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相手の気持ちがわからない。彼の気持ちを確かめる方法

藤本シゲユキ(リアライフカウンセラー)

相手の気持ちがわからない。好きな男性に対して、そんなふうに思ったことはありませんか? 相手の気持ちがわからないと感じる人には3つの原因があるようです。この記事では、恋愛コラムニストの藤本シゲユキさんに、相手の気持ちがわからない原因と解決方法について解説してもらいました。

恋愛の悩みで一番多いといっても過言ではないのが、「相手の気持ちがわからない」というもの。

「どうすれば彼の気持ちを確かめることができるんだろう?」と頭を悩ませている女性はたくさんいらっしゃると思います。

今回の記事は「相手の気持ちがわからない。彼の気持ちを確かめる方法」について、お話しさせていただきます。

相手の気持ちがわからない3つの原因

相手の気持ちがわからないのは3つの原因があります。

相手の気持ちがわからない原因その1:非言語で気持ちを推し量る

1つ目は、相手の態度や行動など「非言語」の部分で気持ちを推し量ろうとするからです。

恋愛指南書やコラムの多くには、「彼の行動に目を向けましょう」と書かれていることが多いですが、これは「普段からきちんとコミュニケーションが取れている」という前提に基づいてのもの。

モテない女性や恋愛がうまくいかない女性ほど、言葉以外の部分で相手の気持ちを確かめようとします。

そして彼女たちは、例外なくといっていいほど、自分の思っていることを言わないし、相手がどう考えているかを聞こうとしません。

さらに、確証もないのに決めつけます。

たとえば、相手が仕事などで疲れているだけなのに、それを「素っ気ない・冷たい態度」と捉え、「私と一緒にいておもしろくないんだ」「私のこと嫌いなんだ」と決めつけるような例がわかりやすいですね。

そもそも、FBI捜査官やメンタリストじゃあるまいし、素人が非言語の部分だけを見て、相手の考えていることを推測するなんて不可能なんですよ。

モテる女性や恋愛がうまくいく女性は、自分が思っていることをちゃんと言うし、相手がどう考えているかをちゃんと聞きます。

そして、決めつける前に確認をします。

前述した例の場合だと、「あれ? なんか疲れてる?」「いつもと感じがちがうけど、なんかあった?」というように。

恋愛がうまくいかない女性ほど、「言わなさすぎ」「聞かなさすぎ」「決めつけすぎ」だといっていいでしょう。

相手の気持ちがわからない原因その2:自分のことしか考えていない

2つ目の原因は、自分のことしか考えていないからです。

相手に「好かれたい」「嫌われたくない」といった気持ちが強くなればなるほど、自分に意識が向いています。

つまり、好かれようとして自分をよく見せることに意識を向けるので、結果として自分のことしか考えていないんです。

自分に意識が向けば向くほど相手のことが見えなくなるので、相手の気持ちがわからなくなっていくわけです。

相手の気持ちがわからない原因その3:相手に興味がない

前述したように、非言語の部分で相手の気持ちを推し量ろうとする女性は、完全に相手のことを見失います。

逆に、モテる女性や恋愛がうまくいく女性は、「この人はどうやったら楽しんでくれるんだろう」「この人はどういう性格なんだろう」というように、しっかりと相手に意識が向いています。

彼女たちは相手の男性に興味津々なので、「彼のことを知りたい」という欲が強いんですよね。

「彼のことを理解しましょう」「彼に興味を持ちましょう」とうたっている恋愛系の情報は多いですが、実はほとんどの女性が、相手のことを好きだと言いながら理解してないし、興味がありません。

カウンセリングで、「彼の性格や気になった言動や印象に残っているエピソードを教えていただけますか?」と聞くことがありますが、好きな男性のことを理解している女性は、次から次に言葉が出てきます。

しかし、理解していない女性はひどい場合になると、相手の職業、年齢などの表面的な情報を言ったあと、言葉につまり、考えこみます。そして、「やさしい」「気づかいができる」など、誰にでも当てはまるようなふんわりしたことしか言えません。

具体的に「どう優しいのか?」「どう気づかいができるのか?」まで見ていないから、わからないし言えないんです。

また、「男性はこれこれこういう生き物」という情報を鵜呑みにしている女性ほど、相手のことを理解できていないですね。

彼女たちはそういった情報に踊らされ、好きな男性のことを「男性とは」という枠組みに当てはめて考えるので、その枠に当てはまらない部分が出てくるほど、相手のことがわからなくなり、見失います。

さらに、相手を理解していない女性が抱く興味は、「私のことをどう思ってるんだろう?」「彼は今何をしてるんだろう?」といったものなので、興味ではなく「ただの詮索」になってるんですよ。

「人に興味を持つ」というのは、「今のその人を形成しているものを知る」ということです。

相手の表面的な情報だけではなく、「なぜ今の仕事に就いたのか?」「なぜそのような価値観が芽生えたのか?」「どういった人たちが今まで関わってきたのか?」など、もっと深い部分を知ろうとするのが、興味を持つということ。

あと、相手を知るためには、相手がどういうときに喜怒哀楽を感じて、なぜその感情が起こるのかを知ることも必須です。

とくに、相手が怒りを感じることが何かを把握しておけば、その真逆のことを相手は求めているとわかるので、「何をされたら嫌なのか」「何をされたら許せないのか」を、早い段階で知っておくといいでしょう。

そして、人に興味がない女性は、好きな男性に興味を示せないだけでなく、自分にも興味がありません。

彼女たちは「自分はどういう人間なのか?」「自分はどう思っていて、なぜそう思うのか?」「自分はどうしたくてそれをしたいのか?」というようなことを考えていないんですよね。

だから、好きな男性が相手でも興味を示せないんです。

だって、自分にできていないことを人にできるわけがないし、そもそも自分にすら興味がないのに、他人に興味を示せるわけがないですからね。

次ページ:相手の気持ちを知るためにすべきこと

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