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女性なのに体毛が濃いのはなぜ? 女医に聞く「毛深い女性」の原因と対策

大地まさ代

男性ホルモンが優位になってしまう理由・原因とは?

毛が濃くなってしまう原因である、男性ホルモンが優位の状態はなぜ起こるのでしょうか?

女性ホルモン・エストロゲンの減少が関係している

男性ホルモンが多くなる理由に女性ホルモンが関係しています。

女性ホルモンのエストロゲンが減少することで男性ホルモンの働きが強く出てしまったり、男性ホルモン自体が増えてしまうのです。

では、女性ホルモンのエストロゲンが減少する原因とは? 具体的には、主に3つの要因が挙げられます。

肌を気にする女性

(1)年齢

女性ホルモンの分泌が盛んなのが、20代半ばから40代前半といわれています。女性の男性ホルモンの量は一生を通じてそれほど急激な変化がないため、40代半ばから女性ホルモンの分泌が急激に減少することで、男性ホルモンの働きが強く出てしまうことがあります。

(2)ストレス

脳の自律神経を安定させる部位と、脳から卵巣にエストロゲンの分泌の指令を出す部位が近いところにあって、お互い影響しやすいんです。ストレスが過剰にかかると、自律神経のバランスが乱れ、影響を受けやすいエストロゲンの分泌も減ってしまうことがあります。

また、ストレスが増えると、副腎皮質でストレスに対抗するために分泌されるホルモンが増えるのですが、そのホルモンが男性ホルモンを増やしてしまう働きもしてしまいます。

(3)コレステロール

エストロゲンの主成分は、コレステロール(脂質の一種)です。脂肪を極端にとらない過度のダイエットをすると、コレステロールも減ってしまうので、エストロゲンの分泌が減ってしまうことがあります。

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