労いの言葉とは? ビジネスや恋人に使える労いの言葉一覧【文例あり】
上司や部下・同僚との仕事、友人との会話、恋人に労いの言葉をかけたい時、どんなふうに言えばいいか催眠心理療法士の浅田悠介さんが解説。男性向け、女性向けなど労いの言葉一覧も例文つきで紹介します。
トイレ。
そう、30年前、トイレのTOTOのコピーにこんなものがありました。
「『人間は、全員疲れているのだ』」と仮定する」
だからこそ全員に優しい便器をつくろうというわけです。とはいえ、これは便器以外にもいえるはずです。
たとえば言葉とか。
現代人は、みんな疲れている。
だからこそ、まわりの疲れている人や、頑張っている人に、ちょっとした「労いの言葉」をかけてあげられると貴女の価値はグンとあがります。
今回のテーマは「労い(ねぎらい)の言葉」です。
貴女も、私も、毎日、頑張って生きています。今日もおつかれさまです。そんなふうに、まわりに癒しを提供できる人間になってやりましょう。
労い(ねぎらい)の言葉とは? 基本は「感謝すること」
よく耳にはする「労いの言葉」というフレーズですが、貴方はその意味をどう理解しているでしょうか。
労いの言葉の意味
辞書で「労い」という言葉を引くと、「苦労をいたわること」や「相手を大切にすること」といった意味が出てきます。つまり、そんな気持ちを込めて口にするのが、労いの言葉です。
感謝することも労いの1つ
ここに私なりの解釈を加えて、シンプルにいえば「相手の努力や労力に対して感謝すること」です。なにか嬉しいことをしてくれたときに言葉にするものですね。
さらに細かなニュアンスを語るなら、
・そこそこ大きな労働のときに使う
・目上の人には失礼なニュアンスもある
この二点に気をつけるといいかもしれません。
つまりテーブルの醤油をとってくれただとかの小さな行為や、会社の上司に向かって子t場を選ばず「労いの言葉」をかけるのは、ちょっとだけマナー違反になるわけです。
ただ言葉はアメーバのような生き物です。日々、使われ方を変えます。貴方が心から感謝を伝えたいなら──労いだろうがなんだろうが──それは言葉にすべきです。
それが「労いだからマナー違反」なのか「労いとして成立」だとかいった議論はYahoo!知恵袋か広辞苑にまかせましょう。大事なのは、相手がどう思うかだけです。
感謝を伝えられて嫌な人はいません。相手が嬉しくなる言葉を探しましょう。相手の顔もほころぶはずですよ。