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コラム カップル

【妖怪女ウォッチ】File06: 自己愛モテ女子

ぱぷりこ

「自分は普通の常識人」それは認知の歪みです! 私も妖怪、あなたも妖怪、みんな妖怪。分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。

分析妖怪ぱぷりこが、恋するアラサー女子の中に潜む「妖怪女」の特徴、思考回路、進化予想、お祓い方法を解説します。楽しくウォッチして、必要ならば供養しましょう。今回は最強(!?)妖怪の登場です。身近にいたら絶対イヤ! っとゾッとする人続出かもしれません。

■「自己愛モテ女子」の基本スペック

●分類群

モテ目 自己愛科

●危険度

★★★★★

●特技

認知の歪み、相談に見せかけた悪口、嫉妬を感じること、キラキラ粉飾

●生息地

全業種・職種の総合職に幅広く分布。

●生息地における遭遇率

5%

●特性

・「俺でもいけそう」と思わせる、ほどよくかわいい顔
・当然、モテ服
・初対面の印象はとてもいい。しかし、まわりにいる人間が定期的に変わっている
・彼氏は数珠つなぎ
・「自分は人に好かれる」という自負があり、堂々としているように見える
・「すぐに嫉妬されちゃうからあまり女友達がいないんだよね」と自慢げに言う
・自分を褒める取り巻きをはべらせている
・好きになる基準は「自分を褒めるかどうか」
・他人のことを話す時はスペック(年収・大学・顔)などをベースに話す
・表向きは他人に合わせる言動をとり、褒めまくり愛想がいい
・しかし裏ではだいたいの人間をボロクソにけなす
・自分がもっとも賢く美人で好かれるに値すると考えている
・自分を悪く言う人間はもれなく「自分に嫉妬しているから」と思い込んでいる
・息を吸うように「他人は利用するもので、自分に得にならない人間はいらない」と思っている
・まわりのレベルが低いと見下し不平不満を述べながらも、転職したり上のレベルを目指そうとはしない
・自分のマイナス面、失敗についてはすべてそれっぽい言い訳を用意してキラキラ粉飾する

■詳しい生態

モテ女子のうち、かなり危険で近寄ってはいけないのがこちら「自己愛モテ女子」。彼女たちは一見するとそこらへんにいる無害なモテ女子と区別がつかないため、気づかぬうちにお近づきになっている可能性があります。

彼女たちの原動力は「他人から好かれ、愛される自分を実現すること」。無尽蔵に「他人からの好意と礼賛」を要求しています。そのため、彼女たちの外見も内面もすべてが「他人に愛される」ためにゴリゴリにチューニングされています。

なるべく多くの人間、もっと言えば世界中から礼賛され愛されることが目的のため、ファッションはもちろんモテ服。さらに男性受けするために「合コンさしすせそ」を多用し、取りあえず表向きは他人を褒めまくります。初対面では優しくフレンドリーで気さくなので、多くの人間が「いい子だな」という好印象を抱きます。

ですがこれは表向きの姿。裏では、自分以外の人間は愚民だと思っています。自分はまわりより頭が良く、仕事ができ、かわいいので、皆から好かれ愛されていると、彼女たちは考えています。つまり、自分はあらゆる面において他人より優れていなければなりません。でなければ彼女たちが目指す「皆から愛され礼賛される」という目標が実現できないからです。よって彼女たちは息を吸うように自然に、他人を見下しています。愚民に生きる価値があるのは、自分より下にいて自分を褒めているからです。

しかし当然のことながら、彼女たちより能力が優れている人間、彼女たちより美人でモテる人間はいくらでもいます。これらの不都合な存在に対しては「顔は確かに美人かもしれないけど自分よりバカ」「確かに仕事はできるかもしれないけど、自分より好かれているわけじゃない」と欠点を見つけては自分より下に置こうとします。自分を好きになろうとしない人間、警戒する人間には「彼女は私に嫉妬してる」という理由で排除しにかかります。

そしてまわりに「あの子は自分より下だよね?」という確認を行います。具体的には、自分の取り巻き、彼氏、相手を直接知らない人間に、見下したい相手の悪口を言いまくります。この時の言い方が巧妙で、「自分が悪口を言う性格の悪い人」と思われないようにするため、「すごくいい先輩がいるんだけどね、なんか嫉妬されているみたいなの……」と、あくまで自分は被害者というスタンスで相談し、「それはひどい人だね!」と言わせようとします。

このように、毒には見えない毒をまわりに仕込んでいき、すべて「自分は好かれて愛されている存在だ」という理想を補強する道具にしようとします。長くそばにいればいるほど毒の影響を受け、まわりが嫉妬まみれのよどんだ人間ばかりに見えてきます。「おかしくないか? この子」と気づいた人は早々に離脱し、そうでない人間は洗脳されていきます。自己愛モテ女子の方から気に入らない愚民を排除することも多々あるため、まわりの人間は定着せず、定期的に入れ替わります。

女性の方が彼女たちの毒に敏感なために近寄らないようにするため、女友達が少ない状態になりますが、これも「モテるから同性に嫉妬されるんだよね~」で済ませられるので、自己愛モテ女子的にはオールオッケーです。本当にモテる性格のいい女子は男性からも女性からもモテるものですが、そこは見ないふり。これが自己愛モテ女子が発動する「認知の歪み」ワールドです。

彼氏は数珠つなぎで途切れることがありません。擬態能力を駆使しているため、常に新しく「なんて素敵な子なんだろう!」という男が現れます。「告白されてすごく好かれたんだけど、私の方が乗り気になれなくって」が王道パターン。彼女たちにとって「恋人がいない女は負け組」なので、好きだろうとなかろうと取りあえず彼氏は常にキープしておきます。前の彼よりスペックが高い、前の人が持っていない魅力を持っている男が現れたらすぐに乗り換えるので、会うたびに彼氏がちがう、なんてことは当たり前。「自分にふさわしいスペックが高い男がいるはず!」と常に男を探しています。

「30歳まで残る女は負け組」という強い信念を持つため、26~28歳ぐらいの時に、まわりでもっともスペックが高い男と結婚します。「スペックが高い男」を選ぶため、愛がない結婚をしがち。「離婚は世間体が悪い&経済的メリットをキープしたい」という理由から、結婚して数年で不倫に走る、までが王道パターンです。 

■見つけ方

初対面での印象は最高にいいので、一発で見つけることは至難の業です。見つけるには、小さな違和感を積み上げていくことが重要です。基本的なチェック項目としては、楽しそうなのに目が笑っていない、誰かのことを褒める時にスペックばかり話して内面を褒めない、褒めたらけなすがワンセットになっている、相談のふりをした悪口を持ち込まれる、などが挙げられます。

さらに、彼女たちはまわりを「ブス」「まわりのレベル低すぎ」など周囲への不満を述べますが、「まわりのレベルが低いからもっと上を目指そう」とはなりません。なぜなら上位集団にいって自分が下になるのが怖いから。そのため、自分のことを「読者モデルよりかわいい」と思いつつ、読者モデルなど自分より上がいる世界にはいきません。なので、まわりのレベルの低さに愚痴をはきながらも、そこから移動しようとしない人も、自己愛女子を見分けるヒントとなります。

さらにわかりやすいキーワードとしては「嫉妬」が挙げられます。一般的には、まわりから嫉妬されている、とはあまり思わないものですが、自己愛モテ女子は自分に都合が悪い存在はすべて「嫉妬されている」で片付けようとするため、ほかの人より「嫉妬」というキーワードが頻出します。

もし見つけたら、笑顔で褒めまくって撤退しましょう。褒めている限り彼女たちは牙をむきませんが、もしばか正直に彼女たちに何かを言おうものなら、途端に敵認定されてすさまじい悪口をまわりに吹き込まれます。

笑顔で目をそらさず礼賛しながら撤退、を徹底しましょう。

■妖怪化を防ぐ方法

自己愛モテ女子は強烈に自己認知が歪んでいるため、そもそも自覚することが難しいです。自己愛モテ女子の前段階「褒められたくてしょうがない症候群」の時点で、下記の特徴を自覚している必要があります。

・「他人から褒められたくてしょうがない」という強い欲求がある
・自分より優れている人間への嫉妬心が強い
・自分はスペックにおいて平均以上だと思っている
・自分より下の人間を見て安心する
・自分を褒めてくれない人間や批判する人間は大嫌いで話を聞きたくない

彼女たちが他人からの評価を求めるのは、「優れていなければ愛されない」「他人から認められないと、自分を認められない」という思い込みがあるためです。つまり、根本的には打たれ弱くて自信がありません。だから自分より下を見ずにいられないし、人から批判されると折れてしまうので拒絶するし、他人をスペックでしか見られないのです。

自分をスペックと能力でしか認められない人は、他人もスペックと能力でしか判断できません。そのため他人より上か下かを気にせざるをえなくなります。こうした思考の癖は根深いものなので、もし自覚して「治したい」と思うなら、心理カウンセラーなどのプロフェッショナルへまずは相談することをオススメします。

(文:ぱぷりこ イラスト:ほそえあみ/OFFICE-SANGA)

★次回は6月16日(木)逢魔時※17時に更新予定です。お楽しみに!

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