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専門家 カップル

【恋愛相談バー】彼氏が二股を……原因は私に「結婚願望がない」から

高山真

都内某所にひっそりとたたずむ「マコトねえさんの恋愛相談バー」。ここには毎夜、“恋に悩める子羊”が来店し、店主であるマコトねえさんから「愛のカクテル」なるアドバイスをいただく。さぁ今宵はどんな子羊が来店するのかしら……?

 恋愛相談バー

■今宵のご相談

ご相談者:きなこさん(31歳・会社員)

居住スタイル:1人暮らし
恋愛スタンス:能動的
結婚願望:結婚したくない

相手:

年齢:32歳(正社員/金融・証券/事務職)
居住スタイル:1人暮らし

■交際歴
2年弱

■ご相談
2年ほど付き合っている彼氏の件で。最近、二股をかけられていることに気づき、相手との結婚話も出てると聞かされました。私に結婚願望がないせいだと責められているのですが、このままアッサリ身を引くべきなのでしょうか?

■マコトねえさんからのアドバイス

●同性の大親友の悩みだとしたら、あなたはどうする?

例えば、あなたの「親友」ともいえる女友達が、こんな相談をあなたにしてきたとします。

「彼と結婚したくてずっとつきあってきたんだけど、彼からは『俺には結婚願望がない』ってずっと言われてるの。でも最近、『君と結婚したい』って言ってくれる人と出会って。その人も、いい人なんだけど…」

あなたが、心からその親友の幸せを祈ったとき、あなたはどう答えるかしら。「新しい人にいったほうがいいよ」なのか、「そんな理由で前の人と別れるとか、ダメでしょ」なのか。その答えが、今回の答えといってもいいと思います。

アタシはゲイで、いままで「結婚」というものは人生の選択肢になかったし、仮に同性婚が本格的に法で保証されるようになったとしても、「アタシは結婚には不向きなタイプ」と思っているので、たぶんこれからも結婚しないと思います。

今後つきあう人間が、「結婚しよう!」と、かなりドラマティックなプロポーズをしたとしても……うなずかないでしょうねえ。「そういうことで縛るようなことは、しないでほしかった」と思うだろうから。その人のことがどんなに好きでも、「『形』にこだわって、アタシの未来まで縛ることはできないでしょ」なんて思うのよ。ま、これはあくまでも現時点でのアタシの考え方で、未来になったらこの「考え」にこだわっているかどうかは、わからないんだけどね。

●ハードボイルドな人生をカッコよく歩く。「少数派」の心意気ね!

そういう考えを持つアタシだから、同時にこうも言えるのよ。

「相手のことも、アタシの考える『形』にこだわって、縛ることはしないように心がけましょう」って。

あなたがシングル主義者であることは、善でも悪でもないわよ。もっと正確に言うなら、あなたが、あなたの信じたライフスタイルをチョイスして、それを前向きに味わっていくこと……。それが、あなたにとっての「善」であり「正」である、ということね。あなたの人生なんだから、あなたが本当に幸せだと思う道を進めばいいの。他人が「それは間違ってる」とか、あれこれ言う権利なんて一切ない。むしろそういう「口をはさみたがる他人」のほうが、悪だもの。

だから同時に、他人にも同じチョイスをさせるべきじゃない? 彼が「結婚したい」「結婚できる人と交際したい」と思う人であるのなら、それが彼にとっての「善」であり「正」であるわけだし。どちらのチョイスが、より「善」か、より「正」か……。そんな比較は無意味というか、百害あって一利なしでしょ?

「身を引く」なんて、演歌っぽいこと考えなくてもいいのよ。進むべき道がちがったら、それぞれに別の道を歩けばいいんだから。

ただね、あなたには別のエールを送りたいと思います。世の中で「少数派」とされている人たちは、大なり小なり苦労の多い道を歩くのは事実です。「男と女が愛し合うことが自然でしょ」とか「好きな人と結婚したくなるのが自然でしょ」とか、いまだに本気でそう思う人たちが多いのも現実だから。だからこそ、少数派は、ハードボイルドな人生を歩むことになるの。悲しいけれど、それも現実。でも、そのハードボイルドな人生、どうせなら、「自分史上」で最高にカッコよく歩きましょう!

■愛のカクテル

縛られない人生を望むなら、相手だって縛れない……
それが「フェア」な態度というものよ

■おすすめメニュー

このご相談&回答が“刺さった”方々へ――。ちょっと年上のアタシから、同世代のお友達からは仕入れられない、懐かしくてすてきな歌や映画をご紹介。“キュンキュン”や“イケイケ”をチャージして、日々をもっと彩っちゃいましょう♡ って誰よ、「ちょっと年上? すごく年上の間違いでしょ」とか言ったのは? うふふ。

★ハリウッド映画
「セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー」(サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラルほか主演、マイケル・パトリック・キング監督)
超人気だった海外ドラマ、「SATC」の映画版の第一弾。「アブダビ編」じゃなく「メキシコ編」のほうね。アタシも大好きな、誇り高きシングル主義者・サマンサが、恋人のスミスに「あなたを愛しているわ。でも、私自身のことをもっと愛しているの」と言って関係を終わらせるシーンを、この映画のベストに挙げたいわね。まだ見ていない方がいたら、そのカッコよさ、ぜひ確かめて!

★J-POP
松田聖子「Silvery Moonlight」(アルバム「Canary」に収録)
「おすすめメニューに松田聖子が多いな」と思った方、正解よ! 1988年ごろまでの松田聖子は、まさに日本の宝と言っても過言ではないわ。ちなみにこの曲、「彼からのプロポーズより、自分の自由を選ぶ女の子」の歌。当時のトップアイドルが、アルバム収録曲とはいえ、こういう曲を歌っていたの。日本って、いい意味でとんでもない国だったのよ……。

★お店の人気メニュー★

恋愛がらみ。: 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ

『恋愛がらみ。 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館/1404円)

女性ファッション誌「Oggi」(小学館)で、10年にわたり読者のさまざまなお悩みを鮮やかに解決してきた高山さんの大人気連載が、「恋愛」に特化したものを書籍化。相談者だけでなく、本を読むすべての女子に“刺さる”名言・金言が満載の、超新感覚の幸福論です。目からウロコのものの見方や考え方、男子がなかなか教えてくれない「男ゴコロ」の詳細な解説、すぐにでも実践できそうなかけひきテク、そして、女子たちのハートに寄り添い、背中をやさしく押してくれる愛情……。人気コラムニストのジェーン・スーさんも「知的ゲイは悩める女の共有財産」と絶賛する1冊です。

(文/高山真 イラスト/あべさん)

次回の「マコトねえさんの恋愛相談バー」は、5/12(木)更新予定です。お楽しみに! ※毎週木曜更新

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