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本気になる前に。既婚者が恋愛したくなる理由とそのリスク

ひろたかおり(恋愛コラムニスト)

既婚者が恋愛するリスクとは

(1)ばれたら離婚の可能性が高い

自分ではばれていないと思っていたのに、ある日突然夫から不倫の証拠とともに「離婚してくれ」と言われた。そのときになって反省し、何度謝ったとしても、夫が許してくれない限り離婚は免れません。自分がいながらほかの異性と関係を持った人間を、あなたなら許せるでしょうか。特に男性の場合は、プライドがあるので「不倫された自分」を受け入れることが難しく、一度ばれてしまえば離婚以外の選択肢はない状況も珍しくありません。

(2)慰謝料の請求など金銭的な負担

たとえば不倫では、相手が同じ既婚者の場合、その配偶者から慰謝料を請求されることがあります。相手の夫婦関係を壊したのが不倫が原因だとされると支払いを拒むことは難しく、たとえ裁判になっても「みずからも既婚者でありながら夫以外の男性と関係を持った」と立場は悪くなるばかりです。もちろん、自分の夫にもこちらに慰謝料を請求する権利はあり、二重の支払いでいつまでも苦しむことを忘れてはいけません。

(3)社内不倫なら退職に追い込まれることも

社内不倫の場合は、相手が独身であれ既婚であれ、「社内の風紀を乱した」とされれば何らかの処分を受けることになります。配置転換や遠い支所への異動で済んでも、その先で待っているのは「社内不倫で処分された人」というまわりの冷たい目です。そんな中で仕事を続けるのは相当に強いメンタルが必要ですが、多くの場合社内不倫がばれたら退職を選ぶ結果が目立ちます。浮気相手も仕事も失い、社会的な信用すらなくなってしまうのが、夫以外の男性と恋愛する大きな罰です。

(4)「夫以外の男性と恋愛関係にある人」というレッテルを貼られる

もし、夫以外の男性を好きになったことを、ほかの人に知られてしまったら。「あの人、旦那さんがいるのにほかの男とも関係を持ったんですって」と噂が飛び交えば、それがいつ夫の耳に入るかわかりません。言い逃れのできない現場を押さえられてしまえば、あっという間に話は広がります。会社だけでなく近所の人々からも好奇な目で見られ、お互いの家族にまで知られてしまったら、たとえプラトニックな関係であっても言い訳は難しくなるでしょう。

(5)親やきょうだいにまで迷惑をかける

慰謝料の支払いや退職など、自分の手では負えない場合、家族にまで迷惑がかかります。自分の身内が夫以外の男性と関係を持ったなど、家族にとっては大きなショックであり金銭的な負担もあればさらに傷は深くなります。白い目で見られるのは家族も同じであり、夫以外の男性と恋愛をするのは、多くの人を不幸にすることです。「こんなつもりはなかったのに」と後悔しても、やったことは取り返しがつきません。

 

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