【イラスト&図解】青文字系ファッションとは。雑誌・ブランド・モデルを解説!
系統別。青文字系のブランド&コーデ
たくさんある青文字系ファッションブランドですが、大まかに系統に分け、図にしてみました。
系統の幅が広いため、型にはめられないのも青文字系の魅力です。
【青文字系ファッション系統図解】ブランド一覧
【青文字系1】ストリート(カジュアル、スポーティ、ボーイッシュ)
特徴
あまり派手なかっこうはちょっと…という人にも取り入れやすい青文字系ファッションです。
赤文字系女性がよく着る「オフィスコーデ」ではなく、休日に街中で自然と着ることができるリアルなストリートファッション。
ジーンズ素材やTシャツ、ジャージなど、着心地のいい素材が多いようです。
素材と相まってカジュアル、スポーティ、ボーイッシュなデザインが特徴。色やデザインの選び方ひとつで、思いっきり派手にも控えめにもできる万能スタイルです。
代表ブランド
前述したCandy StripperやX-girlのほか、原宿系カジュアルファッションで有名なSPINNS(スピンズ)などが挙げられます。
SPINNSはきゃりーぱみゅぱみゅさんなど有名な青文字系モデルさんとのコラボも盛んです。
代表雑誌
かつて青文字系雑誌として一世を風靡した『Zipper』や『CUTiE』の得意な系統でしたが、読者年齢層の広い『non-no(ノンノ)』などでもカジュアルコーデとしてこれらのブランドやスタイルが取り上げられることもあります。
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【青文字系2】ガーリー
特徴
少女らしいかわいらしさを追求したスタイルです。男性ウケやモテ系との大きな違いは、異性にどう見られるかよりも「自分がかわいいと思うコーデ」であること。
同性ウケの要素が強く、フリルやレース、パステルカラーなど、女の子が大好きなモチーフがたくさんです。
代表ブランド
おなじガーリー系でも「お嬢様風」「レトロ」「アメリカンキュート」など様々な系統があります。
前述したMILKやCandy stripper、子ども服も展開するaxes femme(アクシーズファム)などがあります。
代表雑誌
アイドルとのコラボで有名な『LARME(ラルム)』や、『non-no』、『Sweet』、10代から支持の厚い『Popteen(ポップティーン)』や『Seventeen(セブンティーン)』が有名です。
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【青文字系3】ドーリー(ロリータ)
特徴
ガーリー系がかわいいとはいえカジュアル路線なのに対し、ドーリー系やロリータ系は「非日常」といえるほどかわいいモチーフが詰め込まれたコーデです。
まさに夢見るコーデで、妖精系や夢かわいいなどの表現をされることもあります。
代表ブランド
ぬいぐるみやリボン、パステルカラーに彩られたNile Perch(ナイルパーチ)や、カラフルで思いっきりポップな6%DOKIDOKI(ロクパーセントドキドキ)、またロリータ系ならAngelic Pretty(アンジェリックプリティ)やBABY, the Stars Shine Bright(ベイビー、ザスターズシャインブライト)などがあります。
代表雑誌
休刊してしまった『KERA!』や『Zipper』、『CUTiE』が得意としたスタイルです。前述した『LARME』なら今どきのドーリースタイルが参考になります。
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【青文字系4】古着系(レトロ)
特徴
古着も代表的な青文字ファッションのひとつ。
ヨーロピアンなドレス系でコーデする人から、アメリカンカジュアルで元気いっぱいにまとめる人までさまざまです。重ね着やカラフルなコーデが得意でしょう。
代表ブランド
古着ですから、特定のブランドではなく「古着専門店」で探すのが基本です。
原宿の有名どころではRAGTAG(ラグタグ)やTARAMAKE(タラマケ)、qosmos(コスモス)など。
今では全国的にネット通販を使って古着をゲットできます。
代表雑誌
残念ながら古着系コーデを常時掲載していた雑誌は、現在廃刊休刊の『vintage mix(ヴィンテージミックス)』や『Zipper』、『mer』、『FRUiTS』、『Used Mix(ユーズドミックス)』など。
古着系の雑誌は不定期に出るムック本がねらい目です。
【青文字系5】ナチュラル(大人シンプル)
特徴
着心地がよく素材にこだわった服、飾りの少ないシンプルな大人っぽい服。意外なことに、こういった系統も青文字系に含まれます。
男ウケやモテ系といった概念がなく、自分が着心地いいと思うスタイル。ヘアメイクもナチュラルです。
代表ブランド
Samansa Mos2(サマンサモスモス)、無印良品、JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)、niko and…(ニコアンド)など。
奇抜だったり色合いがカラフルすぎない、安心感のあるデザインです。
代表雑誌
大人っぽい年齢層むけの『リンネル』や『ナチュリラ』が代表です。
ナチュラル系の雑誌は、ファッションだけでなく生活やインテリアなど暮らしそのものをクローズアップしているものが多いようです。
【青文字系6】ロック&パンク(ビジュアル系)
特徴
ロリータ系、もしくはゴシック&ロリータ(ゴスロリ)系とも関係の深いファッション。特定の音楽ファンに多いスタイルです。
以前は安全ピンやスタッズ、モヒカンヘア、ラバーソウルの靴など派手で奇抜なものが多かったのですが、今ではややマイルドな方向に。
ひとつのファッションジャンルとして特に音楽ファンでなくても好む人が増えました。
代表ブランド
男女ともにアイテム幅の広いSEX POTReVeNGe(セックスポットリベンジ)や、70年代ロンドンのファッションを取り入れたHELL CAT PUNKS(ヘルキャットパンクス)、ヴィジュアル系アーティストも愛用しているSEXY DYNAMITE LONDON(セクシーダイナマイトロンドン)などが有名です。
代表雑誌
以前は『KERA!』などでロック&パンクやビジュアル系のファッションが特集されていましたが、ファッションとして取り扱う雑誌は現在あまりありません。
ロックやビジュアル系の音楽雑誌である『Cure(キュア)』などがおすすめです。