職場の人間関係がストレスで辞めたい。改善する方法はある?
職場の人間関係がストレスで辞めたい。そんなふうに思っていないですか? 上司と合わない、悪口が絶えない、悩みはいろいろですが、一体どうしたらいいのでしょうか? 元外資系企業勤務の人気ライター・トイアンナさんに教えてもらいました。
「職場の人間関係がストレスで辞めたい」と思うのは、ごく自然なこと。
マイナビ転職の調査では、退職理由ランキングの2位に「職場の人間関係」がランクインしています。
みんな転職するときは「さらなる成長がしたい」「夫の都合で」なんて理由を表明するものですが、本音では給与と人間関係、激務に疲れて転職するケースがトップ3。そりゃそうだ。
仮に、あなたの仕事がやりがいも給与もあって、周りの人が優しかったら転職します? あたしゃしないよ。あっ、言っちゃった。
職場の人間関係が最悪になりがちなケース
人生相談をいただいていると「職場の人間関係が最悪になるパターン」がいくつか見えてきます。まずは、各々の地獄をのぞいてみましょう……。
(1)職場の上司/ボス的な人と相性が合わない
昔だったら女性は「お局様」なんて言われたでしょうか。上司や実質ボス的な存在の方と相性が悪ければ、どうしようもありません。
よくあるミスマッチは「感情的な上司 vs理屈っぽい部下」または「理詰め上司 vs 感情的な部下」のセットです(詳しくは「理詰めする上司」と話すとき、心がけたい4つのこと #お仕事ハックを参照)。
どちらかが悪いというよりも、相性が悪すぎて双方辛くなります。人生で必ずぶつかる壁ゆえに、「辞めたい」と相談しづらいのもしんどい。
(2)職場に陰湿な告げ口・悪口文化がある
「あの人、絶対に整形だよね」
「この前、服がほつれてた。みすぼらしくない?」
「声が気に食わない」
などなど、「悪口ならせめて仕事の評価だけにしろや!」と言いたくなるレベルの低い話題は、人を病ませるのに最適です。
相づちを打つだけで疲れるでしょうし、賛同しなければ孤立しちゃいそうで……。
うっかり賛同したことで、相手の上司に告げ口する人なんかが出たりするとシンプルに最悪。
(3)公私混同の要求が多い
休日のバーベキュー大会、彼氏・彼女同伴でのホームパーティー、頻繁な会社飲み……。
公私混同のイベントが増えてくると、肉体的にも辛いですよね。実質、残業じゃん!
また、「自分の子どもの勉強を見てほしい」「妊活の相談に乗って」など、仕事と一切関係ない上司からの依頼があった事例も聞いたことがあります。頼み事だけに、一瞬パワハラと気づかないのがミソ。
「実質残業」と思わされる用事が増えたら、危険信号です。