既婚女性に聞いた「家を購入した時のリアルな貯金額」
理想の相手と結婚して、ステキな家に住みたい! と将来を思い描いている人は多いことでしょう。
いつかはと夢見るマイホームですが、住宅を購入するのに、あらかじめどのぐらい貯金をすればいいのだろう……などと疑問に思ったことはありませんか? お金の話は、面と向かっては聞きにくいことも多いですよね。そこで今回は、30代~40代の先輩女性を対象に、アンケートをとりました。
住宅購入時の貯金額は?
住宅を購入するにあたり、いくらほど貯金していたのでしょうか? 参考までに、先輩女性たちの住宅購入時の貯金額を教えてもらいました。
最初の住宅の購入時の貯金額を教えてください。
第1位:~500万円(22.7%)
第2位:~100万円(21.5%)
第3位:~300万円(20.3%)
第4位:~1000万円(18.0%)
第5位:~3000万円(9.3%)
第6位:3000万円以上(8.1%)
※有効回答数172件
結果を見ると、300万円以上1000万円未満の額を貯めている人が横並びで続き、最も多い層だということがわかります。なかには、3000万以上貯めて住宅を購入した強者も。では、貯金を住宅購入の際にどのように充てたのでしょうか。
貯金を全額頭金に
・「貯金のほとんどを資金に充てた。不足分は住宅ローン」(40歳以上/金属・鉄鋼・化学/既婚)
・「あるだけ頭金に充て不足分は住宅ローンにした。親からの援助は手つかず」(38歳/団体・公益法人・官公庁 /既婚)
貯金全額を頭金にしたという意見が多数でした。なかには、あらかじめマイホーム貯金をしてそれを頭金にしたという計画的な人も。貯金全額をあてることで、月々のローンの支払いの負担を軽くしようと考えていることがわかります。
貯金を8割
・「貯金を8割使い、あとはローンで購入した」(38歳/その他/既婚)
・「貯蓄の8割を住宅購入にあて、不足分は住宅ローンを使った」(40歳以上/金属・鉄鋼・化学/既婚)
貯金の約8割を住宅購入費にしたという声もチラホラ。貯金のすべてを使ってしまうと、急にまとまった額の支払いが必要になった時や何かあった時に困るからかもしれませんね。
貯金を半分頭金に
・「半分充てて、あとはローン」(40歳以上/その他/既婚)
・「半分は住宅購入資金。不足分はローン」(40歳以上/医療・福祉/既婚)
ケガや病気で働けない状態になったときに、心強いのが貯金です。住宅購入の費用に貯金を全額充てるのではなく半額に留めることで、いざという時も安心して生活ができそうです。
貯金は使用せず
・「貯金は使わずに親からの支援とローンで購入」(38歳/商社・卸/既婚)
・「頭金に貯金を突っ込むのもリスクがあるので、頭金の一部を親に援助してもらい、残りは住宅ローン」(35歳/学校・教育関連/既婚)
意外に多かったのが、貯金は使用せずにすべてローンでまかなった人や、親からの援助を受けつつローンを組んだという答えでした。貯金はあるけれど、あえて貯金額からは払わなかったという人も。ローンの支払い途中で、家を売却する可能性があるのであれば得策かもしれませんね。
まとめ
アンケートでは、住宅購入時に貯金額が100万円以下の人や、全額ローンを組む人も多くいました。今は、低金利でローンを組めるので、貯金からある程度お金を払うよりも、ローンを組んだほうがいいのかもしれませんね。マネープランやお金の活用方法等、興味が出たら、セミナーやイベントに参加して情報を得てみるのもいいでしょう。
(唐沢未夢)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年6月10日~6月12日
調査人数:279人(34~44歳の働く既婚女性)
※この記事は2019年10月22日に公開されたものです