(文:エマちゃん、イラスト:itabamoe)
※この記事は2020年05月16日に公開されたものです