無理なく体力をつける方法は? 体力アップする運動と食事
体力をつける食事のポイント
続いて、食事の面から体力をつける方法を紐解いていきましょう。
たんぱく質の量を増やす
食生活は、日ごろの食事を一度見直してみて、たんぱく質の量を増やすことを心がけましょう。たんぱく質が不足すると、筋力や体力が落ちて疲れやすくなるだけでなく、免疫機能が低下して、風邪をひきやすくなってしまいます。
たんぱく質は体内にとどめられる時間が決まっているのと、摂取しすぎた分は排出されてしまいますので、毎食意識して摂取するといいでしょう。
鉄、ビタミンB1、B2も!
また、体力をつけるには鉄、ビタミンB1、B2がおすすめです。
鉄分は海苔やカツオ、ほうれん草
鉄が不足すると酸素が行き渡らずに持久力が低下し、疲労感につながっていきます。海苔やひじき、カツオ、小松菜、ほうれん草などを意識して摂取しましょう。
ビタミンB1は玄米や豚肉
ビタミンB1は水溶性ビタミンのひとつで、ごはんやパン、麺などの糖質を含む食べ物をエネルギーにする際に必要です。
不足すると糖質がエネルギーとなれずにピルビン酸という疲労物質として体内に溜まるため、疲れやすくなります。ビタミンB1は玄米や米ぬか、豚肉、カシューナッツなどに多く含まれます。
ビタミンB2はレバーや納豆、たまご
ビタミンB2は水溶性のビタミンで、糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素がエネルギーに代わる際に必要です。
脂質の摂取量の分だけビタミンB2が必要となり、不足すると口内炎や口角炎、肌荒れなど、皮膚や粘膜に影響が出ます。レバーやうなぎ、納豆、たまご、チーズなどを意識して食べましょう。
アルコールの摂取は控えめに
限度を超えた飲酒は、筋肉の分解や合成を妨げたり、食欲を増進させたりしてしまいます。
トレーニングをすると筋繊維が壊れて、再合成することで強くなりますが、飲酒はそれを妨げてしまうのでトレーニングした日はお酒を控えたほうがいいでしょう。アルコールは睡眠の質も下げてしまうため、ほどほどに。