仕事しない人の特徴とは? 心理としわ寄せが来てイライラする時の対処法
仕事をしない人にイライラしないための対処法
行き場のないイライラ。このストレスはどのように解消していけばいいのでしょうか。
(1)関わらない
あなたにしわ寄せが来ていないなら、関わらないことを徹底しましょう。助け舟を出したり、首を突っ込んだりすると、作業としてのしわ寄せが来ます。
仕事をしてない人を見て、「損をしている」という気分になるだけで済むならまだいい方です。こうした感情の話は、あなたがイライラしている理由を客観視するだけで治まっていくことがあります。
(2)しわ寄せが来るなら会社や上司に相談
実作業面であなたに仕事が降りかかり、本当の意味で“損”している場合は考えもの。あまりにも理不尽なしわ寄せが来ているなら、上司や会社に相談をしましょう。
請け負ったまま黙っていると、それがいつの間にか恒常的に「あなたの仕事」となってしまう可能性があります。

仕事のイライラ解消法を心理カウンセラーの高見綾さんが解説します。
仕事をさせる方法はある?
イライラの根幹をどうにかするなら、仕事をしない相手に「仕事をしてもらう」しかありません。前提として、それが難しいことは伝えておきます。先述した通り、できるならスルーが最もおすすめの方法です。
とはいえ、相手のスタンスを変えることに希望を持っているなら、以下の方法を試してみると良いかもしれません。
(1)同僚・部下なら評価を活用する
職場には、人を動かす原動力として「評価」が存在します。評価はボーナスなどの賃金に直結することが多いため、これが下がらないよう人々は頑張ります。
もしもあなたの同僚や部下が仕事をしない人ならば、ぜひ評価を活用しましょう。
基本的に相対評価をする会社が多いので、同僚の場合は成績で圧倒的な差を見せること。それによってあなたの評価が上がればイライラは緩和されますし、同時に評価が下がった同僚は焦って仕事をするようになるかもしれません。
言っても聞かない部下に対しては、評価を基にフィードバックしましょう。あなたが仕事ぶりをどう捉えているか、客観的な事実として見せるのです。

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(2)上司なら「上司の上司」に報告
仕事をしない上司のしわ寄せに悩む人は多いかもしれません。自分がフィードバッグできる立場ではないからこそ、身動きが取れないことも……。
そんな時は、上司の上司へ報告するのも1つの手です。ポイントは、客観的証拠を基に報告すること。感情のままに報告をしてしまうと、「ただの愚痴をエスカレーションせずに言っている」と捉えられてしまいかねないので注意してください。
周囲に被害者が複数名いるならば、その声を集めるのも信憑性が増す報告となるでしょう。

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最も有効なのは会社や同僚に期待しないこと
さて、ここまで読んでちょっと虚しくなりませんでしたか? 「仕事を頑張るのって、当たり前じゃん!」と思っていたあなたの心が、しぼんでいきませんか?
そう、「仕事をしない人」が教えてくれるのは、会社に尽くす虚しさです。
会社は、あなたの人生を保障してくれません。会社は平均24年で潰れますし、部署の統廃合で人事異動もあります。あなたの頼れる上司はいきなり退職するかもしれないし、あなたも家庭の事情で転職するかも。そのとき、企業はあなたに、何もしてくれません。
仕事をしない人は、「会社の限界」を知っています。そして、会社に使い倒されて損しないため、頑張らない選択をした人たちなのです。
仕事をしない同僚にストレスをためたくないならば、極論「仕事を頑張ることで得るものって、なんだっけ?」と自分に問うてみるのもありでしょう。
あなたが同僚の借金を支払う必要なんて、ないんです。あなたもゆっくり休んで、自分の目的を再発見してください。
(トイアンナ)
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※この記事は2020年02月10日に公開されたものです