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面倒くさい「頑固な人」を説得したい! 仕事や恋愛で使えるテクニック

織田隼人(心理コーディネーター)

唐沢未夢(ライター)

面倒くさい! 頑固な人との付き合い方

融通が利かない、正しいと思ったことはテコでも動かないなど、いろいろ面倒な頑固な人。そんな頑固な人と、仕事や恋愛、結婚生活で、うまく付き合うにはどうすればいいのでしょうか?

変えるのはムリ? 仕事で頑固な人を説得する方法

基本的には頑固な人は変わらない

基本的には、頑固な人を変えるのは無理と考えたほうがいいでしょう。人の性格は、そう簡単には変わりません。また、年をとった人ほど性格は変わりづらくなるので、無理に相手を変えようとしない方がスムーズかもしれません。

細かい交渉をする

仕事で頑固な人と付き合う場合は、「細かいネゴシエーション(交渉)」をするのが効果的。「こうしたいと思っています」と細かく報告し、そのうえで相手を立ててあげるといいでしょう。人はそれほど賢くないので、相手の言うことを理解するのに時間がかかります。細かく伝えておくと、時間とともに理解が進むので、あとで文句を言われることが減るのです。

相手を説得しない

相手を説得するという考え方もやめましょう。説得するよりも、「納得してもらって乗り気になってもらおう」という考え方をするのがおすすめ。正しいことを伝えたとしても相手にとって正しいと感じてもらえなければ、頑固な人は否定するだけ。そこで説得ではなく、「納得」を重視するといいのです。

たとえばですが、ひとつ正しい案があった際にそれだけを伝えるのではなく、2つのダメな案も同時に伝え、「この3つの中で、どれを実施すればいいですか?」と聞いてみる。すると相手はまともなものを選ぶでしょうし、選んだことで納得しやすいのです。納得してもらえると、それが相手にとっての正しいことになるので、説得することなく物事はうまく進みます。

結婚は? 頑固な人との恋愛

恋愛編

頑固な恋人との付き合いでは、頑固な相手をうまく立てることが必要。どんな人でも頑固なところがありますが、そこを指摘するのではなく、相手に何かしてもらいたいときに「これをやってほしいな」とお願いするように相手に伝えていくといいでしょう。相手からすると「彼女のためならがんばるか」と、相手のためにがんばるという納得しやすい形になります。これを繰り返すと、頑固さはなおらないままでしょうけれど、じわじわと行動内容は変えてもらうことが可能になるはず。

結婚編

頑固な男性との結婚は、女性がどれだけ相手の男性を手のひらで転がせるかで、うまくいくかどうかが変わってきます。昔は今より男性がより頑固な時代でした。それでも結婚が成り立っていたのは家庭内で女性が強かったから。なぜ強かったのかというと、女性が男性をうまく手のひらの上で転がす技術をもっていたからです。この時代は女性同士の交流の中で「頑固な男性をうまく手のひらで転がす方法」の情報交換がなされていたようです。

これに習って女性は、頑固な人をなおそうとするのではなく、頑固な人にどうやって動いてもらうのかという視点を持つように心がけましょう。すると頑固な男性相手でも結婚はうまくいきます。逆に男性を手のひらで転がすのではなくて、上から目線で伝えて抑圧する形で男性を制御しようとすると、ケンカが絶えず2人の関係は崩壊しやすくなります。

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