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帰りの電車で上司と一緒になった #お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「帰りの電車で上司と一緒になった」という女性のお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

帰りの電車で上司と一緒になった

自宅の最寄り駅が同じ上司がいて、よく帰りの電車で一緒になります。でも電車で会ったとき、数十分も何を話せばいいのかわかりません。こんなときの会話術を教えてください。

あるあるある……!! と、全国の電車派ウィメンが共感する姿が浮かびます。仕事関係の人と電車が一緒になったとき、何を話すかで悩んだことがない、という人はほとんどいないのでは。

まずは「お疲れさまです!」と挨拶。上司も「お疲れさま」と返答。「今日の会議、もめましたね」「仕方ないよ」「私もいい案を出せなくて」「難しいよね」「……」「……」……ヤバイ! もう会話が続かない! みたいな(笑)。

でも、それこそ仕方ないし、難しいですよね。疲れて乗り込んだ電車の中でいきなり「いい案が浮かびまして!」などと仕事スイッチ全開になるのも不自然だし、それは望まれていないはず。

仕事の話以外だと、ほかの社員の話になるのはありがち。でも悪意のない陰口になってしまう恐れがあるので、おすすめしません。

オフの空間でありつつ、言動が仕事に悪影響を及ぼす可能性もある。それが電車。つまり、気軽かつ誰も傷つかない話題がベストです!

そして、2人には同じ沿線、同じ最寄り駅という共通点があります。つまり、選ぶべき会話のテーマは……そう、「ご近所ネタ」。

たとえば「最近○○駅の南口にオープンしたパン屋、行きました?」などの新店ネタ。上司がチェック済みなら感想を語るでしょうし、行っていないなら「普段どこでパン買いますか?」と聞けばテーマをそっちにずらせます。「ごはん派だから」と言われたら、おすすめの和食屋を聞けばいいですね。

駅前にコンビニしかない場合は、「あのコンビニでよく買うものってなんですか? 」と質問。「同じものばかり買っちゃうので参考にしたくて」と補足すれば不自然ではないですし、今後も新商品ネタを語り合えばよし。

ちなみに、あなたがこだわっているジャンルには触れないほうがいいです。上司はハードパン派、あなたはソフトパン派、などと宗派(笑)がちがう場合、電車での会話がますます苦行になりかねません。

疲れている日や上司との遭遇が続いた日は、いっそ時間や車両をずらして帰るのもアリですね。

気疲れして翌日の仕事の能率が下がったらもとも子もないですし、ひとりでボーっと帰りたい日があるのは自然なこと。それは上司も同じです。

避けてはならない、盛り上げねばならない、という義務感は不要。「元気のある日は上司と近所の情報交換♪」くらいの気持ちでいればいいと思いますよ!

POINT.

・仕事の話はひかえめに(上司も疲れている)
・同じ沿線住まいなら、ご近所ネタは鉄板
・ただし、強いこだわりを持っているジャンルは避けよう
・ときには、車両や時間をずらして帰るのもアリ(お互いの疲れを軽減)

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2019年05月14日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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