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既婚男性がハマる女性の特徴5つとは? 既婚男性の心理と本音

仁科友里

「日野OL不倫放火殺人事件」から読み解く、不倫の末路

1993年に東京都日野市で起きた不倫がらみの殺人事件をご存じでしょうか? オトコのズルさやオンナの一途さがつまった「ザ・不倫」というような事件ですので、最後にちょっとご紹介しましょう。

日野市のあるマンションの一室が放火され、寝ていた幼児二人が焼死しました。警察が調べたところ、犯人はこの家の男性と不倫関係にあった独身女性A。

男性Bが出勤する時間を見計らって家に侵入し、ガソリンをまいて火をつけたのです。幼い子どもをターゲットにするあたり、強い怨恨が感じられます。当初は、鬼のようなオンナだと報じられましたが、事件の詳細が明らかになるにつれ、犯人を擁護する声が上がっていきます。

放火したAと既婚男性Bは、職場の上司と部下という関係でした(男性が上司)。仕事で同じ時間を過ごすうちに、2人は惹かれ合い、とうとう体の関係を持つようになります。Aは恋愛経験がなく、Bは初めての男性でした。そのうちにAが妊娠しましたが、産むわけにはいかないので、中絶することになります。

通常、こういう苦い経験は不倫をやめるきっかけになるのですが、Aは決心がつきませんでした。Bの言葉を真に受けていたからです。

『その時殺しの手が動く 引き寄せた災、必然の9事件』(新潮文庫)によると、この男性は

「妻が交通事故で死ねばいいと思っている」
「妻とはセックスしていない」
「会社をやめて、2人で事業を興そう」

と、妻との不仲、離婚をにおわせていましたが、すべて嘘でした。警察の取り調べに対し、男性は「妻とちがい、肉体的にも豊乳でしたし」「肉体関係を維持したかったので、つい……」とカラダ目当てであることを白状しています。

この男性に限らず、ある程度の人生経験があれば、「不倫オトコは別れたくないから、適当なことを言っているな」と気づきますが、なんせAは若く、初めての恋愛ですから、そんなウソを見抜けるわけがない。

「奪える」とばかりに、Bにのめりこんでいきます。

実際に脱サラを視野に入れて、資格の勉強もはじめていました。Bは避妊をしてくれないので再び妊娠し、また中絶手術することになります。

一方のBは「妻とはセックスしていない」と言いながら、Aとの不倫中に妻との間に子どもが生まれていますし、事業を興す準備もしていません。

それどころか、奥さんにAの存在がバレると、すぐに家族の元に戻っています。

AはBにもてあそばれたことに気づいたことから、犯罪に手を染めてしまうのです。誰が被害者で誰が加害者なのか、よくわからない事件ともいえるでしょうが、不倫というのは一歩まちがえると、こんな事件になってしまうこともあることを忘れてはいけないと思います。

特に結婚願望のある女性は、既婚男性と関わらない方がいいです。

婚活において、若さは重要な要素ですから、なんの見返りもない既婚男性に時間をくれてやる必要はないと私は思います。

恋愛をする相手は、自分の心と身体、未来を託せる人に

誰かを好きになることは素晴らしいことですが、仮に既婚者を好きになったとしても、超えてはいけない一線があるのではないでしょうか。

「別に結婚したいわけじゃないから」と正当化する人もいますが、女性ばかりがリスクを背負う関係は健康的とはいえません。

結婚するかしないかは別として、自分の心と身体、そして未来を託せる相手と恋愛をしてほしいと思います。

(仁科友里)

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※画像はイメージです

※この記事は2019年06月24日に公開されたものです

仁科友里 (コラムニスト)

1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。OL生活を綴ったブログが注目を集め、2006年に『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む女性たちの相談にも答えている。
Twitterアカウント @_nishinayuri

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