告白の保留は脈あり？　「考えさせて」の本当の意味

勇気を持って意中の相手に告白をしたあなたは、素晴らしい偉業を成し遂げたと思います！　ところがその告白を受けいれるわけでも拒むわけでもなく、「考えさせて」と保留にされてしまうことってあるんですよね。「考えさせて」と言う男性の真意はどういったものなのでしょうか。遠回しに拒否してる？　断らないということは脈あり？　恋愛アドバイザーのやっちが、告白を保留する男性の気持ちについて解説していきます。

告白の返事を保留にする男性心理とは？

告白に対して保留にしてしまう男性は、どんなことを考えているのでしょうか。22歳～39歳男性へのアンケートを見てみましょう。

考えさせて。男性が告白の返事を保留にする理由

迷いがあるから

・「うれしいけど迷いがあるからです。本当にこの人でいいかなど」（26歳／その他／販売職・サービス系）

・「一緒にいて幸せになれるのか、幸せにできるのか不安なとき」（33歳／医薬品・化粧品／技術職）

女性は感情を言葉に素早く変換する力に長けていると言われますが、男性は相手の言うことを自分の中でしっかり整理し、その上で言葉を返す傾向にあります。言葉にならない感情をなんて言ったらいいのかわからず、素直に表現することが苦手です。また、物事をよいのか悪いのかといった2択で考える傾向にあるので、付き合ったらよいのか悪いのか瞬時に判断できないことに関しては答えづらいようです。

ほかに気になる女性がいるから

・「ほかに気になる女性がいる場合に……」（38歳／小売店／販売職・サービス系）

・「ほかに好きな人がいてどちらと付き合っていいか迷うとき」（37歳／機械・精密機器／技術職）

ほかに好きな人がいる場合、そのように伝えてくれればいいものを、どちらか選べずに保留にしてしまうことがあります。これは、どちらが好きかではなく、もっとも自分に利点のあるほうを選ぼうとしているケースが多いです。合理的かどうかを重んじる男性だからこそと考えられます。

時間をかけて考えたいから

・「心の準備や本当にこの女性とお付き合いしてもいいのか時間をかけて考える」（35歳／食品・飲料／販売職・サービス系）

・「うまくやっていけるか、いまひとつ自信がないとき。何となく性格が合わなそうな気がするとき。ちょっと時間をかけて考えたい」（32歳／食品・飲料／専門職）

何か引っかかる点がある場合に、時間をかけて考えたくなります。男性は、答えがないことはわかっているものの、少しでも自分を納得させるための材料集めに時間をかける傾向にあります。友人への相談、ノートに書いて整理、ネットや本で情報収集などをすることもあるでしょう。自分に自信がない人ほど、時間をかけることが多いようです。

断り方を考えている

・「好意があまりないが傷つけたくもない」（34歳／機械・精密機器／技術職）

・「保留ではなく、ちょっとした間ができる場合だが、なんと言ったらなるべく傷つかないような返事になるかなと考えるから」（37歳／情報・IT／技術職）

残念ながら、付き合う気が少しもなくても保留にするケースはあります。男性は、基本的に女性を傷つけたくありませんし、むしろ優しくしたい生き物です。断るにしても言葉は慎重に選びたいのです。すぐ断っても保留にしても、傷つけることは変わりませんが、傷つけないよう努力をしたか？　ということが大切なのです。

「考えさせて」の本当の意味

アンケートから分析した通り、男性は告白を受け入れるにせよ断るにせよひとまず「考えさせて」と保留にして、自分の気持ちや伝える言葉を整理しようとしたがります。つまり、「付き合うかどうかを考えさせて」というよりは、言葉の通り「適切な返事を考える時間を少しください」ということなのです。女性と比べ男性は、感情や経験をすぐに組み立てて言葉で表現することが苦手と言われています。そのため「考えさせて」と言うわけです。「考えさせて」と言われたから脈なし、というわけでもなければ脈ありというわけではないのです。