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コラム デート・カップル

【妖怪女ウォッチ】File14:港区女子

ぱぷりこ

「自分は普通の常識人」それは認知の歪みです! 私も妖怪、あなたも妖怪、みんな妖怪。分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。

分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。今回は、東京都港区に住んでそうなハイスペック男性が大好物な「港区女子」が登場です。

■「港区女子」の基本スペック

●分類群

キラキラ目 キラキラ科

●危険度

★★★★☆

●特技

港区ハイスペとの豪遊、SNSでのキラキラアピール

●生息地

東京都港区(六本木・麻布十番・西麻布・青山)

●生息地における遭遇率

5%

●特性

・飲み会相手は主に港区を中心とした、金持ちの経営者・業界人・有名人
・ハイスペリーマンとの飲み会もあるが、業界人・経営者といった人種の方が好き
・芸能関係に繋がりがある or 自分自身もその業界にいる(読モ・モデル・グラビアなど)
・容姿レベルは高く、総じて華やかで、美人かわいいは当たり前
・上記のような女子同士でグループを組んでおり、グループ内情報交換が盛ん
・「何をやっているかわからないが、謎にゴージャス」な生活を送っている
・海外旅行・ゴルフ・プール・外資系ホテルのスパ・夜景・ミシュランの様子をアメブロに頻繁にアップ
・ブログでは「私のおすすめの美容品」を紹介する。なぜならステマだから
・生活の後ろにはパトロンの存在が見え隠れする
・20代前半で基本的に卒業するが、抜け出さないと悲惨
・浮気調査や素行調査に探偵を付けられる
・婚約指輪はHarry Winstonが、当たり前。結婚も当たり前にできるもの
・自分は男性を選べる立場だと思っており、自尊心がチョモランマ
・愛人稼業で抜け時を逃し、まっとうな職歴がないという事態に陥ることがある
・年齢があがると「かわいい子連れて行くよ☆」という言葉で港区関係を繋ぐ女衒化する

■詳しい生態

港区女子とは、東京港区周辺で経営者・業界人・有名人と活動し、浮世離れしたゴージャス生活を送る女子です。港区女子は金と美が等価交換される現代の魔窟に生息しているので、自分たちの容姿と若さが「高給レストラン・ブランド品のプレゼント・家賃・海外旅行」と等価交換できると本気で思っています。

多くの場合、彼女たちは女子大生で読モ・サロモ・ミスコン出場者などの、スクールカーストの頂点にいます。しかし、その中身は相手の年収・スペック・顔・社会的ステータスなどで相手男性のランク付けをする、脳内算盤はじきの名手です。港区男女は数値化が好きで、ドラゴンボールのスカウターのように脳内で相手の戦闘力を図り、上下関係を築き上げます。港区の戦闘力とは「男は年収、女は外見」です。

彼女たちは、六本木・麻布十番・西麻布といった港区バミューダトライアングルで毎晩シャンパンを空けて、回遊魚のように生活しています。有名人との繋がりを「そんなの当然」まで標準化できるかがポイントです。読モとして雑誌に載ったり、展示会に参加したり、その様子をSNSにアップしたり、業界人との繋がりを示唆したりと華やかですが、その内面はYAZAWA的マインドを持ち合わせています。

彼女たちの恋愛はいかに「自慢できるか」「社会的ステータスを上げられるか」で測られます。自分の美貌と若さを金と欲望に換金して輝くので、恋愛では「どれだけメリットがあるか」を重視します。「彼氏は有名人、愛人は大企業役員、サブにベンチャー経営者」とバブル時代を彷彿とさせる恋愛模様を繰り広げ、浮気が探偵を付けられるというスケールの大きな修羅場でバレますが、彼女たちは反省しません。

なぜなら、彼女たちにとって「自分」は最高の商品のため、その人気商品を求める人が多いことは当たり前だからです。そのため、男性を好きなように使える権利があると思っています。また、港区男性たちが若い女性に貢ぎ・遊び・浮気することは当然知っており、そんな彼らを嫌悪してもいるため罪悪感は感じません。

この特殊な魔窟生活を「若気の至り」で抜けられるかどうかが彼女たちの大きな分かれ目です。彼女たちの武器が「若さ・美しさ」という時と共に失われる資産だからです。底なしの承認欲求を満たせる相手はそうおらず、さらに港区男性も嫌だというアンビバレントな状況に陥り、結婚を意識した瞬間に迷走する港区女子は多いです。

港区女子の結婚は、港区界隈と距離を置けるかどうかで決まると言っても過言ではありません。異常な港区常識をデトックスし、過大な自己評価から抜け出せるかどうか、他者を利用して自分のステータスを上げるといった外部依存型の上昇志向を捨てられるかどうかが、結婚ひいては人生を左右します。

彼女たちは「等価交換・ギブアンドテイク・損得勘定」を基礎とした恋愛関係しか築いてこなかったため、「1人の人との長期的なパートナーシップ」という概念が欠如しており、「どんな相手がいいのか?」も考えていないため見つけられません。

「港区」を卒業できず、年齢を重ねた女性はさらに迷走します。年齢を重ねれば「若さ」というインセンティブはなくなりますが、今までと同じような生活を送りたいと思う彼女たちが陥るパターンは2つ。

1:女衒化…「新しい若い女子」を港区男子に斡旋することで彼らにメリットを与え、対価を得る

2:愛人化…「結婚」「本命」を諦め、今までの生活を維持するために「愛人」ポジションに座る

両方を駆使しながら港区寿命を延ばそうとする女性も多いですが、無敵の能力だと思っていた「若さと美貌」に振り回され、選ぶ立場から媚びる立場に転がり落ちた末路は悲惨です。少しばかり港区寿命が増えたところで、10年20年と維持はできません。自分の足で立っていなかった人間の筋肉が衰えていくように、ある日急に自立しようとしても無理だからです。

■見つけ方

彼女たちは特別「港区女子」であることを隠しません。なぜなら自分が華やかな生活をしていることに対して充足感を持っているため、人に語ったり認めてもらうことが快感だからです。

港区女子が1人でも周囲にいれば芋づる式に見つかります。有名大学の大規模サークルや広告研究会に所属することで、読モやミスコンへの繋がりは簡単につくれます。

また、合コンなどの飲み会を繰り返し「女子ネットワーク」を広げれば、港区的ネットワークを持つ女子と出会うことがきます。有名ブランド新作アイテムが定期的に増える・家賃を出している様子がないなどの特徴があれば港区女子である可能性は高いです。

女子同士で一緒にいることが好きな子も多く、仲良くなると飲み会や旅行などのイベントに誘ってくれるタイプも多いので、「知り合いのホームパーティ」「外資系ホテルのプール」「港区での飲み会」などのワードで発見することができます。

■妖怪化を防ぐ方法

一番手っ取り早いのは「港区魔窟に近づかないこと」以外にありませんが、港区キラキラで華やかな世界に憧れる女性は多いですし、その欲望が悪いわけではありません。

では何が問題か? それは港区女子が、主に3つの問題を抱えやすい環境に置かれるからです。

1.過剰な外見至上主義に振り回されること
2.他人の力を自分の力だと勘違いすること
3.他人の力を使って自己実現しようとすること

このように、価値観の汚染が起こりやすい環境があり、多くの人間は染まって足を踏み外す点が恐ろしいところです。

予防方法というよりは、脱出方法になりますが、「港区女子からの魔女化」を防ぐには、上記に上げた問題点3つの価値観をブロック or アンインストールすることになります。外部評価に振り回されず、自分の軸をきちんと持つことです。そして、自分自身がどうしても港区生活を捨てられないと思うならば、「自分自身で手に入れる」方法に舵を切ることです。他人をつかって自己実現しようとしているかぎり、港区魔窟マインドからは抜けられません。

もしも、港区女子が「消費し合う関係」ではなく「誰かと長期的パートナーシップ得たい」と思うのならば、脱港区女子するしかありません。なぜならば港区とは「女の美と男の金が等価交換」される世界であり、愛し愛されとか、お互い尊重しあうなどを求めていない魔窟だからです。

「他の人から羨ましがられる自分」という承認欲求からくる満足感だけで食っていくには人生は長すぎます。自分自身が何を望んでおり、どうすればそれを「自分で」手に入れられるのか? 徹底的に「自分」を主語にして哲学することが脱出及び予防方法になります。

(文:ぱぷりこ イラスト:ほそえあみ/OFFICE-SANGA)

★次回は8月11日(木)逢魔時※17時に更新予定です。お楽しみに!

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