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髪は自然乾燥でも大丈夫? 髪が傷みづらい自然乾燥の方法

齊藤あき(美容師・毛髪診断士・美養研究家)

朝日絵美瑠

時間をかけずに髪を乾かすには?

髪をいたわりながら乾かすには、それなりの手間と時間が必要です。しかし、「忙しくてヘアケアに時間をかける余裕がない!」という方もいるでしょう。そんな方のために、最低限おさえておいてほしいポイントをまとめました。

時間のないときに最低限おさえておくべきポイント

時間に余裕のないときには、以下の4つのポイントをおさえて、できるだけ髪がダメージを受けないよう気をつけましょう。

髪が濡れたままの状態で昼間に外出するのは避けて

髪が濡れたままの状態で昼間に外出するのは危険です。髪のキューティクルが開いているところに紫外線を受けると、髪の内部までダメージを受けてしまうからです。また頭皮も、洗髪後は皮脂分泌が少なくデリケートになっていますから、紫外線の影響を受けやすい状態と言えるでしょう。ですから、朝起きてシャンプーをして、そのまま自然乾燥で外出するのはできるだけ避けてください。

根元だけはドライヤーで手早く乾かす

時間がないときでも、根元だけはドライヤーで手早く乾かしましょう。根元は雑菌が繁殖しやすい場所なので、ニオイやベタつきを防いで清潔に保つためにも、いつでも根元だけは乾かすことを心がけてください。また、髪がうねるなどのクセも、根元を乾かしておけば予防できます。

ヘアトリートメントを塗る

時間がなくて髪全体を乾かせないときでも、洗い流さないヘアトリートメントを濡っておけばひとまず安心です。髪の水分が奪われるのを防ぎ、潤いを与えて保護してくれます。ぜひ、お風呂上がりの習慣にしてください。

冷房の風に髪が直接当たらないよう注意

髪が濡れた状態で冷房の風に当たると、髪内部の水分が蒸発して乾燥が進み、パサつきがひどくなります。枝毛や切れ毛の原因にもなりかねません。また、頭皮が急激に冷えることにより血流が悪くなるのも、髪や頭皮に悪影響です。ですから、時間がなくて自然乾燥に頼る場合は、冷房の風には当たらないよう注意してください。

次ページ:生活スタイルや髪の状態に合わせて効果的に自然乾燥を取り入れよう

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