お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

飲み会の上手な「断り方」&嫌われる「断り方」

小日向るり子

ファナティック

相手と気まずくならない! 上手な飲み会の断り方って?

断ったはいいけども、相手と気まずくなってしまったら悲しいですよね。そこで次に、罪悪感を抱かない上手な断り方について見ていきましょう。心理カウンセラー・小日向るり子先さんにお聞きしました。

笑顔

「医者に止められているので」

社会人にとって会社の飲み会は人間関係を構築する大切な場所です。しかし、それを断りたいと感じるときは、「この飲み会に行ったら身体や心によくない」と心がSOSを発している証拠です。

自分の意思に反してまで行く必要はありません。一種の「予防医学」だと自分の中で割り切り、はっきり断りましょう。

ポイント……「本当か嘘か」気にしない

会社の飲み会では誘う方が上。「会社の飲み会なのだから参加して当然だよね」といった暗黙の上下関係が存在しています。この上下関係に口を出せる存在は、社会的信頼がある第三者だけ。この場合は「医師」です。「医師にとめられているので」と断った後に、心の中で「正確には医師に止められる身体になりそうなので」とつぶやいておけばOKです。

「今、家族が大変なので」

リアルな「家族」でなくて構いません。誰でも自分にとって大切な存在っていますよね。ペットや育てている観葉植物も「家族」とみなす人もいますし、趣味の仲間を「家族のような存在」として思う人だっています。つまり、家族=飲み会よりも大切な存在、と考えればよいのです。

ポイント……自分にとって“大切なもの”を明確に

自分の人生にとって何が大切か、ということを意識して生活していたら罪悪感なくこの言葉が出てきます。「会社の飲み会だけど行きたくない」と思う気持ちの底には、飲み会の時間よりも大切にしたいものの存在があるから。それは自分自身か、大切な人やものと過ごす時間のどちらかです。そう考えると「家族が大変なので」という理由は嘘ではありません。堂々と断りましょう。

最後に「また誘ってください」と言う

ここまで上手な断り方を2つ紹介しましたが、最後に「また誘ってください」という一言(一文)を付け加えるとベストです。

ポイント……ポジティブフレーズで終らせて印象UP

「終わりよければすべてよし」ということわざがあるように、最後の言葉をポジティブなイメージで終わらせると、言った方も言われた方も感情を害しません。

この「最後をポジティブイメージで終わらせる」ということは、飲み会に限らず人とのコミュニケーションすべてにおいて応用がききます。たとえばケンカをしても、最後がお互い笑顔になれば、言いあった時間もよい時間に変わります。一種の脳の錯覚ですが、これは「断る」ことについての罪悪感払拭にも利用できます。

次ページ:もう二度と誘われない! 相手に嫌われる断り方

SHARE