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女性なのに体毛が濃いのはなぜ? 女医に聞く「毛深い女性」の原因と対策

大地まさ代

体毛を薄くするための対策3つ

体毛が濃くならないようにするには、女性ホルモンのエストロゲンが減少することを防いだり、男性ホルモン自体が増えないようにすることが必要となります。具体的には、主に3つの対策が挙げられます。

(1)ストレスと上手に付き合う

カフェで談笑する女性2人

現代社会では、多かれ少なかれ誰でもストレスを抱えてしまうものだと思います。過度にストレスがかかったときは、ストレスを排除することも大事ですが、日ごろから自分に合ったストレスの解消法をうまく生活の中に取り入れることが大切になります。友だちとご飯を食べに行ったり、ヨガをするなどのように、“私はこれをすれば気分転換できる”という自分なりの解消法を見つけておきましょう。

(2)食事に気をつける

いただきますと手を合わせる女性

基本は、規則正しくバランスのいい食事をとるというのが前提です。それに加え、下記の栄養素を意識して取り入れるといいと思います。

大豆イソフラボン

女性ホルモンのエストロゲンと似たような作用をするといわれています。納豆や豆腐などに多く含まれています。

ビタミンB6

エストロゲンの代謝に働きかけるビタミン。マグロやカツオなどの魚類に豊富に含まれています。

ビタミンE

脳から卵巣に働きかけて女性ホルモンの分泌をコントロールしているビタミン。ナッツやアーモンドなどに含まれています。

たんぱく質

卵巣からエストロゲンが分泌されるときに必要なのが、たんぱく質。卵やチーズなどに含まれています。

上記の栄養素がいいからといって、そればかり取り入れて偏った食事になってはいけません。また、上記を補うという意味で、サプリメントで摂取するのはいいと思います。ただし、あくまでバランスのいい食事を心がけることが大事になります。

(3)良質な睡眠をとる

ベッドで眠る女性

睡眠中に成長ホルモンが多く分泌される必要があるため、ぐっすり深い睡眠をとることが良質な睡眠ということになります。また、脳が興奮した状態になると深い眠りに入りづらくなるため、寝る直前にスマホやTVを見たり、ゲームをするなどは避けたほうがよいでしょう。ゆっくりお風呂に入ってリラックスし、30分くらいしてから眠りにつくのが、いい状態で眠るポイントです。

体毛が濃くならないように日頃から気をつけよう

体毛が過度に濃くなって悩まないためには、「ストレスと上手に付き合う」「食事に気をつける」「良質な睡眠をとる」の3点がポイントとなります。できることから日常に取り入れて、女性らしい体をキープしたいものですね。

(取材協力:大地まさ代/リゼクリニック新宿院、文:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックを行いました(2018.05.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2017年02月03日に公開されたものです

大地まさ代

リゼクリニック新宿院・院長。1988年、近畿大学 医学部卒業。所属学会は、日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本医学脱毛学会、日本公衆衛生学会。それぞれの患者さまが自分らしく美しく輝けるようキメの細かい診療で評判が高い。

●リゼクリニック新宿院
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-10-19 西新宿ビル4F
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