頬杖をつくポーズに隠れた心理とは? 印象や癖を直す方法
頬杖をつく動作に隠された心理とは? シチュエーションによってはマナー違反ともいわれるこの癖。つい頬杖をついてしまうあなたが癖を直す方法について、マジシャン&催眠心理療法士の浅田さん@恋愛を語る奇術師が解説します。
癖ってありますよね。
例えば、頬杖をついてしまうとか。
頬杖とは、机に肘をついて、手に顎をのせること。
つい頬杖をついてしまうのはわかります。なんとなくやってしまうことは、なんとなくやってしまうのですから。個人の癖に、良いも悪いもありません。
しかし大事なのは「なぜ頬杖をついてしまうのか?」と「どんな印象を与えてしまうのか?」だと思うんです。気をつけるべきなら気をつけたほうがいいのかもしれない。
今回は、そんな頬杖に隠された印象と心理に迫ります。
あ、いまも、頬杖ついてません?
頬杖をつく人の心理とは?
なぜ人は頬杖をつくのか。まずはこの仕草に隠された心理を探っていきましょう。
(1)退屈している
退屈していると頬杖をついてしまいます。
やることがないから頭を支えるのも億劫になるという感じ。ぼんやり「何か楽しいことないかなあ」と考えているわけです。
もし頬杖が癖になっているなら、それは「退屈が癖になっている」ともいえるかもしれません。
楽しいことは待つものではありません。作り出すものです。こちらからアクションしてみるのはどうでしょう。
退屈で何も楽しくないと感じる時の対処法を紹介します。
(2)疲れている
シンプルに疲れているサインでもあります。
体中のだるさから頬杖をついてしまうのです。前のめりになって、姿勢も悪くなっているかもしれません。体調の黄色信号です。
この場合「身体の疲れ」と「心の疲れ」のどちらもありえます。というより、この2つはつながっているものです。なので「心身共に疲れている(休みたいというサイン)」だと考えると安全かもしれません。
辛いときは休んでください。これは、すごく大事なことです。
疲れている原因や気分転換する方法を解説します。
(3)くつろいでいる
くつろいでいる可能性もあります。
居心地の良さを感じて、リラックスしている感じです。認知心理学では「身体や髪や顔に触れる動作」はマニピュレーターと呼ばれます。
そしてマニピュレーターは「極端に居心地の良さを感じているか、居心地の悪さを感じているときに表れる」とされます。
自分に触れることによって、良くも悪くも、心の調整をしているわけです。動物が毛づくろいしているイメージです。
なので、一概に「頬杖をついている=ネガティブなこと」というわけではありません。
(4)考えごとをしている
考えごとをしている最中も、人は頬杖をつきます。
何かに悩んだり、先ほどのように「退屈だなあ」とネガティブなことを考えたりしているときだけではありません。趣味や、仕事、その他なんであれ、ものごとを真剣に考えるときに頬杖をつくこともあるのです。
集中するために姿勢を固めている、というイメージです。目を細めて、視線を定めて、身体に緊張感があれば、このパターンだと考えられるでしょう。
(5)欲求不満
頬杖をつく人の心理を深掘りすると「欲求不満」という可能性があります。
何かが満ち足りていない。つまらない。どうにかしたいと思っている。
そんな不満が動作に表れるわけです。ズバリ頬杖をつくとは「自分で自分を支えている=ほかに支えるものがほしい」という心理でもあるのです。
そして「自分が欲求不満であること」や「何が不満なのか?」に無自覚だったりします。他人に指摘されて気づくこともあるでしょう。いわば頬杖が「自分でも、なぜ行動しているのかわからない無意識の動作」になっているのです。
この場合は、単に「頬杖をつく癖」を直すだけでなく、ほかにも生活のなかで満足感を得られるようにすることが大事かもしれません。
欲求不満の人が見せるサインを心理カウンセラーが解説します。