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恋愛感情が分からない! 「好き」という感情を知る方法4つ

織田隼人(心理コーディネーター)

ファナティック

そもそも「好き」って何?

織田さんの見解によれば、「好き」にはさまざまな種類があるということ。

では、「好き」って結局どんな感情なの?

ここでは、「好きとは何か」について、女性の本音と織田さんの意見から考えていきましょう。

「好き」ってどんな感情?

恋をしたことのある343人の女性が考える「好き」とは?

人を好きになる、とはどんな状態なのか、彼女たちの意見を聞いてみました。

(1)いつも相手のことを考えている

・「いつもどんなときもその人を考えてしまう」(34歳/医療・福祉/専門職)

・「その人のことばかり考えてしまったり相手がどう思っているか考えたり、頭から離れなくなる」(23歳/小売店/販売職・サービス系)

(2)考えただけでドキドキする

・「その人を見るとドキドキする、うれしくなる」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

・「その人のことを考えるとドキドキする」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)

(3)一緒にいたいと思う

・「一緒にいたいと思う。会いたいなあとか」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「一緒にいたい、相手のことを知りたいと思う」(25歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

(4)毎日が楽しく感じる

・「毎日すごく楽しくて嫌なことがあってもとりあえずその人と話せれば多幸感で溢れる」(22歳/金融・証券/専門職)

・「毎日楽しくなる。その人のことを考えたら楽しくなる」(31歳/その他/販売職・サービス系)

その相手のことばかり考えてしまい、考えるだけで幸せ、と感じるのが恋愛における「好き」という感情のようですね。

恋をしたときの自分を思い出して、「たしかに!」と共感した女性も多いのでは?

自分でもコントロールできない感情のひとつと言えそうですね。

専門家が教える「好き」の定義

mayur-gala-487では、心理コーディネーターの織田さんが考える「好き」とはどんなものなのでしょうか。その定義を解説してもらいました。

好きにはいくつかのパターンがあります。

学者によってその分類はさまざまですが、私は以下のようにとらえると、わかりやすいと考えています。

その1:性的な好き

性欲を含めた好き、というものです。

人間は動物として雄雌に別れ、子孫を残すことで繁栄を続けてきました。そこに性欲がなければ子孫を残すことはできませんよね。

したがって、「子孫を残す」という点ではこれが必須の愛の形、好きの形のひとつです。

「性的な好き」には、外見的要素が強く反映されます。

以上のことから見た目が好き、というのもこの性的な好きに含まれることが多いと言えます。

その2:仲間的な好き

協力し合う仲間としての「好き」という気持ちです。

仲間意識が生まれたときに生じる気持ちがこれです。

その3:親族的な好き

自分の子どもや親に対してなど、ずっと一緒にいる人間に対しての「好き」という気持ちです。

一緒にずっと過ごすだけで仲間意識が強くなり、お互いに支え合おうという気持ちがわきやすいのが人間です。

恋人同士でも、付き合って長くなると、この「親族的な好き」という気持ちが強くなっていきます。

その4:理想の相手に向ける好き

自分の理想を相手に反映させたときに現われる「好き」という気持ちです。

いわゆる「白馬の王子様」や「自分だけのナイト」のような存在にあこがれる気持ちの入った感情です。

思春期に強く出てくる恋愛感情がこの「理想を相手に向ける好き」という気持ちです。

ひと目惚れなども、自分の理想を相手に当てはめているために起きる現象です。

その5:ゲーム的な好き

恋愛を一種のゲームと捉え、自分が好かれると「勝った気持ち」や「何かを手に入れた快感」を感じるという「好き」です。

恋愛を完全にゲーム的にとらえている人はそれほど多くありませんが、ほかのパターンの「好き」な気持ちとミックスされて盛り上げる要素となりやすいです。

恋の駆け引きに頼りたくなる気持ちなどもこの「ゲーム的な好き」という気持ちから引き起こされやすいと言えます。

その6:寂しさや独占欲的な好き

自分がひとりでは生きていけない気持ちや人を頼りたい気持ち、そしてひとりの人を独占したいという気持ちの入った「好き」です。

嫉妬もこういった好きの気持ちから生まれます。

その7:お金や地位を反映させる好き

男性であればアイドルやアナウンサーと付き合っていると、それだけで人に自慢できます。女性もお金持ちや地位のある人と付き合うことで幸せを感じる人が一定数います。

こういった自分の立ち位置を上昇させてくれる、というのも「好き」を構築する要素のひとつです。

地位や名誉、経済力は女性にとって「幸せ」を感じさせてくれる要素のひとつですので、それが好きという気持ちに反映されるのです。

こうした複数の「好き」がミックスされて恋愛感情がわいてきます。このとき、人によってどの要素の「好き」が濃いか薄いかには、ちがいがあります。

次ページ:専門家直伝! 恋愛感情を知る方法3つ

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