マルチタスクとは? 意味とシングルタスクとの違い、メリット・デメリット
マルチタスクが向いている人と向いていない人の特徴
続いては、マルチタスクが向いている人とそうではない人の特徴をそれぞれ考えていきたい。
マルチタスクに向いている人の特徴
マルチタスクに向いているのは、コミュニケーションに長けている人と考える。
現代の仕事のメインは、コミュニケーションに違いない。コミュニケーションを制する者が仕事を制する。立場や性別が異なる人たちと同時並行で過不足なくコミュニケーションを取れる人は、絶対的に仕事が出来て、かつマルチタスクじゃなかった試しがない。
そういった“マメさ”はいついかなる時代でも、評価される対象と成りえてしまうのだから、人間の本質はあまり昔から変わっていないのかもしれない。
マルチタスクに向いていない人の特徴
誤解を恐れずに書くとすれば、ADHDやその傾向がある人間にマルチタスクは向いていないという主観がある。
仮にきちんとマネジメントをしてくれる人が近くにいるならば話は別だが、そうでないなら、冗談抜きで自分が痛い目を見る可能性が急上昇待ったなしなので気をつけたほうがいい。
かくいう私も、自分ではマルチタスクに向いているとは到底言えない。むしろ、苦手だと感じている。キャパオーバーで目がぐるぐるとまわり、布団に倒れこむなんてこともある。だけど、それによって被害が出たことはなく、きちんと結果を残してきたので今現在も懲りずにマルチタスク人間なのだ。
そんな中途半端なマルチタスク人間の私からすれば、一点集中型なシングルタスク人間が心底羨ましい。私は、あんな驚異的な集中力を持ち合わせていないのだから。結局、人はないものねだり。
ただし、注意力が散漫しやすいからこそ、マルチタスクに向いているという見方も出来る。
Aという業務への集中力が途切れたら、次はBという作業を行う。それへの集中力も切れたら、家事をやってみる……上手にそのサイクルを掴めるようになれば、最強のマルチタスク人間になれるだろう。