器用貧乏が仕事で大成する3つの方法
器用貧乏の可能性を広げるには?
何度も言いますが、器用貧乏な人は、オールマイティな能力の高さが長所です。
問題を挙げるとすれば、飽きっぽくて、いろいろなことに目移りするために、ひとつの分野を継続的に突き詰めることがないので、専門性を持ちにくいという点です。
そうなってしまう一番の理由は、本当にやりたいことが見つかっていないからです。本当にやりたいことを見つけようとしてもなかなか見つからないから、次から次へと手を出してしまうのです。
ですから、「これは!」と思うものが見つかれば、持ち前の能力の高さを生かして、大きな成果を上げることができるようになります。
そこで、器用貧乏な人が「本当にやりたいこと」を見つけるための質問を用意しました。この質問の答えをじっくり考えてみてください。すぐに見つからないかもしれませんが、きっと何か役立つヒントがつかめると思います。
Q1.特に簡単にできたことはなんですか?
いろいろ得意なことはあると思いますが、その中でも、特に簡単にできたことはなんでしょうか?
それをさらに深めていけば、その道のプロとして傑出した存在になれるかもしれません。
Q2.比較的長く興味を持ち続けられたことはなんですか?
これまでやったことの中で、比較的長く興味を持ち続けられたことはなんだったか思い出してみてください。
それにはあなたの興味を引きつける何かがあった可能性があります。もう一度、そして今度はもう少し長く深くやってみて何か手応えを感じられれば、それをさらに深め続けてみるのもいいでしょう。
Q3.一番喜ばれたことはなんですか?
まわりから依頼されてやってあげたことで、特に喜ばれたことや「すごい」と言われたことはなんでしょうか?
それができる人がまわりにいない可能性が高いので、その能力をもっと高めることができれば、専門家として注目を浴びる存在になれる確率は高いといえます。
器用貧乏な能力をもっと生かそう!
とにかくひとつに絞って突き詰めてみるところからスタートしましょう。器用貧乏な人は、その高い能力を生かせばもっと活躍できるのに、今の状態ではなんとももったいないです。
もし今もまだ便利屋としてまわりに振り回されているとしたら、そろそろ何かひとつに絞って専門性を高めていき、自信が持てる分野を開発していきませんか? これまでいろいろやってきたとは思いますが、まずはとにかく突き詰めてみること。途中で引き返さずに先に進むと、きっと素晴らしい可能性が広がっていくはずです。
(笹氣健治)
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※この記事は2020年01月31日に公開されたものです