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【専門家監修】倦怠期を上手く乗り越える方法

織田隼人(心理コーディネーター)

ファナティック

(4)倦怠期の乗り越え方

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倦怠期を早く脱出したいと思ったら、どのような行動をすればいいのでしょうか。倦怠期の乗り越え方について、男女のみなさんと織田隼人先生に聞いてみました。

Q.倦怠期はどうやって乗り越えればいいと思いますか?

①会話の時間を増やす

・「積極的にお互いが会話をすることが大切」(男性/36歳/印刷・紙パルプ/技術職)
・「お互いに話す時間を増やして、共通の趣味を見つけ楽しむ時間を増やしたり、とにかくすれ違わないように時間を調整して嫌でも我慢すること」(男性/40歳以上/建設・土木/技術職)
・「お互いの考えをしっかり話し合う時間を設けることが大切だと思う」(女性/24歳/その他/販売職・サービス系)
・「気まずくてもお互いに話し合う場を設けて、お互いに言いたいことを言いあう」(女性/27歳/その他/その他)

倦怠期になると、話をすればついケンカになってしまうという人もいるかもしれません。しかし、それもすべて自分の気持ちを理解してくれていないという苛立ちや、相手が理解できないといった気持ちから来るものです。そんな気持ちを溜め込むことがないよう、普段からしっかりと会話をする時間を持つことが、倦怠期を乗り越える方法だという考えです。

②デートや旅行に力を入れる

・「付き合い始めのころのように、丸一日のデートをする」(男性/32歳/情報・IT/事務系専門職)
・「旅行に行くことで解決する。非現実の世界に行く」(男性/36歳/その他/営業職)・「思い出の場所をデートして昔を思い出す。一番熱かった時期は必ずあるので、そのときの話をしたり旅行に行ったりする」(女性/39歳/その他/その他)
・「きちんと話し合ったり、お互いきちんと手の込んだ初期のようなデートをすること」(女性/37歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

倦怠期になったと感じたら、いつもとはちょっと違ったデートや旅行を楽しむのがいいという声がありました。ポイントは、しっかりと計画を立ててデートや旅行をするという点。「適当」「いつも通り」ではなく、付き合い初めの頃のような新鮮味を感じられるように工夫することが大切ですね。

③距離を置く

・「あえて距離を置く。会えない時間も必要」(男性/31歳/ソフトウェア/技術職)
・「少し距離を置いて、相手がいることの大切さや、いないときの寂しさを感じることでより仲を深める」
・「少し距離を置くといいと言いますね。距離を測りかねるかもしれませんが」(女性/38歳/その他/事務系専門職)
・「少し距離を置いてみるとか、やっぱり必要だと再認識させる」(女性/38歳/その他/その他)

倦怠期が来たら、相手に対する自分の気持ちを今一度確認するために、あえて少し距離を置くとよいという意見もありました。適度な距離感は大切だと思いますが、じっくりと冷静にお互いの関係を見つめ直すには、こうした時間も必要なのかもしれません。

<織田先生の回答>

倦怠期が発生する理由は、これまで挙げたように「恋愛初期に相手を理想化してしまったこと」が原因です。問題とは、理想と現実のギャップがあって初めて認識するもの。大事なことは「理想を引き下げること」です。理想が下がってしまえば「ああ、こんなもんだ」と思って、そもそも相手が思い通りに動かないことに対して怒りなど沸かなくなりますし、幻滅もしなくなります。お互いに理想が引き下げると、いい意味で安定したカップルになれます。(新しく恋人を作るのはもう面倒。今の相手が一番わかり合えている、と感じるようになります)

倦怠期に入ったと感じたときには次の口癖をつくりましょう。
「しかたないなぁ」
「まあ、そんなもんだよね」
現実を認めて理想をなくしてしまえば、問題は認識されなくなりますので、まずは言葉で自分自身に現実を認めさせましょう。これらを口癖にして繰り返し言うようにすると、本当に「現実」として相手を見るようになり、自然と受け入れやすい気持ちになれますよ。

次ページ:(5)倦怠期で別れるカップルの特徴

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