風水の「鬼門」とは? 調べ方と対策#李家幽竹の風水ハック
どう捉えられてきた? 鬼門の歴史
ではなぜ、鬼門がそこまで日本人に恐れられてきたのでしょうか。
日本の「陰陽道」で恐れられてきた鬼門
風水自体は中国で生まれ、アジア近隣諸国、遠くはトルコまで渡っていったもの。それぞれの国の風土に合わせて形を変えながら根付いていきました。
もともと、風水がベースとなっている日本の「陰陽道」で、鬼門は恐れられていたそうです。
日本人は昔から怨霊や呪い、祟りといった闇の世界が大好物。陰と陽で言えば「陰」に着目することを好んだようです。そんな日本人の気質が鬼門信仰を生み出した、と考えられるかもしれません。
徳川家康、織田信長も恐れていた鬼門
中でも、徳川家康は鬼門をとても恐れていたそうです。
鬼門にあたる北東は、風水において「変化」の方位。鬼門によって国が変わり、政権が代わってしまうことを恐れたわけですね。
また、織田信長が焼き討ちをした比叡山延暦寺も、鬼門にあたる北東の方位。変化を起こす必要があったからこその焼き討ちの判断であったともいわれているとか。
世界中でも、鬼門信仰は日本だけのものだそう。あまり気にする必要がないとのことですが、なるべく悪い変化は避けて良い変化を起こしたいものですよね。とりあえず、自宅の鬼門を把握しておきたいところです。
鬼門を利用して運気アップを目指そう
不穏なイメージを持たれがちな鬼門ですが、風水ではあまり鬼門にとらわれる必要はないようです。
怖がることなく、つねに明るく清浄な状態にしておけばOK!
むしろ鬼門を利用して、生活に良い変化をもたらしていきたいですね。
(監修:李家幽竹、文:水野久美)
※画像はイメージです
※この記事は2019年11月26日に公開されたものです