「なぜかモテる女」に共通する特徴とモテる人になる方法
理由はわからないけれど、なぜかモテる女性。あなたの周りにもいませんか? 彼女たちはなぜモテるのか。今回は、男性を翻弄する「悪女のモテ方」を催眠心理療法士&マジシャンの浅田悠介さんが解説します。
「また、あの子、モテてない?」
そう感じるときってありませんか。
女性としては全く理解できない。何が魅力かピンとこない。なのに、男どもは喜んで彼女に熱をあげている。
そういう女性に限って、男の心をもてあそんで貢がせたあげく、罪悪感なしに、しけったタバコのように道端にポイ捨てしたりすることもあります。
わお。
今回は「なぜかモテる女性のモテ方を分析しよう」というコラムです。
もちろん参考になるところは参考にしてもOKです。しかし、「悪い女」になるのは注意が必要。気をつけてください。いわば超・超・超・劇薬ですから。そうした恋がどういう結末になりやすいのかも説明します。
では怖いドアを開けてみましょうか。
モテる条件とは。モテには2タイプ存在する
はじめに抽象的な話をさせてください。
この世には「正」と「悪」のモテ方があると思うんです。
・正のモテ方は「恋人の自己肯定感を上げるもの」
・悪のモテ方は「恋人の自己肯定感を下げるもの」
です。
すみません。
いま、どこかで誰かの心に刺さった音がしました。
しかし真実ではあるのですね。言い換えると、私たちが恋で傷つくときは「相手の“悪のモテ方”によって自己肯定感を下げられている状態」ともいえます。男女共通で。
なかでも今回は「なぜかわからないけれどモテる悪い女性」にフォーカスします。
まずは、なぜ悪い女性がモテるのかについて解説します。実は以下を繰り返すことが、悪い女性のモテ方なのです。
・自分に尽くさせる
・対価として、相手が望むものを与えない
・いつか報われるとは匂わせる
・逃げようとすると優しくする
つまりは「自分の利益ばかりを手に入れるけれど、その代わりに、相手に安心感や望むものを与えようとはしない、それどころか、より尽くすことでしか報われないように匂わせる」という感じです。
なかなか当たらないから、お金をつぎこんでしまうパチンコ台のようなものだというのは俗っぽい例えでしょうか。
受けとるばかりで与えようとしない──そもそもフェアではないのですね。
しかし本人(この場合、悪女に惚れこんでいる男)は「これはフェアだよ! 僕が惚れてるから仕方ないことなんだ。僕の努力が足りないからだ!」と考えているのです。
客観的にはアンフェアだけど、本人たちはフェアだと思っている、ということです。
以上を解説した上で(小難しい話ですみません)悪女のモテ方とは「相手の求めるものを与えないことで満足させないどころか、もっと欲しくさせる」という原理だといえます。
雰囲気で分かる? 「なぜかモテる悪い女子」の特徴
以下に具体的な方法を紹介します。すべて、さきほどの原理を「使う・補う」ためにあると考えるとわかりやすいかと思います。
(1)初めは話しやすい雰囲気をつくる
特別かわいいわけでもないのになぜかモテる悪い女性。それは男性にとって話しやすい女性でしょう。
いつも微笑みをたたえていて優しそうな雰囲気を出している女性には話しかけたくなりますし、もしかして自分に気があるのか? と男性に期待させるのです。
(2)手に入った感を与えない
よく「男性は釣った魚に餌をやらない」といわれます。男性の本能は手に入れたものに興味を無くしがちだから。ゆえに悪女は「釣られた魚」には意地でもなりません。
言い換えると「手に入った感」を与えないということです。容易に身体をあずけない、連絡に応じない、言うことを聞かない、という感じです。
(3)「私が好きなら~してよ」と言葉にする
その上で「してほしいこと」を言葉にします。
それも「気持ちではなく物や行為」をねだります──いわばストレートな利益を取りにいくわけです。男性は察しない生き物ですから、ズバッと言葉にされるとわかりやすいのもあります。ああ、こうしてあげることで好きになってくれるのか、と。
(4)尽くしてくれた男性に文句を言う
ここが悪女のすごいところです。
尽くしてくれた男性に感謝しまくるわけではありません。むしろ、適度にケチをつけるのです。「私が欲しいのは、この色じゃない!」といった感じで。
男性の自己肯定感を下げる(※悪のモテ方)わけです。
そして自己肯定感を削られた男性は「もっと認められるために彼女が喜ぶことをしないと!」という発想になるのです。それも上に書いたように「彼女の喜ぶこと=してほしい願望を叶えること」というわけです。
より尽くす男性のできあがりです。
(5)たまに優しくする
とはいえ、ムチだけでは男性も逃げだしかねません。
そこで適度に優しくするのです。悪女は「男性が冷めそうな空気」に敏感です。その前にさっと好意をみせたり、“アメ”をあげたりするのです。
もちろん男性の恋心が燃えあがると、そのアメをとりあげます。
(6)何を考えているかわからない
上のような「アメとムチ」が男性の感情を振り回します。
そうして、男からすれば「あの子は、何を考えてるかわからないから惹きつけられる」という感覚になります。感情が揺さぶられるのです。
人間は、自分の感情を揺さぶった相手を無視できなくなります。
(7)「私のこと好きじゃないの?」と試す
悪女はことあるごとに試すような言葉を口にします。
何かにつけ「私のこと好きじゃないの?」と突きつけます。好きならもっと表現してよ、というわけです。逆にいえば、これを言われてしまうと行動で証明しないといけなくなるのですね。
そもそも愛は形にできるものでないのに、形にしろと迫る──なかなか強烈です。その裏には「他人の好意を信じられない」という悪女のかわいい自信のなさもあるんですけれどね。
(8)予定を知らせない
悪女は気まぐれです。
予定を知らせてくれません。いまどこで、何をして、誰と会っているのか。男性としては不安にさせられるわけです。
せっかく約束をしても、どうでもいいや、というふうに、直前で予定を投げだすこともあります。これも「何を考えているかわからないけれど惹かれてしまう」ポイントです。
ますます気になってしまうわけです。
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悪い女から学べぶモテる方法とは
こんなふうに書くと、悪女とは「計算ずくで男性を支配する悪魔のような女性」というイメージを持たれたかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
むしろ「愛というものを信じられないがゆえの行動」であることが多いのですね。
世間を知り抜いた大人のオンナ、というより、愛を欲しがりながら信じられないでいる少女──というイメージです。これが悪女を読み解くカギです。
好意が見えたところでテクニックを使う
この認識で、もう一度、上にあげた7つの特徴を読んでみてください。計算ずくのコミュニケーションではなく、むしろ、ただ寂しがり屋の女の子がダダをこねているだけのように見えませんか?
それが、ある種の男性にハマってしまう、というわけです。
普段の恋愛にスパイスのように取り入れるとしたら、相手が、少しだけ気のある素振りをみせてくれたところで、上のテクニックを使ってみることかと思います。ビビッと反応が変わるのを感じると思います。
危険なモテ方は穏やかな恋を遠ざける
とはいえ、正直私は、この悪のモテ方をそのまま取り入れてほしいとは思いません。
他人を振り回すことで己を満たす恋愛は──男女ともに疲れてしまうから。一時的に、刺激的な恋愛関係は結べるでしょう。ドラマチックですらあるかもしれません。
しかし、長期的に穏やかな関係にはなりにくいのだとは知っておいてください。
悪のモテ方から学ぶべきは「本当に長続きする恋愛は、どちらにとってもフェアなものである」ということだと思います。
悪のモテ方で幸せになれる?
うむ、なかなか重いコラムになってしまいました。
ちょっと疲れましたね、すみません。
やはり悪のモテ方は「(少なくとも)長い目でみると幸せになれない」ものだと考えていただければと思います。ある種「自分を大事にしないモテ方」だからです。
そのオープンさやミステリアスさ、儚い感じが、男性の目に魅力的に映ってしまうのですけれど。くれぐれも男性を魅了するテクニックとして、一部を取り入れる、くらいに留めていただければと思います。
自分を好きでいられる恋をしてください。
あなたの恋が叶えられることを祈っております。
(浅田悠介)
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※画像はイメージです
※この記事は2019年12月18日に公開されたものです