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嫌いな上司を確実に仕留める。ビジネス暗殺術

トイアンナ

嫌いな上司を異動・退職させるには。必要な3ステップ

さて、ではどうやって嫌いな上司を潰す……異動または退職(転職)させたらいいのでしょうか。

確実に事を運ぶための3ステップをお教えします。

(1)自分を優秀に見せる

嫌いな上司を追い出したいなら……まずはあなたが「周りの偉い人」を味方につけなければなりません。

まずは他の部署の部長・課長クラスからも「あの子は優秀だね」と思われる働き方をしましょう。

飲み会でも上司の悪口は言わず「いろいろありますけど、仕事って多少のストレスもありますしね~」と流しておきます。

裏で悪口を言っていること自体を、ネガティブにとらえる管理職もいるからです(だって、上司の悪口を言いまくってる人は、次に他の管理職も悪く言いそうじゃないですか……)。

(2)周囲とまとめて意見を上げる

あなたが信頼できる社員だと思われたら、次に周りの意見を集めます。意見を集めてから、初めて偉い人に相談してください。

仮にあなたひとりで「上司に悩んでます……」と偉い人へ伝えても、「なんか、あの部署揉めてるなあ」で終わってしまうからです。

これが代わりに、5名の社員連名で「この人をなんとかしてください」と苦情を上げてきたら、それは人事問題です。偉い人は動かざるを得ません。上司のせいで集団退職されてしまったら、業務に穴が開くからです。

みんなと力を合わせましょう。そして上司を仕留めましょう。

(3)妥協策を考えておく

上司が異動してくれたら、あるいは退職してくれたら万々歳です。が、この世はそううまくいくとも限りません。そこで、妥協策も考えておきます。

たとえば「この上司と直接のコミュニケーションはなくす。これから業務上のやりとりは、すべて他の社員を経由して連絡する」などです。

さらに飲み会で隣席NGにすれば、同じフロアにいても、ストレスは激減するでしょう。

日本では解雇規制が厳しいので、よほどのことがなければ上司もクビになりません。また、異動させれば異動先から悲鳴が上がることでしょう。

世の中、勝ちと負けの2択だけでは決まりません。間を取って50%の妥協策を考えてみませんか。

上司の能力面以外に問題がある場合

今回挙げたのはあくまで「無能すぎる」「怒鳴る、キレる、泣く」「セクハラ・パワハラ」など上司の能力面に問題があった場合のアプローチ。

鼻をかんだティッシュをデスクの床にまでまき散らしているとか、ワキガがすごいなど生理的な問題がある場合は、話は別です。

それは連名で訴えて、上から指導してもらうよう相談してください。健闘を、祈ります。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

※この記事は2020年01月22日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

1987年生まれ。慶應義塾大学卒業後、P&Gジャパン、LVMHグループにてマーケティングを担当。2015年にライターとして独立し、その後編集プロダクション「WERITE」を設立。「書く」プロフェッショナルとして、企業サイトの制作、オウンドメディア運用、SNS運用代行などを幅広く手掛ける。ライターとしては5,000人以上の人生相談に携わった経験をもとに「人事採用・婚活・医療」分野で主に執筆。著書に『改訂版 確実内定』(KADOKAWA)、小説『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)など。

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