わたしだけを見て。彼の視線を奪うアイライナーとメイクアップベース
好きな人に想いを伝えるとき。仕事の大事なプレゼンのとき。このコスメでメイクをすれば、少しだけ運命が変わるかもしれない。美容ライターの前田紀至子さんが、働く女性たちの背中を押してあげるデパートコスメを、毎回異なるテーマでご紹介。
あらゆる想いが渦巻く場所、それがデパートのコスメフロア。
「このあとのデートのために」「仕事をがんばった自分へのご褒美」「たまったストレスを発散したい」
その場所にいるすべての人に共通しているのは、キレイになりたいという気持ち。背中を押してくれたり、奮い立たせてくれたり。
いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきたいと思います。
今回のテーマは、「目が離せない、魅力を手に入れるコスメ」
誰でもなく、私のことを見てほしい。好きな人の視線をひとり占めして、会っていないときにも思い出してほしい。
きっと誰しもが一度は考えたことがある想いを現実のものにするためにも必要なのは、わざとらしくないのに、一分の隙もないほど完璧なコスメティック。最近使った中でもおすすめなのはこの2つのアイテム。
クリスタルビジョンインテンシブアイライナー/THREE
存在感がありつつも目元での馴染みがいいジェルや、強い意志やスタイリッシュなムードを漂わせることができるリキッド。
アイライナーにもさまざまなタイプがあるものの、近ごろのファッションやメイクのトレンドにぴったりとハマる気がすることもあり、最近夢中で試していたのがペンシルタイプ。
あくまでもさりげなく、それでいて「目で語る」ような、そんな魅力を身につけたい。だからこそ、柔らかければ柔らかいほどいいけれど、そうすると今度はすぐに落ちてしまわないかどうかが気にかかる。
そんなコスメを愛するがゆえのわがままな気持ちを、まさになめらかで麗しいアイラインのように「するり」と満たしてくれるのが、このクリスタルビジョンインテンシブアイライナー。
繰り出し式のペンシルアイライナーは、なめらかでマット。そのうえ、上等なペンのように扱いやすい。肌の凹凸や目元の小じわも素知らぬ顔で、ガタつきのないラインを生み出してくれる。
そしてこのアイライナーのもうひとつのすごさは、柔らかくて使いやすいペンシルアイライナーの永遠の課題である消えや滲みとも無縁だということ。柔らかくて、芯の強い眼差しは、このアイライナーがきっと叶えてくれるはず。
ザ・ハイドレイティング イルミネーター/ドゥ・ラ・メール
メイクアップベースはコスメティックの中でも難しいアイテムだと思っている。スキンケアとベースメイクをつなぐアイテムだし、これ抜きでは美しい土台は完成しない。
頭ではそうわかっているものの、なかなか「見えない」ものだからこそ、よくないよくないとは思っていてもついついファンデーションやそのほかのメイクアップに注力してしまう節がある。
だけど今回、そんな考えを全面的に撤回したくなるような気持ちにさせてくれたアイテムが、ドゥ・ラ・メールのザ・ハイドレイティング イルミネーター。
パールがきらめくクリームを肌に乗せれば、たちまち魔法のように広がって、光を讃えるみずみずしい肌がそこに現れる。胸の高揚とともにファンデーションを塗ってみると、これまでにないくらい、肌とファンデーションがぴったりと密着する。
さらに、やはりドゥ・ラ・メール、それだけでは終わらない。整肌成分が含まれていたり、肌をふっくらとさせてくれたりするうえに、ファンデーションのあとに鼻筋や頬骨にハイライトとしても使えてしまうのだから、もはやメイクアップベースにとどまらない究極の万能アイテム。
太陽光をヒントに作られたこと、スキンケア効果を兼ね備えていること、そしてきめ細やかでごく自然なみずみずしい肌へと導いてくれること。自分のポテンシャルを最大限に活かすべく作りたい魅力的な肌のため、求めるすべてがここにある。
たとえほんのわずかだとしても、運命を変えてくれる存在になるかもしれないコスメたち。もしも気になったなら、ぜひ一度デパートに赴いて、カウンターで試してみて。
(文・撮影:前田紀至子)
連載「運命を変えるコスメ」バックナンバー
※この記事は2019年08月30日に公開されたものです