こんな時こそ、推しラガの話をしよう! 次世代の注目選手を紹介 #ラグビーにわか女子入門
2020年1月からいよいよジャパンラグビーのトップリーグ開幕。この連載では、ラグビー大好きライターいくえちゃんが、にわかでもラグビー観戦を楽しむためのポイントを教えます!
外出できない日々が続いている。先が見えず、漠然とした不安で、何となくつらい。ぼーっと過ごすことも多いけど、そんな時にぜひおすすめしたいのがイケメンの話。
この連載は「ラグビー」がテーマ。なので、今回は私が推しているイケメンラガーマン、つまり私の“推しラガ”を紹介します。
中でも今回は「次世代」をターゲットにしてみた。前回の「ポジション解説」と照らし合わせながらチェックしてみてほしい。有名な選手もたくさん紹介するけど、知らない選手もいるかもよ。うふ。
まずはインテリポジション「スタンドオフ」から
今回は、田村優の“弟”の話です
ジャパンのスタンドオフで、司令塔、キッカーといえば田村優。私の中でも不動の推しラガである。2020年3月に放送された『炎の体育会TVSP』サッカー中村俊輔選手とのキッカー対決は、この外出自粛中に何度も再生した。いや、次どんなキックをするのかまでも覚えちゃったけど、毎回正座してハラハラドキドキ。手に汗握っている。
そんな私が最初に紹介するのが、田村優の5歳下の弟、サントリーの田村熙(ひかる)。兄の田村優を少し薄めた感じのイケメンだ。サントリーのスクラムハーフ流大とのコンビネーションがとてもうまくいっていて、今期もなかなかいいプレーが見られた。稀にボールさばきに一瞬迷っている姿が、お姉さん的にはかなり愛おしい。︎
次のワールドカップではジャパンの司令塔候補として名前が挙がっている選手であり、今後もっともっと成長するだろうけど。そうなったら、私はちょっと寂しさも感じるだろう。
誠実系スタンドオフ、小倉順平
スタンドオフといえば、先日、NTTコミュニケーションズからサンウルブズへシーズン中の電撃移籍で話題になった小倉順平もなかなか良い感じ。田村優ほどのすかした感じもなく、小さめな体で、逆三角形の筋肉の塊は誠実によく動く。
明るく、チームのムードメーカーで、芯が強い爽やかラガーマン。誕生日が私と同じ、7月11日。何か運命を感じてしまう。誕生日占いの結果も一緒なので「私たち、同じ運命なのよ」と声をかけたい。松島幸太朗と桐蔭学園時代に一緒にプレーした同級生でもある。
今年の高校ラグビーで「異次元のスタンドオフ」と言われ、早大に進学した伊藤大祐も、目標は小倉順平と言っているらしい。とにかく、田村優アンチ派の女子は、必ず小倉順平をチェックすべし。
まだ大学生の注目株も
大学生でいうと、東海大の丸山凜太朗、明大の山沢京平も注目株。
丸山凜太朗は東福岡高校時代に天才スタンドオフと呼ばれ、ジュニアジャパンにも選出されている。見た目は純情そうだが、プレーはなかなかにずるい系。ここ、魅力です。
対して山沢京平のプレーはあまり私には引っかからなかった。早明戦は今期、2回も真剣にテレビ観戦したのに、である。まだ大学生だからね、今後に期待したい。ちなみに、山沢の兄・山沢拓也は同じスタンドオフとしてパナソニックに所属していて、アイデア豊富な選手と言われている。
もちろん、イケメンはスタンドオフだけではない
スクラムハーフ、齋藤・福田・内田もなかなかいい!
現在のジャパンのスクラムハーフといえば、“小さブラザーズ”の田中史朗&流大の2人だが、“小さブラザーズ”は他にもいる。スクラムハーフは日本人の小さい体でも務まるポジションなので、人材が豊富ともいえる。
最初に挙げなくてはいけないのが、早大卒業後、サントリー所属となった齋藤直人。若手で最も注目されるスクラムハーフ。今年の早大優勝のアジテーターでもあり、主将でもある。田中史朗&流大の“小さブラザーズ”とは体格が違うが、プレーも笑顔もイケメンで文句なし。流大の後継者最有力候補と言われている。
そんな齋藤の1歳上、トヨタ自動車所属の福田健太は、線が細い感じで、かわいい系の顔立ちだが、強気のプレーが特徴。昨年の明大の主将だ。
イケメンスクラムハーフとして定評があるのはパナソニックの内田啓介。ラグビー界のレジェンド・平尾誠二を思わせるヒゲがトレードマークとなっている。
山田・竹山・高橋・根塚……ウイングの選手はほぼイケメン
ウイングのポジションは最後にボールを持って走りこむことが多く、チームのスター。ほぼイケメンに見えてしまう、モテるポジションだ。彼らの活躍があってこそ、ラグビー女子は誕生すると言ってもいい。
この激戦区のイケメンといえば、NTTコミュニケーションズの山田章仁。私は彼のYouTube チャンネルのラグビー解説動画が大好きだ。寝る前にいつも見ている。前回の2015年ワールドカップジャパンでは、五郎丸と並んでイケメンと騒がれた。話もうまくて、イケメンで。抜群の安定感がある。
その他ウイングには、パナソニックのイケメン・竹山晃暉がいる。父子ラガーマンが多いラグビー界で、彼の父親は元力士とのこと。言われてみれば、顔が何となくお相撲さんっぽい。
それからトヨタ自動車の高橋汰地も私の推しラガ。彼の父親も神戸製鋼の黄金時代にウイングとして活躍していたらしい。先ほど挙げた同じトヨタ自動車のスクラムハーフ福田健太と明大でも同期。
根塚洸雅も、私的には推しラガ。東海大仰星高出身で、法政大生。小さめの体だが、鋭いスピードで、敵の防衛網から飛び出す。ちょっと変わっているところが気になっている。
センターは、ラファエレ・池田・五郎丸・南に注目
注目されることが少ないセンター。だけど、ジャパンのラファエレ ティモシーはかなりのイケメン。それに気が付いている人も多いようで、地味に話題になっているけど。彼には「見つめないで、惚れてまうやろ」と言いたい。単純にカメラを見てるだけだと思うけど。
基本的にセンターはバックスの中でも体格に恵まれた人が多い。NTTコミュニケーションズの池田悠希もその中の1人。身長185cm、体重は98kgとラファエレとほぼ同じ。
自分と比較して彼らを想像しながらふと思った。「一緒にディズニーシーのソアリンに乗りたい」。きっと待ち時間も、世界旅行を楽しんでいる時間も、うっとりしちゃうんだろうな。
フルバックといえば、一番有名なのは五郎丸。ジャパンの山中亮平もなかなかだが、五郎丸の方がイケメンとしての定着率が高い。さっきウイングでも紹介したイケメンたちも、フルバックに入ることがある。
そしてもう1人、名前を挙げておきたいフルバックが早大副主将の南徹哉。偶然見つけた、「南くん」って語りかけたくなるくらいの爽やかさん。プレーはまだ確認できてないけど。お姉さん、贔屓しちゃいます。
セブンズの松井は見た目も中身もイケメン
セブンズの切り札と言われるサントリーの松井千士は、モデル経験もある、スラリとしたイケメンラガーだ。リオオリンピックの直前で代表落ち。その後、悔しさをバネにして練習に励んだが、ケガに苦しんだ。
今年1月には、スポーツ紙のインタビューで「(セブンズで代表入りを目指す福岡堅樹より)僕の方が速いと思っている。自信はある。福岡さんに負けないスピードを持っている。(中略)ライバルとして認めてもらえるように頑張っていきたい」と語っている。
なんと素敵な発言か! 自分のプレーに自信がなくちゃ言えないし、でもちゃんと福岡をリスペクトしている。1年先の東京オリンピックが待ち遠しい。
苦しい状況だからこそ、助け合っていきましょう!!@Japan_Olympic #いまスポーツにできること#SportsAssistYou
? 松井千士 (@chii111114) April 17, 2020
#StayStrong #StayHome #7人制ラグビー日本代表 #japan7s#桜を咲かせよう🌸 pic.twitter.com/m5yVZKwipZ
フォワードのイケメン探しはかなり難航
ジャパンの姫野はやっぱり逸材
フォワードにも素敵な選手はたくさんいる。ただ、私がフォワードのイケメン探しに難航する理由は2つ。
まず、私に限ってはどんな試合でもスタンドオフしか見ていない。最初は全体的なバランスとか、フォワードの強さとか、ちゃんとラグビーを楽しもうとするのだけれど、気が付いたら常に10番探しをしている。もう、好みだから仕方ない。
それでもバックスは、ボールを持って走り抜けるので嫌でも目に入る。しかし、フォワードはほとんど下を向いているし、ゲーム中は少々暑苦しかったりもする。
また、ラグビーを見ていていつも思うのだけれど、男子は25歳くらいを境に、確実に体型が変わる。フォワードとしては25歳を過ぎないと、どうしてもラガーマンとしての魅力に少し物足りなさを感じてしまうのだ。
そんな私がただ1人、例外だと思う人がいる。それは、ジャパンの姫野和樹。通称ジャッカル姫野。彼は25歳のナンバー8。歴史的な逸材だと思う。
パナソニックの長谷川崚太は今後、注目らしい
いろいろとラグビー関連の資料をあさっていると名前が出てくるパナソニックの長谷川崚太。フランカーもロックもできる、今後の注目選手らしい。
チームの紹介写真はとてもかわいい感じ。ただ、身長188cm、体重100kgとやはり大きい。ボールを持って走る姿は迫力あるんじゃないかと思う。
また、彼はプロではないので、練習がないときは社食で食事をしているとのこと。こんな人が社食にいたら、毎日のランチが楽しくなりそうだ。ぜひ目の前でその勇姿も見てみたい。来年の宿題だ。
女性誌に登場するほどのイケメンたち
最後に、女性誌などでよくイケメンと言われているフォワード選手をざっと挙げてみる。
・三浦昌悟(トヨタ自動車)
・牧野内翔馬(NTTコミュニケーションズ)
・井越慎介(日野)
・山本紘史(東芝)
・ジェイコブ スキーン(リコー)
写真や動画で確認したが、全員かなりのイケメン。なぜ気が付かなかったのかと、今更ながら思う。それにしても、みんなよく見ているなあ。
外出自粛期間も、ラグビーに熱中する日々
自宅で仕事していて、化粧ももう、何日していないかと思う。眉毛も伸びっぱなしで、時々入るzoomでの打ち合わせはメガネでごまかす始末。どんどんダメな人になっていくのがよく分かる。
このコラムを書くにあたって、改めてYouTubeなどの動画でラグビーの試合を見たのだが、ラグビーのゲームは本当に楽しいし、熱くなれる。結果は分かっているのに、食事するのも忘れて、つい大声で応援してしまう。
トップリーグ観戦のために手配したチケットをコンビニで払い戻ししながら、来年はもっと熱くなろうと誓った。
(文:いくえちゃん、イラスト:mame)
※この記事は2020年04月25日に公開されたものです