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条件で選ぶのはアリ? 「彼氏の条件」に挙げていいもの・悪いもの

にらさわあきこ(文筆家、美容研究家)

彼氏の条件に挙げていいもの悪いもの

では、どんな条件を挙げると実際に彼氏ができやすいのでしょうか。挙げていいと思える条件3つと、意味がない条件を3つ、紹介していきましょう。

彼氏の条件に挙げていいもの

1)収入(借金)

収入を聞くのはどうかという考えもあるでしょうが、収入は生活スタイルに直接影響するので、彼と「合うか」「合わないか」を見るためにも、把握するといい条件です。

ただし、「年収いくら以上がいい」という見方ではなくて、「どういう使い方をしているのか」「ケチかどうか」「借金はあるのか」を見て自分の価値観とすり合わせるのがより重要です。

お金の使い方は、あまり自分とかけ離れていないほうがうまく行くケースが多いです。

2)職業

生きる上での価値観を知る意味で、職業は大事です。

今後付き合う相手なら結婚の可能性もあるでしょうから、「この人と付き合ったら転勤の可能性もあるのね」「帰りは23時以降になるのか」などの情報を知る意味もあります。

実際、5時に仕事を必ず終える女性からしたら、激務であることの多いIT勤務、マスコミ勤務、医師などは覚悟がないとうまく行きづらいかもしれません。

生活時間帯もあまりかけ離れた職業でないほうが、やっぱりうまくいきやすいです。

3)人間関係(友だちの有無など)

条件を挙げるときに意外と忘れがちなのが、彼の人間関係です。人間関係とは、友人関係や家族関係のこと。

たとえば友だちが多いタイプなら、わいわいと過ごすことになるでしょうし、ひとりも友だちがいないなら、「一緒に過ごす時間が増えそう」「人と過ごすのが嫌いな人なら、自分とも大変になるかもしれない」などの状態が想像できます。

親子関係が良好かどうか、兄弟仲はどうなのかなどの家族関係も、その後に大きく影響するので、見ておくべき条件かもしれません。

彼氏の条件に挙げないほうがいいもの

1)身長

「背の高い男性が好き」「身長は何センチ以上でなければ」などという女性は多くいますよね。

でも、実際に彼氏や夫がいる女性に聞いた「一番どうでもよかった条件」は身長です。

「ヒールを履くと並べない」程度の理由なら、挙げる必要はないんじゃないか、というのが私の見解です。

日本人男性の平均身長は170cm少々。平均身長の女性がヒールの高い靴を履いて到達する「160cm台後半」という身長は、男性ではとても一般的なのです。

「身長170センチ以上」にこだわると、半分の男性が条件から外れてしまうので、挙げるとかなりもったいないです。

2)学歴

学歴も微妙なところです。女性はよく「自分が大学を出ているから相手も大卒がいい」などと言いますが、大卒でなくても頭がいい人は多くいますよね。

少なくとも「〇〇大卒がいい」などと大学名までを指定するのは、同窓でもない限りは、意味が少ないような気がします。

ちなみにお見合い界では、「本人同士の学歴よりも、親同士の学歴が近いほうがうまく行く」という声がよく聞かれます。これは「どういう風に育ったか」が生活スタイルや価値観に大きく影響するからです。

一緒に暮らす上では、「本人の学歴」よりも、「価値観」や「生活スタイル」が大事ということだと考えられます。

3)収入

「挙げたほうがいい」ところにも書いていますが、実は収入は挙げないほうがいい面もあるのです。

たとえば、自分の生活とかけ離れた高い収入額を条件に挙げるとしたら、あまり意味がありません。

年収300万円程度で暮らしている女性なら、大した意味もなく「年収1千万円以上の人でなきゃダメ」などと条件をあげると、相手探しが難しくなるだけでなく、知り合ってもお付き合いに至らなかったり、付き合っても長続きしなかったりする可能性が高くなりやすいです。

つきあうことを考えると、今の自分とかけ離れすぎてないほうが、実際にはうまく行きやすいのです。

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