デリカシーがない人の特徴とは? 300人に調査!
「デリカシーがない」と言われないようにするには
では、自分が逆に「デリカシーがないよね」と言われないようにするには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
(1)落ち着く
とにかく落ち着きましょう。
実はデリカシーのない人は緊張しいなのです。人前に出るとアガってしまって、つい口がすべってしまうのですね。他人を前にしても、冷静でいる癖を付けましょう。
そのコツは息を吐くことです。
ゆっくり吐きましょう。息を吐くと、あとは自然と吸い込めますから。
息を静めることで体をゆったりさせるのです。8~10秒くらいかけて吐ききるイメージです。試してみてください。落ち着けるはずですよ。
- 「相手に立場になって感情的にならずに話をすることを心掛ける」(25歳/女性/専業主婦)
- 「言う前にひと呼吸おく」(39歳/男性/フリーター)
(2)声のボリュームを調整する
その場に適した声の大きさを意識する、ということもできます。
声のボリュームを調整するとは、周りや相手の心情を気に掛けることです。その訓練になるのですね。周りに思いを馳せないとできないことですから。
ぜひ「この場にふさわしい声の大きさはどれくらいかな?」と考えるようにしましょう。会話にも大人のムードが漂うはずですよ。
- 「できるだけ声のボリュームを抑える」(26歳/男性/建築・土木関連技術職)
- 「お店では大声で話さないようにしている」(36歳/女性/専門サービス関連)
(3)話を持ち出すとどうなるかを考えてみる
いったん頭の中でシミュレーションをしましょう。
思い付くままに発言するのを控えるのです。立ち止まって「これはTPOにかなっているのかな?」「相手を傷つけないかな?」と考えましょう。
そうした時間を作ることで余裕が生まれます。自分と、相手と、周りの環境を俯瞰的に眺める癖を付けるのです。
- 「性的な話題や相手が良く思わないであろう話題は振らないように気をつけている」(30歳/女性/務・企画・経営関連)
- 「センシティブな話題は1対1で行うなど、TPOを意識した配慮を徹底する」(35歳/男性/公共サービス関連)
(4)気遣いの上手な人を真似る
芸は模倣なり(芸ではありませんが)という言葉もあります。
とにかく真似るのです。周りの気配り上手を見つけましょう。観察するのです。発言や振る舞いに至るまでコピーするのです。
コツとしては几帳面に一語一句を真似するのでなく、何となくの雰囲気を感じ取るイメージです。ぼやっと真似るのですね。
細かいポイントを押さえるよりも早いかもしれません。
- 「飲み会でずっと聞き手に回っていたら、飲み会に誘われることが増えた」(33歳/女性/フリーター)
- 「特に初対面の人には、丁寧に対応する」(30歳/男性/公共サービス関連)
(5)マナーを守る
ここも押さえておきましょう。
その場に合わせたマナーを学んで気を付けるのです。
空気を読むのは難しいですが、それと比べるとマナーを守るのは簡単です。
目に見える形でルールがあるからです。相手の顔色ではなく、とにかく場のルールを守るというわけですね。
ビジネス、恋愛、社交の場など、場所ごとのマナーを調べてみましょう。
- 「最低限のマナーを考えて、相手を傷つけないよう心掛けて会話している」(32歳/男性/事務・企画・経営関連)
- 「常にマナーは気にしてる。そうすると、大声で話すことがなくなるし、自然と相手の気持ちを考えられるから」(24歳/男性/事務・企画・経営関連)
デリカシーを気にしすぎる必要はございません
最後に一つだけ言わせてください。
今回このコラムで、デリカシー、デリカシー、デリカシー、と口を酸っぱくしてお伝えしました。すいません。それこそデリカシーのない行為だったかもしれません。
とはいえ、もちろん、空気を読み過ぎる必要はありません。これは自分を押さえこんで、周りの感情や立場を優先させなくてはいけない──という話ではないのです。
たぶん、私たちの世界は、自分の好きなことだけを言って、動いて、生きるには狭すぎるのです。
だからこそ、ちょっとずつ譲り合う気持ちが大切なのですね。満員電車の中で少しだけ身体を縮めるみたいに。
貴女の元に幸せが舞い降りるように祈っております。
(浅田悠介@令和の魔法使い)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日:2023/2/21
調査対象:20~39歳の男女
調査人数:300人
※この記事は2020年04月15日に公開されたものです