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デリカシーがない人の特徴とは? 300人に調査!

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

デリカシーに欠ける人の心理

では、こうしたデリカシーのない言動を取る人は、何を考えているのでしょうか。心理を覗き見していきます。

(1)鈍感

端的に言えば、“考えなし”であることがほとんどです。

相手を傷つけてやろうとか、マウントを取ってやろうとか、そんなつもりはないのです。だからこそ、厄介でもあります。

デリカシーのない人には、その自覚がありません。だから、平気で何でも口にできるわけです。

鈍感な心理状態のため、逆に自分が何を言われも平気。相手にデリカシーのない言動を取られても気づきません。

(2)言えば盛り上がると思っている

デリカシーのなさに自覚があるパターンはこれでしょう。未だに、デリカシーのない発言が場を盛り上げると思っている化石のような人もいます。

誰かをおちょくって、それで周りが失笑していることを「面白い」と勘違いしているのです。――実際の現場は全く面白くないのに、です。

(3)距離を縮めたい

少し砕けた会話や、ふざけた言い合いで、人と人との距離は縮まることがあります。

デリカシーとは縁慮のない状態。遠慮を取っ払えば、相手の懐に入れると思っているのです。

確かに、親しい間柄では遠慮をなくすことによって、仲が一層深まることもあるでしょう。ただし、そもそも“親しい”という前提のエクスキューズがあります。

親しくも何ともないのに、無縁慮な言葉をかけられては、誰だってイラついたり傷ついたりするもの。その事実に、デリカシーがない人は気づいていないのかもしれません。

デリカシーがない人への対処法

では、デリカシーがない人に出会った場合、自分を守るためにどんな付き合い方をしていくといいのでしょうか。アンケートへ寄せられたコメントと共に紹介します。

(1)こちらも図々しくなる

先述の通り、デリカシーのない人は、そもそもそれに気づいていません。そして、相手のデリカシーのなさにも中々気づきません。

従って、遠慮は不要。こちらも図々しくなってしまいましょう。つまり、対等なコミュニケーションを図るのです。

相手を変えることは難しいもの。なので、「私も言っているし、まあいっか」と割り切れるよう、こちらのスタンスを変えてみるのも手です。

  • 「相手との関係性を切って良い場合は、『これが最後』と思って相手を上回るくらい言い返して良いと思う。関係を継続する場合はスルーに限る」(36歳/男性/販売・サービス関連)
  • 「デリカシーがない人は鈍感なので、面と向かって嫌味や悪口を言っても自分の事だと気づかない」(31歳/女性/求職中・無職)

(2)スルースキル発動

気にしないことです。おおよその場合、相手には深い意味がないからです。つい口から出てしまう性格なのです(それで傷つけられるのも嫌ですが……)。

相手に対する期待を捨てましょう。「仕方のない人」と割り切って、デリカシーのない発言はスルーです。嫌な発言に対しては、あえて“聞く耳を持たない”のも、賢い生き方です。

  • 「関係は悪化させたくなかったので、左から右に聞き流してた」(29歳/男性/販売・サービス関連)
  • 「適当に『ああ、そうなんだ』と興味なさそうにして話を終える」(33歳/男性/技能工・運輸・設備関連)
  • 「とりあえず、反応なしで本人をしゃべらせておく」(30歳/男性/公共サービス関連)

(3)「ありがとう、大丈夫」とお礼を伝える

デリカシーのないアドバイスをもらったら、「ありがとう、大丈夫」と一言お礼を言って、ばっさり空気を切りましょう。

お礼を言うことで嫌な空気を作らず、かと言って話がこれ以上続かないよう、「大丈夫(=結構です)」と笑顔でお断りしましょう。

  • 「冗談っぽく笑って返すこともありますが、『もうこれ以上会話を続けたくない』と思って会話を終わらせることのほうが多いです」(33歳/女性/事務・企画・経営関連)

(4)冗談風に突っ込む

相手はそもそもデリカシーのない人です。従って、多少強気に出ても問題ありません。それによって、不穏な空気になることはあまりないでしょう。

冗談っぽく、「今の発言、デリカシーないですよ~」とツッコミましょう。気づく人はこれで気づくし、それでもやめない人は一生気づきません。

後者の人は、もうこの際永久に放っておきましょう。

  • 「年齢をしつこく聞かれた時、『はぐらかしてるのに食いつきすぎじゃない⁉』と冗談めいて突っ込みました」(39歳/女性/専門サービス関連)
  • 「相手の出方次第で、冗談っぽく言ったりにらんで黙らせたりする」(35歳/男性/公共サービス関連)

▶次のページでは、「デリカシーがない」と言われないようにするにはどうすれば良いか紹介します。

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