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本当に性格がいい人とは。実は性格が悪い人との違いって何?

大塚統子(心理カウンセラー)

性格がいい人とはどういう特徴があるのでしょうか? また、本当は性格が悪い人とは? 性格を良くするために大切なことや、具体的に何をすれば性格がよくなるのかと共に心理カウンセラーの大塚統子さんに教えてもらいました。

なんだかみんなに好かれるような人っていますよね。その人はきっと性格がいいのでしょう。

そもそも、性格がいいとはどんな人のことなのか、理カウンセラーの大塚統子が解説します。

本当に性格がいい人の特徴

ひとことで言うならば、一緒にいて良い気分にさせてくれる人は「性格がいい」と思われます。逆に、「あの人とは一緒にいたくない」と感じさせる人は「性格が悪い」と思われがちです。では、どういう人が「あなたと一緒にいたい!」と思われるのでしょうか。

相手を理解する人

性格 良くなりたい

相手の話を「あなたはそう思うのね」と受けとめたり、「なんでそんなふうに思うの?」と聞いたりすると、「自分に興味を持ってくれている」「自分を理解しようとしてくれている」と好感を持たれます。

一方、「○○するのが当然」と自分の価値観以外は認めなかったり、正論で相手の思いや行動を否定したり、「どうしてわかってくれないの!」と自分の感情をおしつけたりする人は好かれません。

人と自分はちがうもの。性格の良い人は、ちがいを楽しんで相手を尊重しています

人のせいにしない人

性格 良くなりたい

他人の文句を言うとき、人の悪口を言うとき、良い気分の人はいません。そして、それを聞く周囲の人も良い気分ではありません。

いろいろな場面で「自分は被害者で、相手が変わらないと不満」と言っていると、「この人とつきあうと自分も文句ばかり言われるだろうな」と連想させるので、信頼されにくくなります。

性格の良い人は、たとえイヤな気持ちになることがあっても、最終的には「そう感じているのは自分。だから自分が変わろう!」と人のせいにはしません

参考記事はこちら▼

人を応援できる人

性格 良くなりたい

人の幸せを応援し喜べる人は、周囲から性格がいいと思われます。人を応援できる人は、何かしら自分もがんばっていることがあります。何かに打ち込んでいる姿勢は魅力的です。

また、人を応援し、人のために喜んでいると、「自分のためにも同じように応援する人や喜ぶ人がいる」と思いやすくなりますから、人に対してやさしい気持ちにもなれます。

なお、軽い“やきもち”くらいは焼いたほうがかわいいですが、マウンティングや過剰な嫉妬は好まれません。マウンティングや嫉妬は不安や劣等感からきています。「自分は自分・人は人」と比べないようにするとか、自己肯定感を高めるなどしておくと良いでしょう。

与えることができる人

性格 良くなりたい

「自分ができることをしてあげたい」「何か相手に貢献したい」「喜ばせてあげたい」と人に与えたいと思える人は、性格がいいと評価されます

ただし、「自分さえ我慢すれば」と自己犠牲があると、与えられた人は素直に喜べません。また、「○○してもらうために」と見返りを求めていると、与えるのではなく奪う行為になります。「大切な人のためにしてあげられるのがうれしい」と「してあげる喜び」を感じている人は、自分も他人も幸せにします。

「してあげる喜び」の対極は「してくれない不満」です。相手からしてもらおう、相手に自分の望みを満たしてもらおうとしていると、「性格がいい」とは思われませんし、残念ながら心が満たされることはありません。

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