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その優しさはオトコの勘違い!? 女は自分のバックを持たれたいのか、持たれたくないのか?

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

 

「結婚するにしても付き合うにしてもやっぱり優しい男性がイイな」と思ってしまうのが女心というものだが、男と女が思う“優しさ”にはギャップが伴うもの。いわゆる男女の“見解のズレ”である。

男性が「こうすりゃ女は喜ぶだろ」としてくれたことがあなたにとってはウザったかったり、あなたが「こうして欲しいな~」と思うことを彼はてんでわかってなかったり、それどころか自分が望んでいることとは真逆なことを男性はしてくれちゃったり……。

その中のひとつが「男に自分のバックを持ってほしい?持ってほしくない?」の“バッグ問題”なのではないだろうか。

バッグ持つ?持たない?驚きの男女の本音とは?

このたびマイナビウーマンが行った女性へのアンケート「重たい荷物でなく自分のバッグを男性に持って欲しいと思う?」では「持ってほしい!」と答えた女性はわずか14.6%、その他85.4%の女性は「自分のバッグは彼氏に持って欲しくない!」と返答したのだ!!

では、女性がバッグを持って欲しくない理由とは?

自分のことは自分で派

・「貴重品が入っているし、そこまでされると逆に引く。 見方によってはバッグももてない女だと思われているみたいで不快」(20代/事務系専門職)
・「そこまでは求めていない。 むしろ恥ずかしい。 ある程度女性も自立すべき」(30代/団体/公益法人/官公庁)

ファッション重視派

・「持って格好よく見えるためのバッグを買って持っているので」(20代・医療・福祉)
・「持ってもらうと、自分が荷物を取り出したいときにいちいち面倒。 バックも含めて自分のファッションなので」(20代・学校・教育関連)

彼氏がみっともなく見える派

・「男性にバッグを持たせるのは高飛車な感じがする。人に自分の持ち物を持たせるのは相手を見下している感じがする」(30代/生保/損保)
・「男性が女物のバックを持っていることが気持ち悪い。ソッチ系の人に見えそう!」(20代/通信)
・「周囲に、尻に敷いてるひどい女と思われそうだから」(20代/農林/水産)

防犯重視派

・「サイフをジーンズの後ろポケットに無造作に入れるなど、男性は貴重品に対する危機意識が足りないと思うので、そのような相手に貴重品を預けたくない」(30代/小売店)
・「ひったくりにあった時に彼氏をうらみ、自分の甘さにおちこみそう」(20代/食品/飲料)

それでは逆に“女のバックを持ってくれる男達の本音”はどうなのだろうか?

ソレが当然だから派

・「何事も負担できる人が負担するのが基本だから」(20代/金属/鉄鋼/化学)
・「重そうであれば、持つのはマナー」(30 代/ホテル/旅行/アミューズメント)

仕方ないから持ちます派

・「持たないと彼女が不機嫌になるので……」(20代/運輸/倉庫)
・「トートバッグぐらいなら持ちませんが、基本的に持つようにしています。別に意味はないですが、持たないことに不満をもたれても嫌だから」(30代/金融/証券)

実は持ちたくない男性も

・「今は“持って”っていわれるから持っているけど、本当は持ちたくない。彼女いわく、かばんをもってもらうことで『私は彼氏にとって特別な存在』って思いたいらしい」(30代自動車関連/)

実は「女のバッグはやっぱ持ってやんなきゃ!」と積極的に考えている男性よりも「仕方ないから持っている」男性は意外と多い。

バッグ持つ派の男性も、半数は消極的?

今回のリサーチでは、「彼を尻に敷いているみたいで恥ずかしい」「男性が女モノのバッグ持つなんて恥ずかしい」「自分の貴重品を預けるのは不安」と考える女性が圧倒的に多かったことが判明したが、「持つよ」と答えた男性も「持ちたいから持つ」のではなく、「そうしないと彼女の機嫌を損ねるから」「悪く思われたくない」という“消極的”な理由で彼女のバッグに手を伸ばしていることがわかった。

もちろん、肩に食い込むほどの荷物やカバンならば隣を歩く男性に助けてもらえれば女としては嬉しい。けれど大きな荷物でない場合、男女の“持ち物に関する考え方は一致しているようである。「自分の荷物は自分で管理するべきだ」と……。

ならば女がするべきは、デートで彼が“あなたによく思われたいから”なんて下心からおずおずと「そのバッグ持とうか?」と言ってきたとき、スマートな断り方をすることではないだろうか。

・「ありがとう、でも自分のものは自分で持つべきだって思ってるから……」
・「あなたの気持ちはすごく嬉しいけれど、このバックもひとつのファッションなの」
・「あなたみたいにカッコいい男性に、女物のバッグ持たせるなんて出来ないわ」

……人の申し出に対しての“断り方”には女の品格や知性がにじみ出るもの。男性の「こうすりゃ女は喜ぶだろ」という好意に対してどうやってやんわりと“NO”と言えるかが女のウデの見せどころとも言える。どうか男性のココロがグラッとするような断り方をぜひ!

(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)

※マイナビウーマンにて2015年5月に回答者限定(ログイン式)アンケート。
「女性にお聞きします。重たい荷物でなく自分のバックを男性に持って欲しいと思う?」有効回答数670件、「男性にお聞きします。女性のバック持つ?持たない?」有効回答数252件。

※この記事は2016年08月08日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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