涙が止まらないのはなぜ? 原因はストレスかも
ストレスで涙が止まらないときの対処法
涙にはストレスを解消する効果があるとはいえ、ところ構わず泣くことができないのが社会人。最後は涙が止まらないときの対処法について紹介します。
涙が止まらないときまずすること
一番簡単なのは、寝てしまうことです。人はストレス状態にあるとき、交感神経がとても緊張しています。ストレスで涙が止まらないのであれば、まずその緊張を和らげる必要があるのですが、起きている間は交感神経が優位に働いているのでなかなか緊張を解くことができません。しかし、寝ている間は副交感神経が優位になり、交感神経の緊張が自然と和らぎます。どんなにつらくても布団にもぐって、無理やりにでも寝てしまえば、起きたときにはいくらか気持ちが軽くなっているはずです。
とはいえ、どうしても眠れないケースもあるでしょう。外出先や仕事中に泣き出してしまったら、思い切って号泣するのがおすすめです。泣くときはしくしく静かに泣くよりも、わんわん大声で泣いたほうがストレス解消効果が高く、スッキリします。大人だとどうしてもグッと堪えたくなりますが、我慢せずに泣くのがコツです。人前が恥ずかしければ、トイレなどにこもって思い切り泣きましょう。そのほうが早く泣き止むことができます。
中長期的な対処法
涙を止める、つまりストレスをコントロールするためには、セロトニン神経をトレーニングするのがおすすめです。セロトニン神経は脳全体のバランスを整えることができる存在で、平常心を保つために欠かせないのです。
トレーニングで重要なのは、太陽の光を浴びること。セロトニンは朝に作られるので、起きたらカーテンを開けて、太陽の光をたっぷり感じてください。目安は約30分。長すぎるとかえって逆効果です。忙しければ、日の光がたっぷり入る部屋から外を眺めているだけでも大丈夫です。できればウォーキングなど、外に出て活動するとより効果的。日中に運動すると夜ぐっすりと眠ることができ、朝の目覚めもよくなるでしょう。