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「やりすぎネイル」「通信教育が続かない」働く女性が失敗した自分磨き

森川ほしの/OFFICE-SANGA

仕事やプライベートの充実のため、また自分自身の成長のために、「自分磨き」に勤しんでいる女性は多いのではないでしょうか。しかし、的外れなことをしては、期待している効果が得られないばかりか、時間やお金の無駄になってしまうことも。今回はそんな、「失敗した自分磨き」について、働く女性たちに聞いてみました。

まさかの逆効果!?

・「ランニングをしすぎて、筋肉で太った」(27歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)

・「痩せてキレイに……と思ったら、栄養不足で肌荒れしてしまった」(28歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

・「ホットヨガに通ってみたが、頑張りすぎて首を痛めてしまって、その後4カ月くらい仕事にも生活にも支障が出てしまった」(33歳/その他/クリエイティブ職)

・「ネイル。やりすぎネイルをして、職場で指摘されたことがあります」(31歳/情報・IT/営業職)

自分磨きと言えばダイエット! という女性は多いことでしょう。しかし、何ごともやりすぎは禁物。正しい方法で、少しずつ体重を落としていかないと、リバウンドの危険性も高くなります。

いろいろ試してみたものの……

・「英会話。自分に酔っているだけで、すぐに飽きてしまう」(32歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「朝活をしようと頑張ったけど、私には続かなかった」(23歳/その他)

・「失恋の落ち込みから、恋愛関係のコラムを読みまくるという自分磨きをしてみたが、結局得られるものがなかった……失敗したと思った」(26歳/医薬品・化粧品/技術職)

・「料理教室へ通ったこと。いまだに振る舞う機会がない……」(25歳/食品・飲料/専門職)

「何かはじめてみよう!」と思い立ち、それを実行に移しただけでも十分「自分磨き」になっていると思いますが……。やはり、続かなかったり、効果が実感できなかったりすると、当の本人としては「失敗した!」と感じてしまうようですね。

お金のムダ!

・「通信教育で資格を取ろうと申し込んだが、時間がなくてまったくできず、無駄遣いしてしまった」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「ペン字や英会話などの通信教育を申し込んだものの、まったく手つかず」(31歳/金融・証券/事務系専門職)

・「エステに行きすぎて大出費」(31歳/食品・飲料/事務系専門職)

・「スポーツクラブ。申し込んだけど、ほとんど行けないまま会費がかかっている」(29歳/医療・福祉/専門職)

「自分磨き」でお金をムダにしてしまい、後悔している女性もたくさんいました。たしかに、何をするにもお金がかかりますからね。コストがかからず、しかも「自分磨き」としての効果も実感できる。そんな方法はないものでしょうか?

専門家のコメント

そこで、「自分磨き講座」を数多くプロデュースしている、マナー講師の平松幹夫先生に話を聞いてみました。

「お金をかけずに『自分磨き』をしたいということなら、私は『家事』をすることをおすすめします。家事は最高の自分磨きですが、意外にも苦手な人が多いのが現状のようです。家事が上手にできるか否か、楽しみながらできるか苦痛を伴いながらするか、では雲泥の差があり、女性として、人間としての魅力に大きく関わるものです」(平松先生)

自分磨きのために料理教室に通ったという女性がいましたが、料理だけではなく、掃除や洗濯、整理整頓など、すべての家事が自分磨きにつながるとのこと。

「たとえば、おもてなしの基本は掃除。ホウキで掃いて、雑巾がけをすることで、真のもてなしの心が育まれます。季節の花を一輪、生けることにより、思いやりの心は強くなります。また、洗濯は身だしなみの基本。整理・整頓はモノに対する最高の思いやりですし、使いまわしは倹約の基礎で、エコにもつながり、経営の基盤にもなりえます」(平松先生)

まとめ

日々の家事をただこなすのではなく、一つ一つが「自分磨き」だと思い、心を込めて工夫しながら行う。このように意識を変えるだけで、女子力・人間力がアップするかも? 家事ならコストはかかりませんし、試してみて損はありませんね。

自分自身を成長させるための「自分磨き」。そのための努力自体、とても素晴らしいことだと思います。ただ、方法を間違えて後悔した女性も多いようなので、まずは何が本当の「自分磨き」なのか? これをじっくり考えるところから、はじめてみると良いかもしれません。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数408件(22~34歳の働く女性)
※画像はイメージです

※この記事は2016年04月29日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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