【LINE教室1】「合コンで出会った彼にまた会いたい!」ときに送るLINE
カタチは変われど、古(いにしえ)から“手紙”というものは男女が互いの気持ちを探り合ったり、伝えたりするための重要なツールでした。意中の男性にどんなメッセージをどんなタイミングで送ろうか日々あれこれ頭を悩ませている女性も多いのでは? というわけで、気鋭の“天才”恋愛コラムニスト・桐谷ヨウさんが悩めるアラサー読者にLINEテクをご教授! 男性の心理を知り尽くした桐谷さんによるワンポイントレッスンは要復習です!
マイナビウーマン読者のみなさま、初めまして。桐谷ヨウです。
この連載では「LINE術」がテーマになっています。
いつもはコラム形式で恋愛について語る機会が多いのですが、この連載では個別相談に近いかたちで、あなたの恋愛をちょっぴり身近に引き寄せるテクニックをお伝えしますね。
記念すべき第1回は「合コンで出会った相手を誘うLINE」を添削します!
パターン1:友人づたいで会った合コン相手に送ったLINE(29歳・ナツキさん)
全体的にヌルい&自虐成分が多すぎかな……。「控えめな態度」で彼との関係に入っていくことは全然悪くないと思うのね。でも、相手の心のくすぐり方はもっとあるはず。
連絡先を聞いたのを「どうしても連絡が取り(2人で会ってみ)たくて」、テンションが上がったのを「楽しすぎてめったにないはしゃぎ方をしちゃった」。ナツキさんの気い使いさんなキャラが伝わってきて好感が持てるメッセージなんだけど、「もっとお話できて楽しかったです!」 「また会いたいです! 」成分を押し出していってほしいな。
「リベンジさせてください」はよい感じだから、相手への好意がダイレクトに伝わるメッセージを心がけてみて! それを喜んでくれない人とは、会えたとしても楽しい恋愛はできないはずだからさ。
パターン2:仕事関係で開催した合コン相手(○○さん)に送ったLINE(34歳・トモコさん)
思い出しちゃいました誘いは、相手も悪い気がしないし、よいよね。
あえて言えば「◯◯さんの話になって」にメッセージ性が足りないかな。盛り上がったでも、また話がしたくなったでも、トモコさんの好意と感情が盛り込める部分じゃないですか?
そのあとで“お誘い”がストレートでステキなんだけれど、「今月バタバタ~」という自分都合はいらないかな。「ふたりでお会いしてみたいのですが、来月、空いてる日を教えてもらえませんか?」でOKだと俺は思う。
というのも相手から今月で合わせようとしてきたら、その“前のめり感”を確認できれば食いつきチェックとしてOKだし、向こうから言われて「私も会いたいのですが、今月はまだバタバタしてて」と初めて返せばいいこと。
関係が不確定なうちは「お前の都合は知らんがな」と思わせる要素を少しでも排除したほうが、リスクは少ない気がします。
パターン3:友人づたいで会った合コン相手に送ったLINE(30歳・サエさん)
多少長いですが、カンペキじゃないでしょうか(笑)。
合コンで映画の話題がかなり盛り上がって、彼も「本当に」映画が好きであれば、問題ないでしょうね。
俺はそうだったのですが、たいして映画好きじゃないけど、特定の映画だけは異様に熱く語れてしまい、女の子の前で映画好きの顔をする男もいるので、そういう人種だった場合は別ルートで攻めましょう……!(別の映画の話もしてるし大丈夫か……)
この先のことを考えてアドバイスすると、LINEのやり取りもデートの時も、映画の話題で終始しないようにしてほしい。
彼の好みとか、人間性とか、自分のことを知ってもらう機会をタッチポイントとして増やすこと。共通の趣味は強力な接着剤だけど、長期的な関係はそれだけがすべてじゃないから、今後のためにあらかじめ仕込んでいくこと。
自分の場合は映画デートをしないのですが、それはよい映画のときは無言になって余韻に浸ってしまい、微妙な映画のときには映画のせいで微妙な空気になってしまうから。同様に、きっかけとして映画が機能したことは最高だけど、彼との関係性を強化するにあたって「ふたりの人間性」に焦点があたる関係構築をしていってほしいな。
今週のワンポイントレッスン
合コン後のLINEで共通して言えるのは「私は、あなたを狙います」「だから(複数人ではなく)個別でお会いしましょう」という意思表示だ。
身もフタもないことを言えば脈があればどんなLINEを送っても成立するし、脈がなければ成立しない。相手がモテそうだったら「チャンスください」的な下手(したて)に出た態度を取ってしまうかもしれない。
でもね、遠慮してみたところでダメなもんはダメなんだから、逆に堂々と誘っちゃえばいい。「なんで俺をそこまで気に入ってくれたの?」と思わせるくらいでちょうどよいんだよ。
同じ熱量で相手から気持ちが返ってくるかはわかんない。でも、言ってみる分にはタダなんだから、前のめりに行けばよいと思うんだよね。自分だって、「こいつはない」と合コンで思った人以外なら、うれしいでしょ?
相手に媚びる必要はまったくない。だけど、自分が相手を気に入った思いをなるべく強くぶつけてみる。臆病になってしまうかもしれないけど、ふたりっきりの関係のスタートは、その勇気なしでは、始まらないんだよね。
次回のレッスンは4月6日(水)開講です。お楽しみに!
※この記事は2016年03月30日に公開されたものです