「マウントを取る」の意味とは? 恋愛・仕事自慢が絶えない人の特徴
マウントを取る人の心理
では、なぜマウントを取ってしまうのか、その心理に迫ります。
(1)常に一番でいたい
誰しも「人より優れた存在でありたい」と思うもので、多くの人は幼少期に大きな夢を持ち「自分は頑張れば何でもできる」という万能感を抱いています。
そして青年期に現実を知り、他人の努力や能力を知り、成功と失敗を繰り返しながら自己と他人を客観視し受け入れて大人になるのです。
しかし、根拠のない万能感だけを抱えたまま大人になる人もいます。こうした人は「常に一番でいたい」というナンバーワン思想が強く、強引にマウントを取ろうとしがちです。
(2)理想が高く、現実の自分を受け入れていない
理想の自分と現実の自分にギャップがあり、それを受け入れられていない人は、マウントを取ることで無理やり理想の自分になろうとします。
ただ、実力では理想の状態になれないため、マウンティングで他者を下に落とすことで自分の優位性を保とうとするのです。ありのままの自分を認め、受け入れない限りなかなか改善できないでしょう。
(3)威厳を守るために虚勢を張っている
自分の尊厳を守りたいがために、マウントを取って虚勢を張る人もいます。
「ダメなやつだと思われたくない」「有能なイメージを崩したくない」とネガティブな評価を恐れ、周りの非難から身を守ろうとしてあえて自分を強く見せているのです。他者からの評価を極端に気にする人によく見られる傾向です。
(4)自己顕示欲が強く褒められたい
周りから尊敬されたがる自己顕示欲が強い人も、マウントを取ることが多いです。
自己顕示欲とは、「自分のことをたくさんの人や社会にアピールしたいという欲求」で、自己顕示欲が強くなりすぎると、他人から褒められ、尊敬されたいという気持ちが強くなります。
それが努力につながればプラスに働きますが、褒められたり尊敬されたりするために誇張表現をして嘘をついたり、武勇伝ばかり話してマウントを取る人も中にはいます。
▶次のページでは、マウントを取られやすい人の特徴をご紹介します。