乳首の色を綺麗なピンク色に近づける方法! 黒ずみの原因とは?【皮膚科医が回答】
皮膚科医に聞く。乳首(バストトップ)の色に個人差がある理由
アンケートを見ていても、バストトップの色には個人差があるようです。吉田貴子先生に、「バストトップの色」に個人差がある理由について教えてもらいました。
バストトップが黒くなる原因とは
吉田先生「乳首の色は人によってちがいますが、それは肌タイプや外的刺激、ホルモンの影響などが関係しています」
先天的に持っているメラニン色素の違い
吉田先生「まず肌タイプですが、基本的に色白の人は乳首の色素も“ピンク色~薄褐色”、色黒の人は“濃い褐色~黒っぽい”傾向が見られます。先天的に持っているメラニン色素の量がちがうんですね。日本人は、茶色っぽい乳首の人が多いです」
下着などの摩擦
吉田先生「外的刺激の主な原因は、下着や衣類がすれて摩擦を受けてしまうことです。摩擦を受けると、刺激から肌を守ろうとして、メラニン色素が増えていきます。それで、乳首が黒くなってしまうんです。繰り返し皮膚炎を起こしている方も黒ずみやすいのですが、同じメカニズムといえますね」
妊娠・授乳
吉田先生「妊娠すると乳首が黒くなると感じている人が多いですが、それはすべての妊婦さんに起こる現象です。妊娠中に増加する、女性ホルモンの影響と考えられています。また、授乳も影響しています。授乳をするときに乳首が刺激を受けるので、その刺激から肌を守ろうとメラニン色素が増えてしまうんですね。ほかにも、“乳児がおっぱいを探しやすいように色が変化する”ともいわれています。授乳期間が終われば元の色に戻るのがほとんどですが、体質によっては戻らない人もいるようです」
▶次のページでは、乳首の色にピンクに近づけるセルフケアを紹介します。