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すぐ怒る彼氏が怖い。怒る心理と対処法

織田隼人(心理コーディネーター)

マイナビウーマン編集部

これってモラハラ? すぐ怒る彼氏の特徴と心理

彼女目線から見た「彼氏が怒る理由」はさまざまでしたが、実はもっと根深いコンプレックスなどの心理的背景が隠されているのかも。

すぐ怒る彼氏の特徴と心理を、男女の心理にくわしい心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいましょう。

すぐ怒る彼氏の特徴

すぐ怒る彼氏はどんなタイプの男性なのでしょうか。まずは特徴をチェックして。

(1)心に余裕がない

心のキャパが狭い人は怒りやすいです。

たとえば仕事などが忙しい人は怒りやすくなりますし、本人の性質としてもともとキャパの少ない人も怒りやすい傾向が。

怒りというのは沸点を超えたときに急に吹き出すものなので、沸点にすぐ到達しやすい環境や性格は怒りやすさに関係しています。

何事も真剣に考えすぎたり、すぐに本気で取り組んだりする人は、キャパが少ないため怒りやすくなることも多いです。

(2)自分に自信がない

自分に自信がなく、そのことを知られたくないので、怒ることで自分に向けられた疑念などをごまかすことも多いです。

自分に向けられたマイナスの感情をごまかし、相手に非があるように持って行くのです。

こうなるのは、自信のなさの裏返し。自分が間違った行動をしていることがバレたくない、という思いが強い人は、自信がないがゆえに怒りでごまかしてしまいます。

(3)いろいろなことを気にしすぎる

いわゆる神経質な人や細かいことを気にしやすい人も怒りやすいです。

怒りというのは「気にしていることを悪い方向に持って行かれること」によって起こる感情です。

いろいろなことを気にしている人は、怒りも感じやすい環境にいるともいえます。逆に大雑把な人が怒りにくいのは「何も気にならない」ので怒ることにつながらないからです。

(4)彼女を尊敬していない

上司よりも部下に対して怒りやすいのは、上司に対する尊敬の気持ち、上の人を立てる気持ちがあるからです。

彼女に対して尊敬の気持ちを持っていると、彼女を大事にしよう、立てていこう、という気持ちがあるので怒りを出さないようになります。逆に、彼女を自分の下の立場に見ていると怒りやすくなるのです。

豹変するのはなぜ? すぐ怒る彼氏の心理

怒りというのは、水槽に貯まる水のようなものです。

水槽という自分の怒りのキャパシティから水という不満があふれると怒ってしまいます。最初はにこやかにしていた人が急に怒るのは、水槽から水があふれた状態に変わったから。

怒りにくい人は水槽が大きくて、しかも水があまりたまっていない人です。

もともと怒りにくい人が怒るのは、水槽に水がしっかりとたまっている状態で、さらに水がたまってあふれてしまった場合です。

怒りやすい人は水槽が狭い人です。水を注がれるとすぐにあふれてしまいます。

水槽の水があふれるかのように不満がキャパを超えると、急に怒りだしてしまうもの。豹変するのはキャパを超えてしまったためで、それまでは我慢しているのです。

また、すぐ怒る人はもともとのキャパが少なかったり、不満がたまりやすい性質を持っています。不満がたまりやすい人とは、自分に自信がないとか、細かいことを気にするとか、相手の言葉を素直に受け止められない状態の人です。

すぐ怒る彼氏はモラハラ彼氏?

怒りによって相手の女性を黙らせ、精神的に追い詰めようとしている場合はモラルハラスメントといえるでしょう。

しかし、ただ単に怒りの気持ちをあらわにしているだけで女性が傷つかない場合には、モラルハラスメントではありません。たとえば、女性も怒ってケンカになる場合は「怒りによって2人の関係を調整している」状態といえます。

モラハラ彼氏かどうかについては「自分自身が追い詰められているか」という基準で考えてみてください。

もし、彼の怒りによってどんどん自分が思考停止状態になったり、彼の言動に逆らえなくなったりしている場合はモラハラの可能性が高いので、関係性を見つめ直したほうがいいでしょう。

次ページ:すぐ怒る彼氏を怖いと思ったときの対処法

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