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トレンド デート・カップル

そこにいなくても感じるのが愛。高橋一生インタビュー「愛」編

落合由希

2018年1月20日公開の映画『嘘を愛する女』で、すべてが嘘だった男・小出桔平を演じた高橋一生。そんな彼に「嘘」と「愛」という2つのテーマでインタビューを敢行した特別企画。2回目である今回は、「愛」編のインタビューをお届けする。

映画の中で印象的だった「愛」のシーンについて。また、今の高橋一生が思う「愛」について。その本音を知ったら、今よりもっと彼のことが愛おしくなる。

「どうしたら喜ぶだろう」と考えること、それが愛情

恋人に嘘をつき続けている桔平という人物は、そのせいもあってか、なかなか本心が見えづらい。そんな桔平の愛情表現を、高橋一生はこう語る。

「愛情表現は由加利と桔平の生活の中に滲ませたいと思っていました。自分としては『出ていればいいな』と期待するくらいの感じ。食事の風景だったり、桔平が由加利を見送ったりするときに垣間見える程度でいいんです。桔平が持つ愛情は、映画を観てくれた人たちが感じてくれればと思っています」

では、彼自身が恋人に見せる愛情表現はどんなものなのだろうか。尋ねると、ちょっと照れたように「何してるんでしょう」と笑う。多くの女性を虜にする、あの彼特有のくしゃっとした笑顔だ。

「意図的にするものではないので……。相手のためを考え出したら、それはもう愛情表現なんだと思います。どんなふうにしてあげたら喜ぶだろうと考えることとか。僕は相手に合わせることを苦しいと思わないタイプです」

高橋一生と話していると、彼の中にある一本の芯とか信念を強く感じる。だからこそ、相手に合わせることが苦じゃないという本音は、少し意外だった。

「むしろ相手に合わせたいです。そのほうが新しい自分が生まれますし。それに、もしかしたら長く一緒にいないかもしれない。だからこそ、合わせることは苦痛じゃないのかもしれません」

つねに冷静沈着でスマート。もっともっと彼のことが知りたい。探求心をくすぐるミステリアスな一面で、いつだって私たちを翻弄するのが高橋一生だ。でも、そんな彼にも母性本能をくすぐるキュートな素顔がある。それは、恋人のどんな行動に愛情を感じるのか訊いたとき。しばらく考えてから、少し恥ずかしそうに「ごはんを作ってくれたら」という答えが。

「手作りのものはうれしいです。僕はどちらかというと、パパッと作るほうなんで、作ってもらうなら時間がかかるものがいいですね。ごはんじゃなくても、お菓子とか。僕は目分量で料理を作ってしまうけれど、お菓子は細かく分量を量らないとうまく作れないので」

激しくて派手なのが恋。いなくても感じるのが、愛

ここまで愛を感じる行動について話をしてきたが、結局のところ、高橋一生の考える恋と愛のちがいはなんなのだろうか。

「いろんな形があると思うんですが、恋はやっぱり『所有したい』という気持ちが強いと思います。愛になった瞬間に所有ではなくなると思う。『所有したい』という気持ちがなくなっていくと『愛に変わってきているな』と思うかもしれません。寂しい考えに捉えられてしまうかもしれないけれど、恋はやっぱり激しくて派手なので」

時間が経つと、相手への気持ちは変わっていくもの。激しい恋から穏やかな愛へ。たしかに、それは一見寂しくも思える変化なのかもしれない。

「所有したい気持ちが薄れてきてもなんとなく『いなくても相手を感じる』のが愛なのではないかと思います。恋は、相手が目の前にいないといけないような気がします」

では、高橋一生が恋愛に求めるものは、恋と愛のどちらなのか。

「それは相手にもよると思います。恋のほうが面白い人もいるし、愛になったときに『この人、こういうところが出てくるんだ』という人もいるので」

最後に、そんな彼が「今いちばん愛しているもの」について訊いてみた。

「作品でしょうか。参加させてもらっている作品に対しては愛していたいと思いますし、やっぱり愛しています」

「嘘」と「愛」、2つのテーマでお送りしてきた高橋一生インタビュー。その中で「愛に嘘は必要」「愛とは、いなくてもその存在が感じられるもの」と語ってくれた彼が今、もっとも愛しているという作品のひとつである『嘘を愛する女』には、本当の愛が描かれている。

抽象的な概念だからこそ「本当の愛ってなんなの?」と思う人もいるかもしれない。しかし、今作を見ればその意味がわかると思う。なぜなら、言葉で説明するのは難しいが、感じれば一目瞭然なもの、それが「愛」なのだから。

(取材・文:落合由希、撮影:洞澤佐智子、編集:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部)

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