お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
専門家 カップル

【彼の不可解な行動7】なぜ、男性は恋人より男友だちを優先するのか?

ぐっどうぃる博士

男性と女性では脳に違いがあるために、考え方や行動が異なるとよく言われています。理解不能な彼氏の行動や、好きな男性の態度は、単なる脳の違いによるものなのか、それとも何か隠された事情があるのか? そんなわけで、オトコが本当に考えていることを知るため、おひとり様代表・朝井麻由美さんが恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士に疑問をぶつけます!

今回の相談者:あやこさん(29歳、事務職、彼氏持ち)

男友だちとの約束を優先にしてデートをドタキャンされる。男友ともだちの方が大事なの?(26歳・営業)

■非セックス至上主義の男性はそもそも恋人が要らない!?

朝井麻由美(以下朝井):男友だちとの約束を優先にしてデートをドタキャンされる。これって、多分彼女とデートの約束をしているのに、男友だちとも約束したってことですよね?

ぐっどうぃる博士(以下博士):そうですね。

朝井:しかも、彼の行動から、男友だちを彼女より優先してるってことになりますよね?

博士:まあ、緊急の用事だった可能性もあるけど、そうでないなら、おっしゃる通り、男友だち優先ですね。

朝井:こういう男性の心理を教えてください。

博士:なぜ、ドタキャンまでして、男友だちを優先したのか、その理由は4つ考えられます。一つ目は「非セックス至上主義」と僕が呼ぶ男性と関係しています。

朝井:以前、博士は「セックス至上主義」の男性について語っていましたね。それは、何もよりも、女性と体の関係を持つこと、モテること、周りの男性に羨ましいと言われそうな女性と付き合うことを重視している人。頭の中がそれでいっぱいの人でした。

博士:セックス至上主義がそうであるのに対して、非セックス至上主義は、それらのことにまったく興味のない男性です。彼らはそれ以外の何かを大切にしています。

朝井:この悩み相談主の相手の男女性は、男友だちを何より大切にしている非セックス至上主義かもしれないということですか?

博士:そうです。

朝井:非セックス至上主義の男性は、他にはどんなものを大切にしているタイプがいるのでしょうか?

博士:それぞれ、仕事、趣味、人生計画、居心地のいい空間、ライフスタイル、夢を何より大切にしている人たちがいます。この中のどれか一つを重視しているというイメージですね。

彼らは、自分が最も大切にしているもののためなら、他はどうでもいいと思っています。たとえば、人生計画を大切にしている人は、何歳で妻を持ち、何歳で会社の部長職になり、何歳で家を建てるか、というような人生計画を立てていて、その計画を全うすることが最も重要だと考えています。1週間のスケジュールも決まっていて、それを邪魔するものはなんでも排除します。彼らは、恋人や結婚相手でさえ、その計画の遂行に役立ちそうな人を選びます。

朝井:そういう人がいるんですね。

博士:エリートと呼ばれる人たちの一部に多くいます。

朝井:居心地のいい空間を大切にする男性とは?

博士:たとえば彼らは家にいてずっと動画を見ていたり、オンラインゲームをしていたり、漫画を読んだりしていて、その空間をもっとも重視します。そして、恋人には一緒にいながらも、となりで別のことをしていて、一切自分にストレスをかけない女性を好んだりします。

朝井:それって、そもそも恋人なんていらないんじゃないですか?

博士:ええ、いりません。非セックス至上主義の男性は、女性と出会う努力もしなければ、女性に気遣った見た目もしていません。彼らは、たとえ生まれつきのイケメンだったとしても、髪はボサボサだったり、デートにサンダルで現れたりします。

ただ、もともとファッションに興味のある非セックス至上主義の男性は、おしゃれをしていることもあります。ですが、その場合もモテるためのファッションではないので独特だったりします。

彼らはたいていの場合、女性からアプローチをして付き合うか、彼らが暇なときに、勢いで告白して付き合いが始まります。

朝井:で、悩み相談の方は「男友だちを大切にしている人」ということですか?

博士:ええ、そうかもしれません。もし彼がそういう男性なら、女性にモテるための努力をしていないので分かりやすいです。彼は、付き合い始めも、今も、一貫して男友だちを最優先しているはずです。

彼が非セックス至上主義で男友だちを大切にする男性の場合、その女性が、彼の男友だちを大切にすると、彼の心を惹きつけられるでしょう。彼の男友だちと一緒に遊ぶような仲になると最高ですね。

■強引にデートの約束をさせる女性もいる

朝井:なんだか極端ですね……。では、最初に4つ理由があるとおっしゃっていましたが、二つ目は?

博士:女性によっては、無理やり男性に約束させる人がいます。たとえば、「来週末は男友だちと遊ぶからデートできないと思う」と彼が言っても、「土曜日か日曜日、どちらかは空いてるでしょ?」と詰め寄り、「うーん、土曜日はともだち、日曜日は、仕事でやることがあって難しいからなー」というと、「じゃあ、夕ご飯だけでも一緒に食べようよ。せめて2時間くらいは一緒に過ごせるでしょ」と押してくる。「じゃあ、まあ、土曜日に2時間ね」と彼に承諾させ、それが約束になる。

朝井:ちょっと強引ですが、約束は約束ですよね。

博士:ええ。ただ、心理学ではよく言われていることだけど、人は遠くにある未来に対しては楽観的になりがちです。「まあ男友だちとの遊びを早めに切り上げて、どうにか時間を見つければ2時間くらいなんとかなるだろう」なんて思ったりする。でも実際に男友だちと遊んでみると、途中で帰るわけにはいかなくなる。こうして、約束を破ってしまう。

彼が何かで忙しい中、強引にデートの約束をさせると、約束を破りがちになる。こういうことかもしれません。

■できもしないことを約束してしまう「今イキ男」とは?

朝井:なるほど。そのパターンだと、そもそも彼がその約束に対して受け身だったため、積極的に覚えていられなかったようにも思えますね。3つ目はなんでしょう?

博士:彼が「今イキ男」の場合です。

朝井:「今イキ男」ってなんですか?

博士:「今だけに生きている男」の略です。後先を考えず目の前の女性を喜ばすことに注力している男性で、できもしないことを約束してしまう男性です。

彼らは約束をあっさりとする。そしてあっさりと破ります。その場は楽しいし、愛されてる感じがするけど、行動が伴っていない。

場合によっては、どんどん約束をして、自分が追い込まれたとき、急にすべてを白紙に戻す男性もいます。

朝井:どういうことですか?

博士:そういう男性は、まず女性に熱烈にアプローチをし、女性が付き合ってあげるという形で付き合いが始まります。彼女が同棲を求めるなら、あたかも男性自身が同棲を求めているように一緒にマンションを見に行き、彼女が結婚を求めるなら、自分こそが結婚したいんだというように振る舞って、自分の親に彼女を合わせたりもする。

普通なら、約束をした後のことまで考えて、気軽には約束できないのですが、彼らはそんなことを考えずにしてしまう。

朝井:そして、土壇場で破るのですか?

博士:そう。体調が悪いとか、仕事でそれどころじゃなくなったとか、お前を信じられなくなったと言って、白紙に戻します。

一番ひどいパターンだと、2012年、冨永愛と、料理研究家、園山真希絵に同時にプロポーズした塩谷瞬がその代表です。

朝井:ありましたね。確かに当時、なぜ同時にプロポーズを……? と思いました。でも、その生き方って結局損をしませんか?

博士:そうなんですよね。でも彼らは目先しか見ていない。そしてけっこうそれに騙される女性がいるので、それなりに得もする。

朝井:この相談者さんの、「約束をドタキャンする彼」もその可能性が?

博士:ええ。約束をしておいて破るという意味で、「今イキ男」がしそうです。恋愛相談で時々彼らに苦しめられている女性を見かけます。女性たちは、まさか、そんな今だけに生きる男がいると思わないので、自分が何か悪いことをしたのではないかなんて思ったりします。

■男性の「手に入りそうで入らない距離」にいろ!

朝井:4つ目はなんでしょう?

博士:かつては約束を守る男性だったのだけど、その女性が「手に入った距離」になったので優先順位が下がったという場合です。人は手に入った距離にいる相手に興味を失います。彼は、彼女が自分を愛していると確信し、興味を失ったかもしれません。

朝井:それ、ネットの恋愛記事でよく見かけます。

博士:そう。女性が尽くしすぎて男性が離れていくパターンです。

朝井:4つのパターンどれだとしても、女性が望むいい恋愛ではなさそうですね。なぜわざわざ不幸に足を突っ込むのでしょう? こんな彼氏とは別れればいいと思います。

博士:別れるまでしなくても、それなりの対応で、うまくいくことがあります。

朝井:あ、パターン4つ目の場合は、「手に入った距離」にいる女性はが、連絡をやめて、距離をおけばいい、とはよく言われますよね。

博士:そうです。人は手に入った距離にいる相手に興味を失います。一方で「手に入りそうで入らない距離」にいる女性に興味を持つ。だから、おっしゃる通り、自分から連絡をするのをやめ、彼を放っておくことで、彼が再び彼女に興味を持つようになります。そしてその結果、彼からデートの約束をしてきて、デートをするようになるということです。

朝井:パターン1の、男友だちをもっとも大切にする男性は、彼の男友だちと仲よくなると解消されるのでしたね。

博士:そうです。

朝井:じゃあ、パターン2の、彼女が彼に強引に約束をさせる場合は、強引な約束をやめればいいってことですか?

博士:そうですね。この場合も彼の仕事が忙しかったり、趣味が忙しかったりするなら、それが一段落つくまで放っておく。

長い間付き合っていれば、お互いに、ずっと高いテンションで付き合い続けられるわけでないことに気づくべきです。長く男性と付き合えない女性は、それがわかっていないかもしれない。彼が冷めているとき、彼の心が他のところに向いているなら、それに自分を合わせることも必要となります。

朝井:たしかに、そうですよね。男友だちを大切にする男性なら、そういう彼と付き合ったのだから、彼に合わせるというのも一つの方法ですよね。
じゃあ、パターン3の、今に生きている、今イキ男はどうすればいいですか?

博士:それは、別れた方がいいかもしれません。約束を守る気のない人、平気で嘘をつく人は、長期的な人間関係を築けない人です。自分のことしか考えておらず、何か問題があれば真っ先に逃げ出してしまう。こういう男性と付き合うと、翻弄され、傷つきます。

朝井:同感です。あ、あれ? でも、たしか、この連載のこれまでのお話では、そもそも男性ってすぐに逃げ出すのではなかったでしたっけ?

博士:今イキ男は、それが極端です。守る気のない約束をしたり、簡単にウソをつくのですから、もはや人間関係の基本的なルールが守れない。女性を人と考えていないということです。

朝井:ひどいですね。ただ、自分を苦しめると分かっていても別れられない女性もいますよね? これってどういうことでしょう?

博士:多分、付き合い始めか、それより前にすごく良いことがあったのでしょうね。熱烈にアプローチをされたとか、すごく好みの男性と楽しい時間を過ごせたとか。

朝井:とはいえ、今はそのいいことがないのですよね? だったらもうそれは別物ですよね。

博士:チャールズ・デュヒッグ著『習慣の力』にそのヒントが書かれています。まず習慣は、「きっかけ」と「ルーチン」と「報酬」の3つによってなりたっています。たとえば金曜日の午後7時という日時がきっかけとなり、いつも行くバーにルーチンで行き、おいしい食事という報酬を得るというような。それが繰り返されると、金曜日の午後7時にバーに行きたくなる。

あるいは、通勤途中にあるコンビニがきっかけとなり、アイスコーヒーを買うというルーチン行動が起こり、安くて美味しいアイスコーヒーを飲むという報酬を得るというような。

朝井:恋愛で言うと、どうなりますか?

博士:LINEで彼から連絡があるのがきっかけで、そのLINEを開くのがルーチンとなり、LINEで彼からくる甘い言葉が報酬とか。週末になるのがきっかけで、デートをするのがルーチンとなる行動で、彼との楽しい時間が報酬ということですね。そうして習慣となっていく。

朝井:なるほど。

博士:重要なことは、この報酬が、今の報酬だけでなく、かつての報酬でも成り立つということです。

たとえば、昔の彼が優しく、彼女と会いたがり、週末にはいつもラブラブのデートをしていたとすると、今はそうでなくてもその報酬が脳の中に記憶として残っているようなのです。だから、週末になれば、彼とのデートをしたくて仕方がなくなる。

朝井:なのに、週末にデートをしてもらえなかったり、デートをしても彼が冷めていたりするわけで、今はその報酬が得られないってことですよね。

博士:そう。そうなると、その習慣がなくなるのでなく、欲求不満におちいり、もう一度その報酬を得ようとするようなのです。

朝井:より一層、デートをしたがるってことですね? そのことを思い出し、何度も彼に連絡をしたり。彼に嫌われることがわかっても、無理やり約束をとりつけたり、報酬をくれない彼に詰め寄ったりするとかですか?

博士:まったくその通りです。

朝井:そのような、悪習を断つにはどうすれば?

博士:ええ、『習慣の力』によれば、2つあります。
一つは、彼を思い出す「きっかけ」をなくすこと。彼とのやり取りに使っていたLINEのアイコンをスマホの見えないところに隠すとか。自分の家にある彼の荷物を見えないところにおくとか。

朝井:そうやって物理的に断てるものならばいいですが、週末のデートとかだと、週末になることがきっかけになってしまうため、隠しようがありませんよね。

博士:そうですね。そういう場合は、もう一つの習慣を変える方法を試してみましょう。それは、報酬を変えることです。

今している行動を取っても彼から報酬を得られないことを理解し、他の行動で同じ報酬を得ようとする。たとえば、彼を放っておけば彼から連絡が来るようになれば、放っておくことが新しい習慣に変わります。

朝井:さっきの話に戻ると、「今イキ男とは別れたほうがいいけど、別れられない女性もいる」ということでした。この習慣を変える方法を応用して、今イキ男をやめるにはどうすればいいのでしょう?

博士:他の男性で上書きするというのが報酬を変えることになります。ただ、今イキ男は、目の前の女性を喜ばすために、適当に調子のいいことをいう男性ですから、他の誠実な男性で上書きしようとしても報酬をあまり感じられないかもしれません。

朝井:こまりましたね。

博士:そう、甘い言葉を言わない男性や、できない約束だと知っていて、約束をしない誠実な男性は、魅力に欠けます。場合によっては麻薬をやめるくらい大変かもしれない。

この麻薬のような男性をやめる解決策は、いろいろな依存症の本などを読んで探しているのだけど、未だに見つからないんですよね。

朝井:そうなんですね……! 大変だ。

博士:なんとか抜け出すか、その彼を切れさせて、どうしても戻れない状態になるしかないかもしれません。報酬がずっと得られないなら、やがてその習慣はなくなるので。

朝井:うーん。あとは、そもそも、今イキ男につからまないことですかね?

博士:あ、そう、それ! それが一番です。じゃあ、今回は、それで解決ってことでこのへんで。

朝井:えーー!! でもまあ、そろそろ時間ですよね。ありがとうございました。

【まとめ】

1)男性がデートをドタキャンして男ともだちを優先するのは4つの理由が考えられる。
2)一つめは、男ともだちを何より大切にする男性であるということ。
3)二つ目は、女性が男性に無理やり約束をさせているということ。
4)三つ目は、目の前の女性を喜ばすために平気で嘘をつき、できもしない約束をしてしまう「今イキ男」であること。
5)四つ目は、その女性に愛されていると確信して、その女性に興味を失った男性であること。
6)「今イキ男」以外の男性は、女性が自らの関わり方を変えることで、彼に約束を守らせることができる。
7)今イキ男とは付き合うことは勧めない。
8)悪い習慣を断つには、その習慣のきっかけとなっているものを無くす。
9)悪い習慣を断つには、その習慣で得られる報酬を無くす。
10)今イキ男を絶つのは、結構困難。

(構成:ぐっどうぃる博士、朝井麻由美)

>>バックナンバーはこちら

お役立ち情報[PR]