アラサー女子の婚活がうまくいかない理由は? 婚活を楽しむポイント
アラサー女性の婚活がうまくいかない理由には、どんなことが挙げられるのでしょうか? 今回は、自身もアラサー独身女性であり婚活経験者でもあるコラムニストのE子さんに、アラサー婚活の実情について教えてもらいました。
「出口の見えない婚活が苦しい」「自分を選んでくれる男性を好きになれない」「自分よりあとに婚活をはじめた女性がトントン拍子に結婚し、自分と何がちがうのかわからない」
日々、聞こえてくる婚活女子の悲痛な叫び……。
婚活芸人として婚活に魂を捧げた女として、私は彼女たちの叫びを無視することができない。
筆者はE子(ツイッター:@escape_no_e_yo)。自身もアラサー独身女性でありながら、婚活女子たちに有益きわまりないアドバイスを発信することで名を馳せる、ツイッターアカウントである。偉そうに言うが、私も独身である。
婚活女子の苦しみを誰よりも深く理解するこの私が、婚活の厳しい実態について語りたいと思う。
アラサーE子が体験した「婚活の現実」
私が婚活らしい婚活をはじめたのは25歳前後。
「何事も計画的に! 何事も前倒しで!」をモットーとしていた私は、女性の市場価値が高いといわれる年齢で婚活をスタートした。
手軽で簡単なアプリ、真剣かつ堅実な結婚相談所、一気に出会える婚活パーティ、ハイキングをしながら仲良くなるなどといった婚活イベント、お見合い、街コン、ストリートナンパ……。
それなりに手広く婚活をしてきたと思う。
そして結果、30過ぎて独身である。これが、アラサー婚活女子の実態であろう。
アラサー婚活の現実はぶっちゃけ厳しい
婚活や結婚を題材としたドラマや漫画は数多く存在し、どれもが女子たちに課せられる厳しい婚活事情を表現している。
それらを見るに、いかに婚活道が厳しき道であるか、思い知らされるものだ。では、どのように厳しいのか。
女性の価値は「年齢」なのか
女性の価値は「年齢」がすべてなのか。
年は若ければ若いほどいい。若い女しか子どもを作れない。年老いた女にはゴミクズほどの価値もない。
そんな辛らつな意見を、今まで何度も耳にしてきた。親切な友人や知人から、直接言われたこともある。直接言われ、ひとりで海岸へ行って泣いたこともある。
たしかに婚活市場において、女性の「年齢」は男性の「年収」と同じくらい重視される項目だ。そして、それを理由に足キリもされる。
婚活の本質は「条件」ではない
しかし、婚活をして苦しんできた女性ならわかっていただけるであろうが、男性の「年収」、そこまで重要か?
年収は高ければ高いほどいいか? 年収がすべてか?
ちがうだろう。そんなに単純な世界なら、君たちもさほど苦労せず高収入の男と結婚しているはずだ。
婚活の本質は、条件ではない。アラサー婚活女子にもおおいに希望はある。
君達はこの市場において、弱者のようで弱者ではない。
ではなぜうまくいかないのか、私の実体験からお話しよう。
私の婚活がうまくいかない理由
理由1:まだ割り切った決断ができない
婚活をしてすぐ結婚できてしまう人間は、たいてい非モテだ。美人ほど苦労するのが婚活である。
私個人の話でいえば、婚活をはじめるのが早すぎた。
息をしているだけで掃いて捨てるほど男が寄って来るのに、婚活をしても、決断できるわけがないのである。
女はきっと、「これを逃したらもう彼氏はできないかも……」と、真に怖気づいたときに結婚を決めるのだろう。
理由2:年齢や年収の条件ばかり気にしている
婚活をすれば出会いは星の数ほどある。
ネット社会の弊害かもしれないが、数が多すぎるのでソートをかけることになる。
その際に、「気が合う人」「感じのいい人」などの抽象的な条件で絞ることは難しく、どうしても「年齢」「年収」などで絞ることになる。
こういったシステムに身をおくと、それらの条件ばかり気にして相手を選ぶようになってしまう。
理由3:好きになれない
上記1や2の要因もあり、結果的に出会う男性にときめかない。
「結婚相手としては最高の条件!」という相手が出てきても、不自然な出会い方をしてしまっているがために好きになれない。
根本的に恋愛感情は一切ないのに、「こんなにいい人だから好きにならなきゃ」と努力してしまい、自分自身が辛くなっていった。
真の婚活地獄とは「いい人なのに好きになれない」
婚活に悩んでいる多くのアラサー女子の悩みは、モテない、誰からも言い寄られない、ということではない。
「いい人なのに好きになれない」これに尽きる。
上記、私が婚活でうまくいかなかった理由と同様であろう。真面目な女性は「好きにならなければ」と自分を鼓舞するのだが、普通にモテるがために決めきれない。
自分が悪い(モテない)わけじゃないのに、うまくいかず、心を疲弊させてしまう。それが真の「婚活地獄」なのである。
アラサー女子が婚活を楽しむ「3つのポイント」
では、そんな厳しい婚活環境から抜け出す方法はないのか? 婚活がうまくいかず悩む女性には、以下の点を意識してみてほしい。
ポイント1:フィーリングを重視する
人間関係で大事なのは条件ではない。
仲のいい友人を思い浮かべてほしい。どうして仲良くなったのか、思い出してほしい。
その人といるとメリットが多いから? 自分の隣を歩いて美観を損なわないルックスだから?
そんな割り切った人間関係を構築してきた人なら、結婚もすぐ決まるはずだ。
婚活に苦しむのは、心のつながりを大事にするやさしい人だから。条件を見るのをやめ、フィーリングを重視しよう。普通に友だちを作るような感覚でいればいい。
ポイント2:期限を決めない
仕事や勉強であれば、期限を決めてやらない人間に未来などない。
真面目な人間ほど期限を決めて、必ず実行しようとする。ざっくりと目処を立てるくらいならいいが、人間関係のことなので、期限を気にしすぎてはいけないと思う。
ゆったりと構えていたらいい。
ポイント3:結婚を目的にしない
婚活をしているのに結婚を目的としないというのは本末転倒であるが、結婚を目的にするな。楽しくないことをするな。人生を楽しめばいい。
そのなかで、もし結婚したいと思う人に出会ったら、結婚すればいい。
あまり、結婚にゴール意識を持ちすぎないほうがいいだろう。
結婚しても幸せになれるわけではない。幸せな人生は自分で築くものであり、結婚の有無はあまり関係がない。
独りでも、子どもが産めなくても、親不孝でも、自身の幸せを作ることは不可能ではないのだ。
大切なのは「アラサーだからと焦らないこと」
もうおわかりだろう。
アラサーだから、年をとると市場価値が下がるから、と焦ってはいけない。
急いてはことを仕損ずる。
きれいごとのように聞こえるかもしれないが、人の魅力は年月とともに衰えることなどない。年齢だけで結婚相手を選ぶようなクソ男には選ばれないほうが幸せだ。
来るべきときが来れば、結婚できる。
そう信じて、充実した毎日を過ごすことが大切なのである。
(E子)
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※この記事は2019年03月06日に公開されたものです