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彼女と確実に別れるたった一つの方法

マドカ・ジャスミン

決着は「別れる」と断言する

次に彼女と会い、その内容を伝える。ここで注意すべきは、必ず人目のある場所で行うこと。レストランやバー、カフェといったところに呼び出す。

男性女性問わず、人はこういった話題において感情的になりがちだ。しかし、人目があればそうなる可能性はグッと減る。自衛のためにも、考えられるリスクヘッジは行うに越したことはない。

座る席もポイントが。必ず対面する席にするのだ。絶対に横並びのソファ席やコの字型のカウンターなどの密着するようなタイプの席にしてはいけない。

心理学的にいえば、人は対面した方が緊張感を抱きやすいといわれているので、「え? それだと本音が引き出せなくない?」と思った人もいるだろう。しかし、考えてみてほしい。緊張感がない別れ話なんて存在するのか? あえて、彼女に緊張感を抱かせるのだよ。俺は本気だぞ、と。そこでもし、彼女が挙動不審な態度を取るようであれば、その時点が関係に幕が下ろされたのだと自覚した方がいい。もう既に彼女はあなたに向き合う気が全くないのだから。

そうではなく、きちんと話を聞く態度を取ってきたとする。もしかすると、主導権を握ろうと上から目線や、またはやけに申し訳なさそうに振る舞ってくる可能性も大いに有り得る。だとしても、決して先に書いた大前提をブラしてはいけない。怒鳴られても、泣かれても、加害者のような扱いをされようと、頑固として冷静に伝え続ける。そして、最後にはこう言おう。

「もう、別れる」。

提案でもなく、断言。そうすれば、彼女も何も言えないだろう。

そこですがるかもしれないが、そんなことは知ったこっちゃない。今まで自分がしてきた行動を一人で見つめ直すべきなのだ。

自分がこの別れで何かを得るように、彼女もまた何かを得るのだけが確定していることだ。ニュアンスは違えど、互いにつらい。分かる。けれど、これを経験値とし、それぞれの人生を歩んでいくしかないのだ。

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