自分の気持ちがわからないのはなぜ? その心理と自己理解を深める方法
自分の気持ちがわからないときの解消法
そんな「自分の気持ちがわからない」状態に陥ったときの解消法があります。5つ紹介するので、できるものから試してみましょう。
1.いったんリラックスする
感情的になっていると、一時的な感情に支配されて正しい判断ができなくなります。もし怒りや悲しみで自分がよくわからなくなってしまったら、いったんリラックスしましょう。
感情を揺れ動かされた物事を考えないようにして、自分が好きな音楽を聴いたりテレビを見たりしてください。そうすれば徐々に冷静さを取り戻し、自分の本心や気持ちがつかみやすくなります。
2.自分の考えや感情を書き出してみる
リラックスしようとしてもうまくいかないときや、自分の気持ちがつかめないときは、思いつくままに心中を書き出してみましょう。
考えていることでも、抱いている感情でも構いません。バーッと書き出すと、よくわからなかったモヤモヤを可視化でき、自分の気持ちを整理できます。「なるほど、自分はこんな気持ちだったのか」とわかるはずです。
3.自分をさらけ出す
書き出すのと似ていますが、自分をさらけ出すのが自己理解のコツです。人はみんな自分でも知らない要素を持っていて、それは自分を思い切りさらけ出さないと見つかりません。この知らない要素を発見することで、自己理解を深められるのです。
まずは人と話すときに積極的に自己開示して、自分を出す練習をしましょう。そこで気付きが生まれるはずです。
4.仲が良い人に他己分析してもらう
なかなか自己開示ができないときは、仲が良い人に「私ってどんな人?」「こういう状態なんだけど、どう思う?」と自分に対するコメントをもらい、他己分析してもらいましょう。
他人を通して自分を見つめ直すことができ、自分では気が付かなかった感情に気付けるかもしれません。
5. 自分と対話する
自分としっかり向き合って対話することで、自分の気持ちを把握できるようになります。
まず、うれしいのか悲しいのかなど、自分の感情を認識しましょう。その後、その感情がなぜ生まれたかを考えます。「好きな人に認められたからうれしかった」「頑張ったのに否定されたから悲しかった」など、その感情が生まれた原因を知ることで、自分の本音がわかります。