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主体性がない原因とは? 主体性のない自分を変える5つのコツ

高見綾(心理カウンセラー)

主体性のなさを改善する方法

さまざまな経験や成育歴が関係する「主体性」。上記で説明した原因に覚えがある人もいることでしょう。

このように育ってきた環境によって失ってしまった主体性は、再び取り戻すことはできるのか。最後に、主体性のない自分を変えるヒントを紹介します。

(1)些細なことでも「自分が選ぶ」癖を

ランチのメニューを選ぶときも、なんとなく決めるのではなく、「これが食べたい」「本当はAランチがいいけど、高いからBランチにしよう」「みんながAランチを頼んだから、今日は私も合わせておこう」などと、自分が選んだ自覚を持つ練習をしましょう。

大切なことは、不本意なものを選んだとしても、それを自分が決めたという意識を持つことです。その自覚が主体性を作ります。

(2)食わず嫌いしない

自分の担当している仕事の関係者など関わりのある人たちに対して、先入観を持つのをやめて「どんな人なんだろう? 何に興味があるんだろう? どんなことに困っているんだろう? 私に手伝えることはあるかな?」と、相手を知ろうと思ってみてください。

他人に興味が持てると、いろんなアイデアを思いつきやすくなります。人間関係において「食わず嫌い」をしないことです。

(3)仕事の意味や目的を考える

「この仕事は誰のためにあるのか? なんのためにやるのか?」を考える癖をつけておくと、自分の中に軸が生まれます。

「仕事のやり方を変えてみてはどうか?」という話になったときも、その仕事の意味や目的に照らし合わせて意義があるなら変えればいいし、目的に反しているのならやらないほうが良いといったように、考え方の基準を自分の中で持てるようになります。

(4)失敗のあとの「ポジティブな問いかけ」

失敗したり否定されたりすることを恐れる人は、「なんでうまくいかないんだろう?」と考えます。主体性を持つためには、発想を転換して「どうすればもっとうまくいくんだろう?」という問いかけをすることが大切です。

ポジティブな質問を自分に投げかけることで、建設的に物ごとを考えるスキルが身につきます。

(5)自分を応援してくれる味方を持つ

主体性がない人は自信がなく傷つくことを恐れています。

失敗したり傷ついたりしても、味方になってくれる人がいる、自分を理解してくれる人がいると思えると、行動することに対して恐れが減る効果があります。

些細な決断が「主体性」を生む

主体性を持つということは、自分で考えて行動し、その結果の責任を負うことです。些細なことでも自分で決めたという自覚を持つことから始めていきましょう。

また、私たちは興味を持ったものには関わろうとしますし、当事者意識が芽生えます。

自分で考えて責任を負うというとシビアな感覚がするかもしれませんが、まずは仕事や自分が関わる人たちに興味をもち、自分で考えて行動していければOKです。

主体性を持つということは、創造性を発揮し人生における自由を獲得することを意味します。ほかでもない自分の人生を生きていくために、日常のちょっとしたことから意識をして、主体性を身につけていきましょう。

(高見綾)

※画像はイメージです

 

※この記事は2019年09月06日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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