約8割が副業に興味あり! 自分で稼ぐ力を身につけたい20代が多数
ビズリーチが運営する20代向けレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」(https://www.careertrek.com/)は、正社員として働く20代のキャリアトレック会員に副業に関するアンケートを実施した(回答者:341名)。
8割が将来の「副業」に興味を示す結果に
政府は「働き方改革」として正社員の副業や兼業を後押しする方針を打ち出し、企業が就業規則を定める際の参考に使用できる厚生労働省「モデル就業規則」の副業・兼業禁止規定を年度内にもなくし「原則禁止」から「原則容認」に転換する指針を発表した。アンケート結果では、現在副業をしているとの回答は1割以下だったものの、今後副業をしてみたいとの回答は8割以上となり、「副業OK」の企業は転職先として魅力的だとする回答も8割以上となった。今後、企業の取り組みや働くことに対する個人の価値観の変化により、将来的に「副業を行うこと」に興味を示す20代がさらに増えることが予想される結果となった。
副業をしたい理由は「自分で稼ぐ力を身に付けたい」
1位 副収入を得たい 70.0%
2位 自分で稼ぐ力を身に付けたい 43.6%
3位 スキルアップしたい 42.8%
4位 今の会社に依存したくない 42.4%
5位 将来が不安 30.8%
6位 人脈を広げたい 24.0%
7位 社会貢献をしたい 8.8%
8位 その他 2.4%
副業をしたい理由としては、「副収入を得たい」という回答に次いで、「自分で稼ぐ力を身に付けたい」という回答が多く集まりまった。フリー回答からも、終身雇用や年功序列が当たり前でなくなるとの考えなどから、一つの会社だけでキャリアを築くことを「リスク」と捉えているという回答が見られた。正社員で働く20代にとって、副業は単に収入源を増やすための手段だけではなく、スキルを身に付け、将来のキャリアに対する選択肢を増やすための方法として前向きに捉えられていることが分かった。
副業に関するフリー回答(一部抜粋)
・終身雇用がなくなりつつある今、自分の可能性を探るためにも副業を許可してもらえる企業には惹かれます。(女性/25~29歳/メーカー)
・ひとつの会社だけでは、将来どうなるかわからないことを考えても、違った環境で違った経験や出会いがあることは、お金だけではない今後につながるプラスがあると思います。(女性/25~29歳/広告・マスコミ・エンタメ)
・仮に、今の会社をクビまたは今の会社が倒産になったとしても、食いっぱぐれないようなスキルを身に付けておきたい。また、そういう環境を作っておきたい。(男性/25~29歳/IT・インターネット)
・脱サラや起業とは異なり、会社に属しながら、自身がチャレンジしたい分野を見つけて取り組める副業は、リスクが低く年齢に関係なく知見を広げるとても良いチャンスだと思う。
(女性/25~29歳/金融・不動産・建設)
■アンケート実施概要
・アンケート対象:20代のキャリアトレック会員
・調査期間:2016年12月6日~12月12日
・回答件数:341件
・年齢:20~24歳28%、25~29歳72%
・性別:男性47%、女性 53%
・職種:IT・インターネット21%、メーカー12%、コンサルティング4%、商社・流通・小売・サービス23%、広告・マスコミ・エンタメ9%、金融・不動産・建設10%、医薬・医療・メディカル6%、インフラ・公共4%、その他11%
・転職回数:0回57%、1回25%、2回10%、3回5%、4回1%、5回以上2%
※キャリアトレック調べ
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2017年01月19日に公開されたものです