SNSに疲れた……。SNS疲れの実態・原因と対策を調査
SNS疲れを感じやすい人の特徴って?
そうは言っても、「SNS疲れを感じていない人」が約半数いることがわかった今回のアンケート。この両者の違いは一体どこにあるのでしょうか? ここでは、SNS疲れを感じやすい人の共通点を探っていきましょう。
SNS疲れを感じる人の矛盾とは?
SNSに疲れたなら、やめてしまえばストレスは軽減するはず。しかし、気がつくとSNSをチェックしてしまっている……なんて女性も多いのではないでしょうか? そんな矛盾した気持ちを調査するため、女性たちにこんな質問をしてみました。
Q.SNS疲れを感じても、ついSNSをいじってしまうことはありますか?
はい(81.4%)
いいえ(18.6%)
(※1)有効回答数197件(「SNS疲れを感じる」と回答した女性)
SNS疲れを感じている人のうち、約8割の女性がそれでもSNSをいじってしまうようです。SNSを利用することに疲れていても、チェックがやめられない……。そんな状況のせいで、余計にストレスや疲れを感じてしまうのかもしれませんね。
専門家に聞く! SNS疲れを感じやすい人の特徴
では、具体的にSNS疲れを感じやすい人の特徴とは? 心理コーディネーターの織田隼人さんに、SNS疲れを感じやすい人にはどんな共通点があるのか、教えてもらいました。
SNSでは身近な人の情報が公開されているほか、自分の情報も公開でき、それを周囲がコメントや「いいね!」をすることで「認めてくれる」という機能があります。したがって、「ほかの人の行動が気になる」と感じる人や「ほかの人に自分がどう見られているか」という点を重視している人がSNS疲れを感じやすい傾向にあります。
直接会ってのコミュニケーションでは可視化されなかった「どれだけの人数から発言が認められるか」「誰に認められているのか」というのがSNS上ではわかります。そして、発言を認められたことを気持ちよく感じた人は、次なる快感を求めてさらに自分の情報を発信するのです。そうして「認められるための情報」を発信したいという意識になると、「背伸びをしている自分に疲れる」という悪循環が生まれます。一方、ほかの人の情報が気になる人は、毎日他人の「幸せ」を見ていて、それを褒めていくうちに「自分はそんなに幸せじゃないのかも」といった気疲れを起こしやすいと言えるでしょう。
また、自分を幸せに見せようとしている人も、SNS疲れを起こしやすいです。いわゆる承認欲求の強い人、です。たとえば、SNSにUPする写真を撮るためにおしゃれスポットに行ったり、おいしい食べ物を探しまわったり、といったことを繰り返すタイプの人など。このような背伸びも、疲れが生じる原因となります。
さらに、SNSの情報中毒になっている人も疲れやすいです。知り合いの情報をひとつも漏らさずにチェックしなければ、と思い始めるとそれが疲れにつながります。人としっかり繋がっていたいと思い、つい情報を網羅したくなってしまう、というタイプの人は要注意。人の情報をつぶさにチェックしはじめると、他人の幸せと自分の幸せを比較してしまいますし、情報を取り逃すと問題があるかのように感じてSNSを常にチェックしてしまうのです。